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おまとめローンは他社解約なしで契約できる?仕組みや条件、審査申込時の注意点を解説

おまとめローンは他社解約なしで契約できる?仕組みや条件、審査申込時の注意点を解説

おまとめローンとは、複数の借入れをひとつにまとめることができる返済専用のローンです。おまとめローンは、他社解約が必要な場合もあれば、他社解約なしで契約できる場合もあり、契約条件の内容は金融機関によって異なります。

借入れの種類によっては一部おまとめの対象にならない場合があり、おまとめローン利用中に他社から借りることができない場合もあるので、仕組みや申込条件を理解したうえで申込むことが大切です。

本記事ではおまとめローンの仕組みや条件、メリット・デメリット、審査申込時の注意点を解説します。

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目次

おまとめローンとは?

おまとめローンとは、すでに複数の借入れがある場合に、その複数の借入れをひとつにまとめるローンのことです。

一般的におまとめローンでは、審査に通って契約すると、おまとめローンを提供する金融機関から既存の借入先に対して借入金額相当額が振込まれて返済が行われます。もしくは、借入金額相当額が申込者の口座に振込まれたうえで、申込者がそのお金で既存の借入れを返済します。

既存の借入れは完済となり、以降はおまとめローンを利用して借入れた資金を返済していくことになります。

おまとめローンの商品内容は、取扱っている金融機関によって異なるので、申込む際には契約条件の確認が必要です。

完済した他社の契約を解約しなければならないかどうかは、金融機関によって異なります。

おまとめローンのメリット

おまとめローンのメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • 返済の管理がしやすくなる
  • 適用金利が下がる可能性がある
  • 月々の返済金額を軽減できる可能性がある

複数の借入れがあると返済日や返済金額の管理が大変ですが、おまとめローンでひとつにまとめると管理がしやすくなります。

おまとめローンによって借入先をひとつにまとめると適用金利が下がる可能性がある理由は、ローンの適用金利の上限が利息制限法で決まっているためです。適用金利の上限は、借入金額に応じて以下のように決まっています。

借入金額(※) 10万円未満 10万円以上100万円未満 100万円以上
適用金利 年20.0%以下 年18.0%以下 年15.0%以下

(※)カードローンでは、借入金額ではなく利用限度額に対して適用されます。

たとえば、2社から30万円と70万円を借りている場合は、各社とも上限金利は年18.0%です。しかし、おまとめローンでひとつにまとめて100万円を1社から借りれば、上限金利は年15.0%に下がります。

また複数の借入れがあると、各社が設定する最低返済金額をそれぞれ毎月返済する必要があります。おまとめローンでひとつにまとめると、ひとつの借入先で最低返済金額を返済すれば良くなる結果、月々の返済金額を抑えることができる場合があります。

アイフルのおまとめローン「おまとめMAX」「かりかえMAX」であれば、お申込みからご契約、ご利用までの手続きをすべてオンラインで可能です。他社からの複数のお借入れをひとつにまとめることで、返済管理がしやすくなります。

おまとめローンのデメリット

おまとめローンのデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • おまとめローンの審査は時間がかかる傾向がある
  • 返済が長期化して利息が増える場合がある
  • 追加借入ができない

おまとめローンでは、複数の既存の借入れをひとつにまとめるため、借入金額が大きくなる傾向があります。借入金額が大きくなれば、問題なく返済できるかどうかをより慎重に確認する必要があるため、時間がかかる傾向があります。

審査に通っておまとめローンの契約を結んだ場合は、前述のとおり月々の返済金額を軽減できる可能性がある点はメリットですが、毎月返済する金額が少なくなると完済までに時間がかかります。利息がかかる期間が長くなる結果、利息を含めた総返済金額が大きくなる場合がある点はデメリットです。

また、おまとめローンは返済専用のローンのため、一般的に追加の借入れはできません。資金が必要になった際、現在の借入先で追加借入を適宜利用している人は、おまとめローンでひとつにまとめると一般的に追加借入ができなくなるので注意が必要です。

