- ① 収入の状況
- ② クレジットカードやローンの履歴
- ③ 他社借入状況
- ④ 他社お申込状況
- ⑤ 家族構成や住居
銀行カードローンの審査に通るのは難しい? 審査で見られているポイントを解説
引っ越しや教育費など、急な出費が必要なときに役立つ手段が銀行カードローンです。ただし、利用には審査に通過する必要があり、必ずしも借入れできるわけではありません。
審査内容や基準は銀行によって異なり、おもに返済能力を確認されます。
本記事では、銀行カードローンの審査で見られているポイントや審査の流れを紹介します。銀行カードローンの審査に通るか不安がある方は、ぜひ参考にしてください。
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- 目次
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銀行カードローンの審査で見られているポイント
銀行カードローンの審査では、毎月のご返済が安定して行えるかが重要なポイントです。返済能力がないと判断されると、借入れは難しくなります。
以下では、銀行カードローンの審査基準について、つぎのとおり解説します。
審査条件について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
① 収入の状況
審査時において、収入状況は重要な要素となります。継続的かつ安定した収入があるかどうかは、返済の継続性を判断する上で大きなポイントです。
正社員と比較してフリーランスやフリーターの方々は、審査上で不利な立場に立つことがあります。一部の銀行では、専業主婦の方に対して申込みを制限する場合もあるので、申込条件に関しては詳細の確認が大切です。
② クレジットカードやローンの履歴
クレジットカードやローンの利用歴は、銀行カードローンの審査で必ず確認される項目です。過去に遅延や滞納した記録が残っていると、審査に通りづらくなります。
一般的に延滞の情報は、完済後5年間保存されるので、注意してください。信用情報に問題がある方は、一定期間を開けてからお申込みすると、審査の通過率を高められます。
③ 他社借入状況
銀行カードローンの審査では、他社で借入れしているローンやクレジット情報を確認します。年収に対して他社借入額が多いと、審査に通りづらくなります。
賃金業法では、消費者金融などの貸金業者に対して年収の3分の1を超える貸付けを原則禁止しています(総量規制)。銀行は総量規制の対象ではありませんが適切な融資判断のために自主規制を設けています。
銀行カードローンへ申込むときは、他社借入状況も踏まえて申請するようにしてください。
④ 他社お申込状況
他社の銀行や消費者金融カードローンのお申込状況は、必ず確認される審査項目です。同時に複数社のカードローンへお申込みしていると、ご融資を受けづらくなる可能性があります。
銀行から見たとき、「複数に申込まなければいけないほど、お金に困っている」と判断されるからです。他社お申込みの数に明確な基準はありませんが、一般的には申込数を適度に制限することが望ましいです。
⑤ 家族構成や住居
家族構成や住居の情報(居住形態や居住年数など)も、返済能力の判断に影響する項目のひとつです。これらの情報を確認することで、毎月のご返済が無理なく行えるかどうかが総合的に判断されます。
たとえば、収入に対して住居費が高い場合、ご返済にあてられる金額が少なくなるので、滞納のリスクが高まると判断されやすくなります。
銀行カードローン審査の流れ
実際の審査の流れについて、以下の項目を解説します。
- ① お申込み
- ② 必要書類の提出
- ③ 審査の実施
- ④ 在籍確認(職場への電話連絡)
- ⑤ 審査結果の通知
① お申込み
銀行カードローンへのお申込方法には、WEBやローン契約機、電話など、複数の方法があります。
WEBからのお申込みは手続きがかんたんで、24時間いつでも申請できるのでおすすめです。お申込フォームから、年収や希望金額、他社借入状況などの必要項目を入力してください。
ただし、銀行によっては口座開設が必要な場合もあるため、申込条件を詳しく確認しましょう。入力フォームを送信すると審査が開始されます。
② 必要書類の提出
銀行カードローンへのお申込時には、本人確認書類の提出が必要です。提出できる本人確認書類の例を紹介します。
- ・ 運転免許証
- ・ 各種健康保険証
- ・ 住民票の写し
- ・ パスポート
- ・ 住民基本台帳カード
- ・ マイナンバーカード
借入希望額が大きかったり、他社借入額が大きかったりすると、別途収入証明書の提出が必要です。
具体的には、借入希望額が50万円を超えるケースや他社借入額と希望額の合計が100万円を超える場合など、銀行によって条件は異なります。収入証明書の提出を求められたら、以下のような書類を準備しましょう。
- ・ 源泉徴収票
- ・ 給与の支払明細書(直近2ヵ月分)
- ・ 確定申告書
- ・ 納税通知書(年収もしくは所得金額の記載があるもの)
- ・ 所得証明書
③ 審査の実施
銀行は、申込内容をもとに審査を開始します。信用情報機関に問い合わせて信用情報を確認し、年収や借入希望額をもとに返済可能かどうかを判断します。
また、警視庁のデータベースと照合して、申込者が反社会勢力との関与がないか調査されます。
④ 在籍確認(職場への電話連絡)
銀行カードローンの審査では、原則在籍確認(職場への電話連絡)が実施されます。在籍確認は、申込者が申請した職場で働いているか確認するための審査のことです。
審査担当者が直接職場へ電話をかけて確認しますが、連絡をする職員は一般的に会社名を伏せて個人名で連絡するため、職場の人に知られる可能性は低いでしょう。
在籍確認時に、申込者の就労が確認されれば、審査は完了となります。
⑤ 審査結果の通知
審査で問題ないと判定された場合、借入れが可能となります。申込フォームに入力した電話番号か、メールアドレスに審査結果が通知されるので確認してください。
