- ① 金利が下がらない場合がある
- ② 審査に通過する必要がある
- ③ 追加融資を受けられなくなる
- ④ 家族名義の債務はまとめられない
おまとめローンで金利は抑えられる!仕組みや使い方、選び方を紹介
おまとめローンとは、複数のローンをひとまとめにするローンです。ローンの管理がシンプルになり、借入残高や毎月の返済金額を把握しやすくなります。
また、おまとめローンを利用することで、金利を抑えられる場合もあり、返済の負担を軽減できる可能性があります。毎月多めに返済して返済期間を短縮すれば、さらに利息を減らせることもあります。
本記事では、おまとめローンとはなにか、また、どのように活用できるのか解説します。借換えローンとの違いやおまとめローンの選び方、注意点についても紹介するので、2社以上のローンをご利用中の方は、ぜひご覧ください。
- 金利は3.0%~17.5%
- カード・郵送物なしでWEB完結可能
- 銀行ローン・リボ払いにも対応
- 総量規制(年収の1/3規制)の例外商品
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金利を低く抑えられるおまとめローンとは?
おまとめローンとは、2社以上の貸金業社から借入れをしている方が対象のローンです。
たとえば3社から借入れしている場合、1ヵ月に少なくとも3回は返済しなくてはいけません。ローン会社によって返済期日が異なるだけでなく、返済金額も異なるため、返済を管理するだけでも大変です。
また、返済をしても、またすぐに次の返済日が来るため、返済に追われているような気持ちになるでしょう。
しかし、おまとめローンを使って借入れを1社にまとめれば、返済日も月に1日のみです。1回返済すると1ヵ月は返済日が来ないため、余裕を持って対応できるようになります。
また、おまとめローンに借換えることで、金利や毎月の返済金額が変わり、返済の負担が軽くなる可能性もあります。おまとめローンはさまざまな金融機関で提供しています。
毎月の返済回数や利息を負担に感じているときは、おまとめローンもご検討してみてはいかがでしょうか。
おまとめローンと借換えローンの違い
おまとめローンとは別に、借換えローンを提供している金融機関もあります。
借換えローンとは、他社での借入れからより条件のよいローンに借換えることを目的としたローンです。低金利のもの、毎月の返済金額が少ないものなど、利用者が借りやすいもので借換えます。
おまとめローンは複数のローンを利用している方が利用しますが、借換えローンは、利用中のローンの件数にかかわらず申込めます。別のローンに借換えるという意味では、おまとめローンも借換えローンの一種といえるでしょう。
おまとめローンの金利の仕組み
おまとめローンは、カードローンと同じく、利息制限法の範囲内で借入額の大きさによって金利が変わります。
借入額 | 10万円未満 | 10万円以上100万円未満 | 100万円以上 |
---|---|---|---|
上限金利 | 年20.0% | 年18.0% | 年15.0% |
借入額が大きくなるほど低金利が適用されるため、おまとめローンに借換えることで、低金利が適用される可能性があります。
たとえば50万円、60万円を別々に借りると最大18.0%の金利が適用されますが、まとめて110万円にすると最大15.0%の金利が適用されます。
上限金利に近い金利で借入れしていた場合なら、おまとめローンを利用することで適用金利が下がる可能性があるでしょう。
おまとめローンの注意点
おまとめローンを利用すれば、ローンをひとつにまとめられるだけでなく、適用金利が下がることもあります。しかし、場合によっては使い勝手が悪くなるため、申込む前におまとめローンの性格を知っておくことが大切です。
とくに次の点は確認しておきましょう。
それぞれの点について解説します。
①金利が下がらない場合がある
たとえば50万円、60万円のローンを年18.0%程度で借りているなら、110万円のおまとめローンにまとめることで適用金利が下がることがあります。
しかし、すでにそれぞれのローンを年15.0%以下で借りている場合なら、110万円にまとめても元々の金利よりも低い金利が適用されるとは限りません。審査によっては上限金利の範囲内で高い金利が適用されることもあるため、注意が必要です。
ほかにも注意をしたいのが返済期間です。毎月の返済金額を減らすと返済の負担は減りますが、返済期間が長引いてしまったり、低い金利が適用されても利息が増えることもあります。
