- ① 追加の借入れができなくなる可能性がある
- ② 1回あたりの返済金額が増える
- ③ 返済が長期化すると利息負担が多くなる
- ④ 審査が厳しくなる可能性はある
- ⑤ おまとめローンを扱っていない金融機関もある
おまとめローンのデメリットは?メリットや上手に利用するポイントなども解説
おまとめローンは複数の借入れをひとつにまとめる金融商品です。借入金額にもよりますが、金利が下がることで返済金額が減る可能性があります。また、返済スケジュールが管理しやすくなるのもメリットのひとつです。
ただし、メリットだけでなく、デメリットもあるので事前に理解してからお申込みしましょう。
本記事ではおまとめローンのデメリットや活用する際のポイントなどを解説します。
- 金利は3.0%~17.5%
- カード・郵送物なしでWEB完結可能
- 銀行ローン・リボ払いにも対応
- 総量規制(年収の1/3規制)の例外商品
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- 目次
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おまとめローンのデメリット
おまとめローンのデメリットは以下の通りです。
①追加の借入れができなくなる可能性がある
おまとめローンは複数の借入れをひとつにまとめる商品で、一般的なカードローンとは仕組みが異なります。
一般的なカードローンは契約時に利用限度額が設定され、範囲内なら追加で借りることが可能です。たとえば、利用限度額が50万円で、30万円を借りている場合、20万円を追加で借りることができます。借入金額を返済すれば、利用可能額(現時点で借入れができる金額)が増えます。
しかし、おまとめローンは返済専用の金融商品なので、借入金額の一部を返済しても、利用可能額が増えるわけではありません。
追加の借入れを行いたい場合は、おまとめローンを組んでいる金融機関に相談してみることが望ましいです。
②1回あたりの返済金額が増える
おまとめローンを利用すると、月々の返済金額が減る可能性がありますが、1回の返済金額が増えます。
たとえば、次のように3社から合計200万円借入れしているとします。
貸入金額 | 金利 | 毎月の返済金額※ | |
---|---|---|---|
A社 | 70万円 | 17.0% | 約14,000円 |
B社 | 30万円 | 18.0% | 約6,300円 |
C社 | 100万円 | 15.0% | 約20,000円 |
合計すると、毎月の返済金額は約40,300円です。仮に、合計200万円を年率15.0%のおまとめローンに変えた場合、毎月の返済金額は約38,000円になります※。
1ヶ月に支払う返済金額の合計が約40,300円から約38,000円と減っているので、1ヶ月の返済金額は減っています。しかし、これまで3社それぞれに異なる返済日だった場合、それらをまとめるために1回の返済金額が増えるでしょう。
※本シミュレーションの結果は、本日をお借入日とした場合の参考値です。目安としてご利用ください。
③返済が長期化すると利息負担が多くなる
おまとめローンは金利が安くなるメリットがあります。しかし、返済期間が長くなると総返済金額が高くなる可能性があるので注意しましょう。
たとえば、借入金額200万円で年率15.0%のおまとめローンを利用した場合、返済回数によってトータルで支払う返済金額は次のように異なります※。
1回の返済金額 | トータルで支払う返済金額 | |
---|---|---|
12回払い | 181,000円 | 2,166,259円 |
24回払い | 97,000円 | 2,327,770円 |
36回払い | 70,000円 | 2,490,328円 |
48回払い | 56,000円 | 2,666,481円 |
60回払い | 48,000円 | 2,843,445円 |
おまとめローンで金利が下がると、返済金額を抑えられます。しかし、1回の返済金額を抑えるために返済回数を増やすと、利息の負担が大きくなるのでトータルで支払う返済金額も増えます。
そのため、おまとめローンをお申込む前に返済計画をシミュレーションしておくとよいです。
※本シミュレーションの結果は、本日をお借入日とした場合の参考値です。目安としてご利用ください。
④審査が厳しくなる可能性はある
おまとめローンは複数の金融機関から借入れしている方向けのローンです。借入金額が大きくなる傾向があるので、カードローンの審査よりも厳しくなる可能性があります。
金融機関によって対応は異なりますが、おまとめローンの申込み時に通常の書類とは別に、他の金融機関で借入れしている契約書や返済予定表などの提出を求められる場合があります。審査の結果によっては借入れできない可能性があると覚えておきましょう。
⑤おまとめローンを扱っていない金融機関もある
おまとめローンをすべての金融機関で扱っているとは限りません。
金融機関によっては、おまとめローンを扱っていない場合があります。
ただし、一般的なカードローンやフリーローンで複数の借入れをまとめられる場合もあるため、金融機関のホームページなどで確認しましょう。
おまとめローンのメリット
おまとめローンのデメリットを解説しましたが、おまとめローンにはメリットも存在します。