通知内容には、設定された利用限度額と金利が記載されています。ローン契約が結ばれたあとは、銀行ATMや提携ATMから現金の引き出しが可能です。
銀行カードローンの審査に通る際に見られるポイント
銀行カードローンの審査では、収入や他社借入状況などを調べたうえで、安定してご返済できるか判断します。なかには審査に通るか不安な方もいるのではないでしょうか。
以下では、銀行カードローンの審査に通るために押さえたい4つのポイントを解説します。
- ① 虚偽の情報を申告しない
- ② 借入希望額は少なく設定する
- ③ 他社借入はできる限り返済する
- ④ 過去にローンの延滞や滞納があれば信用情報機関に問い合わせる
それぞれ詳しくみていきます。
① 虚偽の情報を申告しない
入力フォームには虚偽の情報を記載しないようにしましょう。虚偽の情報が発覚すると審査に通過することができません。
審査のために、年収を誇張したり他社借入状況を少なく申告したりすることは一時的に有利に見えるかもしれません。しかし、信用情報機関に確認すると虚偽の情報だとすぐにわかるので、注意してください。
また、正しい情報を入力したと思っても、入力ミスが発生する可能性もあります。入力した内容は送信前にチェックして、誤りがないことを再確認してください。
② 借入希望額は少なく設定する
借入希望額が多くなるほど、審査条件は厳しくなるため、少なく設定するのがおすすめです。収入に対する借入額が少ないほどご返済の負担が軽くなり、審査に通る可能性が高くなるからです。
契約後、増額申請が通れば利用限度額は増やせます。銀行カードローンの借入れを優先するなら、借入希望額は少なく申請しましょう。
③ 他社借入れはできる限り返済する
他社借入金額が多いと審査に通りづらくなります。したがって、他社借入れを少なくしておけば、新規申込のときにご融資を受けやすくなります。
また、一部の銀行や消費者金融では、他社借入れを一元化する「おまとめローン」のサービスもあります。複数社から借入れがある状況なら、利用を検討してもいいかもしれません。
資金に余裕があれば他社借入れはできる限りご返済してから、新規で申込むようにしてください。
④ 過去にローンの延滞や滞納があれば信用情報機関に問い合わせる
過去にローンの延滞や滞納があるなら、信用情報機関に問い合わせてみてください。信用情報機関に記録が残っていると、新たにカードローンへお申込みしても審査に通る可能性は低くなります。
信用情報を確認するなら、各機関に問い合わせると個人の履歴を開示してくれます。信用情報をすべて確認するなら、以下3つの機関への問い合わせが必要です。
- ・ CIC:株式会社シー・アイ・シー
- ・ JICC:株式会社日本信用情報機構
- ・ KSC:全国銀行個人信用情報センター
延滞の情報は、完済後約5年間保管されます。もし、信用情報に問題がある場合は、滞納状況や収入を改善し、時間をおいて申込むことで、銀行カードローンの審査に通る可能性をあげられます。
銀行カードローンの審査には時間がかかるケースがある
銀行によっては、最短即日融資に対応していない場合があり、消費者金融カードローンと比べて審査に時間がかかるケースがあります。
もしも今日や明日にでもご融資を受けたいと考えるなら、消費者金融カードローンの利用も検討してみてはいかがでしょうか。条件があえば、平日・土日祝日にかかわらず、最短で即日にご融資が受けられます。
ただし、消費者金融は柔軟な営業時間を提供しており、比較的早い融資が可能ですが、借入れには金利や手数料がかかることに注意し、返済計画を立てて計画的な利用を心がけましょう。
即日融資を希望するならアイフルの利用がおすすめ
即日融資を希望される方は、最短18分でのご融資が可能なアイフルの利用がおすすめです(※1)。最短で審査・融資を受けたいときはWEBからのお申込みをご利用ください。フォームの入力も5分程度で完了できます。
ただし、銀行カードローンと比較して、上限金利が高めに設定される点が気になる方もいるのではないでしょうか。アイフルでは「最大30日間利息0円サービス (※2)(※3)」を実施しています。
ご契約日の翌日から30日間は利息が0円になるため、短期間でご返済できる方は、銀行カードローンよりも金利負担が少なくて済む可能性があります。返済期間やご融資までの時間を比べて、お急ぎの場合は、アイフルをご検討ください。
- (※1)お申込み時間帯や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
- (※2)アイフルをはじめて利用する方で、無担保キャッシングローン(キャッシングローン、SuLaLi、ファーストプレミアムカードローン)を利用する方が利用可能です。
- (※3)ご契約日の翌日から30日間が適用期間となります。お借入れの翌日からではありませんので、ご注意ください。
銀行カードローンの審査について確認してから申込みをしよう
銀行カードローンでは、申込者が安定してご返済できるかを重視して審査をします。収入や借入希望額、他社借入状況など複数の項目からご融資するかを判断しています。
過去にクレジットカードやローンの滞納や延滞がなく、毎月安定した収入を得ていれば、借入希望額を低めに設定すると比較的審査に通りやすくなるでしょう。
ただし、銀行カードローンは最短即日融資に対応していない場合もあるため、借入れを急ぐ方は注意が必要です。審査の状況によっては、ご契約までに1週間以上かかるケースがあります。
借入れをお急ぎの方は、アイフルのご利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者:
松崎 観月
プロフィール:
大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当し、資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後、CFP認定を取得。現在は金融に関する記事の執筆・監修を行う。
資格情報:
CFP®認定(日本FP協会)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士