支払総額を増やさないためにも、おまとめローンを利用する前にシミュレーションをして確認しておきましょう。
②審査に通過する必要がある
おまとめローンの利用時も、審査を通過する必要があります。審査に通過しないときは、ローンをまとめられません。
なお、おまとめローンは総量規制の対象外のため、年収の3分の1を超えても借りられます。そのため、利用中のローンの借入残高の合計額が年収の3分の1を超えているときでも、おまとめローンでまとめることは可能です。ただし、申込むことはできますが、審査に通過するかどうかは、それぞれのローン会社の基準によります。
審査に必要な書類
おまとめローンの審査に必要な書類は、金融機関によって異なりますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。
- ・ 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
- ・ 収入証明書(源泉徴収票、住民税課税通知書など)
- ・ 他社借入の関係書類(契約金利や残高などがわかるもの)
- ・ 口座振替(返済)のための銀行口座
運転免許証などの本人確認書類は必須です。有効期限を確認してから提出しましょう。また、記載されている住所が現住所ではないときは、原則現住所記載の他の書類も求められます。
収入証明書は金融機関によって異なる場合があります。たとえばアイフルでは、源泉徴収票や給与明細書※などをご提出いただきます。
また、おまとめをしたい借入れの金利や借入残高、毎月の返済金額がわかる書類等も準備しておきましょう。
金融機関やおまとめの金額によっては、担保も必要になることがあります。スムーズにおまとめローンを利用するためにも、必要書類を事前に確認してください。
※給与明細書は直近2ヶ月分が必要になります。住民税の記載がある場合、直近1か月分のみで可となることもあります。また、賞与支給のある方は、1年以内(夏・冬・各々)の賞与明細書も、給与明細書と合わせて提出します。
③追加融資を受けられなくなる場合がある
おまとめローンはカードローンとは異なり、返済専用の商品であることが一般的です。一般的におまとめローンは自由に追加借入ができません。そのため、カードローンからおまとめローンへ借換えすると、追加借入ができなくなり、不便に感じることがあります。
追加融資が必要となった場合は、おまとめローンを契約した金融機関へ相談することをおすすめします。必要に応じ、カードローンの審査を受けて新たに借入れをすることが一般的ですが、おまとめローンで借りている金額が多いときなどには、審査通過は厳しくなるかもしれません。また、せっかくひとつにまとまったローン件数が、複数になってしまう点にも注意しましょう。
追加融資ができないことに抵抗があるという方は、まずは現在利用中のカードローンの利用限度額内で、ほかのローンを一元化できないかチェックしてみましょう。借入件数が少なくなれば、返済日の管理以外にも返済にかかるATM手数料等が節約できるなど相応のメリットが考えられます。
④家族名義の債務はまとめられない
おまとめローンでまとめられるのは、ご自身の名義の債務だけです。家計が同じであっても、家族やほかの方の名義のローンはまとめられません。
金利のご負担を抑えられるおまとめローンの選び方
おまとめローンを利用するなら、現在よりも低金利が適用され、利息の負担を抑えられるものが望ましいです。次のポイントに注目して、おまとめローンを選んでください。
- ① 金利の上限が低く設定されている商品を選ぶ
- ② 複雑化した借入れをまとめられる商品を選ぶ
- ③ 返済しやすい方法が設定できる商品を選ぶ
返済の負担を軽減するためにも、それぞれのポイントを確認しておきましょう。
①金利の上限が低く設定されている商品を選ぶ
おまとめローンの金利の上限を確認してみましょう。上限の金利が低ければ低いほど、適用金利も低くなり、利息を減らせる可能性が高まります。
ただし、「年〇%~〇%」と金利に幅があるときは、実際に適用される金利は審査によって決まります。審査に通過したとしても、予想よりも高金利となる可能性がある点に注意しておきましょう。
②複雑化した借入れをまとめられる商品を選ぶ
おまとめローンによって、まとめられるローンの件数や種類が定められています。まとめるローンの件数が多いときや、ローンの種類が複数(カードローン、フリーローンなど)あるときは、おまとめの対象が広いおまとめローンを選びましょう。