おまとめローンのメリットは以下の通りです。
- ① 金利を下げられる可能性がある
- ② 返済スケジュールを管理しやすくなる
上記のメリットを順番に解説します。
①金利を下げられる可能性がある
おまとめローンを利用すると、金利を下げられる可能性があります。
利息制限法により、借入れ金額によって異なる上限金利が設定されています。借入金額が10万円以上100万円未満なら年率18.0%以下、借入金額が100万円以上なら年率15.0%以下です。
たとえば、3社から50万円ずつ年率18.0%で借入れしている場合、150万円を年率18.0%で借入れしていることと同じです。しかし、おまとめローンで150万円の借入契約を結べば、利息制限法により金利は年率15.0%以下に引き下げられます。
複数の金融機関から借入れしている金額にもよりますが、おまとめローンを利用すれば金利が下がり、返済の負担を減らせる可能性があります。
②返済スケジュールを管理しやすくなる
おまとめローンを利用すれば、返済スケジュールを管理しやすくなるメリットもあります。
金融機関によって返済日や返済方法が異なる場合、返済の手間や確認作業が増えてしまい面倒です。おまとめローンは複数の返済日や返済方法をひとつにまとめることが可能なので、返済スケジュールを管理しやすくなります。
おまとめローンを上手に利用するポイント
おまとめローンを上手に利用するポイントは、返済計画を事前に立てておくことです。
デメリットでも紹介しましたが、おまとめローンを利用すると、1ヶ月あたりの返済金額は少なくなっても、1回の返済金額が高くなります。
また、1回の返済金額を少なくするために返済期間を延ばしてしまうと、トータルで支払う返済金額が増える可能性があります。
上記のようなデメリットを回避するためにも、事前におまとめローンを利用した場合をシミュレーションして、返済計画を立てておきましょう。
また、金融機関ごとにおまとめローンのお申込みの仕方や来店の有無なども異なるので、ご自身の希望に合った金融機関を選ぶとよいです。
アイフルのご返済シミュレーションはこちら※
※本シミュレーションの結果は、本日をお借入日とした場合の参考値です。目安としてご利用ください。
おまとめローンを利用したい方はアイフルの「おまとめMAX」
アイフルでは、「おまとめMAX」と「かりかえMAX」の2種類のおまとめローンを提供しています。基本的な内容は同じですが、次のような違いがあります。
- ・ おまとめMAX:アイフルを利用中または過去ご利用したことがある方向け
- ・ かりかえMAX:アイフルのご利用がはじめての方向け
「おまとめMAX」と「かりかえMAX」を利用すれば、アイフルでひとつにまとめることが可能です。借入金額などによっては金利を下げることができ、ご返済が1ヶ月に1度になるので返済時の手間を減らせます。返済は口座振替を選択すれば、手数料0円、通帳の取引明細にはアイフル社名が残らない点も選ばれているポイントです。
アイフルのおまとめMAXなら24時間365日WEBで申込可能です。審査結果を確認後、契約はWEB・無人契約ルーム・郵送の3つの方法から選択できます。WEB契約を選べば、郵送物もないため家族に内緒でのご利用も可能です。総量規制の例外で、貸金業者や銀行ローン、クレジットカードのリボなどもおまとめの対象になります。
1ヶ月の返済金額を減らしたい、あるいは返済スケジュールを1回にまとめたい方は、アイフルの「おまとめMAX」と「かりかえMAX」をご検討ください。
おまとめローンはデメリットもあるので事前の返済計画が大切
おまとめローンのメリット、デメリットは以下の通りです。
おまとめローン | |
---|---|
メリット |
金利を下げられる可能性がある 返済スケジュールを管理しやすくなる |
デメリット |
追加の借入れができなくなる可能性がある 1回あたりの返済金額が増える 返済が長期化すると利息負担が多くなる 審査が厳しくなる可能性はある おまとめローンを扱っていない金融機関もある |
おまとめローンを活用すれば、金利が下がり、返済スケジュールを管理しやすくなるなどのメリットを得られることは魅力的です。しかし、1回あたりの返済金額が増える、返済が長期化すると利息の負担が増すなどのデメリットはあります。
メリットに加えてデメリットも存在する金融商品なので、おまとめローンを利用したい方は事前にシミュレーションし、毎月の返済金額や返済期間を確認しましょう。
アイフルでは、WEBで24時間365日申込むことができるおまとめローンとして、「おまとめMAX」と「かりかえMAX」を提供しています。
毎月のご返済を負担に感じている方や利息を抑えたい方は、ぜひご検討ください。
この記事の監修者:
松崎 観月
プロフィール:
大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当し、資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後、CFP認定を取得。現在は金融に関する記事の執筆・監修を行う。
資格情報:
CFP®認定(日本FP協会)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士