おまとめローンは、返済の負担を減らすためのものです。可能な限り、ローンをシンプル化できるものを選ぶと、返済管理が楽になります。
③返済しやすい方法が設定できる商品を選ぶ
返済方法にも注目しましょう。返済方法が複数あれば、状況にあわせて選択できて便利です。また、返済手数料がかからない方法があり、随時返済(繰上返済)も可能なら、さらに返済しやすくなります。
また、とりわけ注目したいのは繰上返済の手数料です。手数料が設定されている場合は、繰上返済によって減る利息よりも手数料が上回り、追加で返済するメリットが減ってしまうことがあります。
おまとめローンを利用する際のポイント
おまとめローンでローンを整理すれば、返済管理がシンプルになるだけでなく、低金利が適用されて、返済負担が軽減することもあります。
おまとめローンのメリットを活かすためにも、次のポイントを押さえておきましょう。
- ① 事前に返済計画をきちんと立てる
- ② 随時返済(繰上返済)で効率的に返済を進める
- ③ 返済中は新たに借入先を増やさない
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
①事前に返済計画をきちんと立てる
毎月の返済金額、返済期間などの計画を立ててから、おまとめローンにお申込みしましょう。
おまとめローンを利用することは、完済をめざすことでもあります。早期完済を実現するためにも、丁寧に計画を立てておくことが大切です。
②随時返済(繰上返済)で効率的に返済を進める
随時返済(繰上返済)をすることで、返済期間を短縮できることや、利息を減らせることがあります。
ただし、繰上返済に手数料がかかると、返済期間は短縮できてもトータルで支払う金額が増えることもあるため注意が必要です。おまとめローンを選ぶときは、手数料がかからずに繰上返済できるか確認しておきましょう。
③返済中は新たに借入先を増やさない
おまとめ後に新たに借りると、返済の負担が増えます。また、ローン件数が複数の状態に戻ってしまい、返済管理の負担も増えます。
おまとめローンを利用したときは、まずは完済に集中してください。どうしても借入れする必要が生じたときは、借入後に再度おまとめローンでまとめられないか金融機関に相談してみましょう。
アイフルではおまとめローンとして「おまとめMAX」を提供
アイフルでは、すでにアイフルをご契約中の方向けの「おまとめMAX」と、はじめてアイフルをご契約する方に向けた「かりかえMAX」の2種類のおまとめローンをご用意しています。
アイフルのおまとめローンは、貸金業者から年収の3分の1を超える借入がある方もご利用いただけるほか、消費者金融カードローンだけではなく、銀行カードローン、クレジットカードのキャッシングもおまとめの対象です。
「おまとめMAX」や「かりかえMAX」で、複数のお借入れを一元化できれば、ご返済の管理が楽になります。
また、アイフルのおまとめローンは、WEB申込できるほか、「おまとめMAX」と「かりかえMAX」のいずれも利用限度額は最大800万円です※。
複数のお借入れをまとめたい方は、アイフルのおまとめローンへのお申込みをご検討ください。
※アイフルの利用限度額が50万円超、または他社を含めた借入金額が100万円を超える場合は源泉徴収票など収入を証明する書類の提出が必要となります。
低金利のおまとめローンを利用して複数の返済をまとめよう
おまとめローンは、2社以上の借入れがある方向けのローンです。借入れがいくつかある方、利息の負担を感じている方は、おまとめローン・借換えローンを検討してみてはいかがでしょうか。
毎月の返済が1回になるだけでなく、低金利が適用されることもあります。また、おまとめローンは原則として追加借入ができないローンです。早期に完済をめざす方にも、使いやすいローンといえるでしょう。
アイフルのおまとめローンは、審査が早く、WEB申込可能です。複数のお借入れをまとめたい方は、アイフルのおまとめローンをご検討ください。
この記事の監修者:
飯田 道子
(いいだ みちこ)
プロフィール:
金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。趣味が高じてスキーやスキューバーダイビングのインストラクターも経験。現在は、数秘&カラーの上級トレーナーとしての顔を持ち、カラーセラピストとしても活動している。
資格情報:
1級FP技能士・CFP・海外生活ジャーナリスト