返済中に借りる必要が生じたときは、新たに審査を受けて別のローンで借りる方法はあります。ただし、おまとめローンの契約で他社借入が禁止されている場合は、他社で借りること自体ができません。

おまとめローンは他社解約が条件となることが多い

おまとめローンは返済を進めることを目的としたローン商品です。他社でそれ以上の借入れをしないように、一般的には他社解約が条件となることが多く、解約証明書の提出を求められる場合もあります。

ただし、他社解約なしで利用できるおまとめローンもあります。たとえばアイフルのおまとめローン「おまとめMAX」では他社解約は条件とされていません。

他社解約が必須のおまとめローンを利用する場合、たとえばクレジットカードのキャッシング枠も解約の対象になってしまうと、キャッシングが利用できなくなって困る場合があります。

おまとめローンを契約して他社解約するときの流れ

PCで作業している

おまとめローンでは前述のとおり、他社解約が条件とされていることが多くなっています。そこで以下では、他社解約が条件となっているおまとめローンに申込んで、契約するときの手続きの流れを紹介します。

申込書類を提出して審査を受ける

審査基準はおまとめローンによって異なりますが、一般的に審査の対象となるのは申込者の本人情報と信用情報の2つです。

おまとめローンの審査に申込むと、通常は本人確認書類や収入が確認できる書類、現在の借入れの状況が分かる書類などの提出を求められます。

申込者の情報(年収や勤続年数など)や過去の返済遅延・債務整理の有無などをもとに、融資をしても問題がないかどうかの審査が行われます。

審査通過後に契約したら、おまとめローンで他社の借入れを返済する

おまとめローンの審査を通過して契約を結ぶと、審査で決定された金額が振込まれます。

振込方法として一般的によく見られるのは、契約者の口座に振込まれる場合と借入先に直接振込まれる場合の2つです。

契約者の口座に振込まれる場合は、振込まれた後に現在の借入先に振込んで完済となります。いっぽうで借入先に直接振込まれる場合は、その振込みをもって原則完済となります。

ご自身で振込んで完済した場合は、後々に完済証明書の提出を求められることがあるので、完済証明書や振込票などの書類を保管しておくことが大切です。

借入れを完済した他社の契約を解約する

これまで利用していたローンは完済すれば解約できます。おまとめローンの利用条件に他社解約がある場合はすみやかに解約手続を行いましょう。

これまでの借入先との契約を解約したことを証明する書類として、解約証明書の提出を求められる場合があります。おまとめローンを契約した金融機関から提出を求められた場合に対応できるように、解約証明書を保管しておくようにしてください。

おまとめローンに申込むときの注意点

おまとめローンに申込むときには注意すべき点や知っておくべき点があります。以下では、おまとめローンに関する主な注意点を紹介します。

銀行からの借入れは対象外でまとめられない場合がある

おまとめローンでひとつにまとめることができる借入れの範囲は商品によって異なります。おまとめローンによっては、おまとめ対象が「貸金業者からの借入れ」に限定されており、銀行からの借入れやショッピングのリボ払いは対象外の場合があります。

既存の借入れをすべてひとつにまとめたい場合でも、その中におまとめローンの対象外の借入れがあると、対象外の借入れを除いた一部の借入れしかまとめることができません。

貸金業者からの借入れ以外の借入れもおまとめ対象にしたい場合は、アイフルの「おまとめMAX」のように銀行カードローンやショッピングリボも借り換え対象とするおまとめローンに申込む必要があります。

おまとめローンは総量規制の対象外

総量規制とは、貸金業法により収入の3分の1を超える借入れを制限する制度です(※)。借入金額が大きくなって、返済不能になることを防ぐために導入されています。

しかし、おまとめローンは返済専用のローンであり、総量規制の「例外貸付」に分類されます。

消費者金融などの貸金業者から借入れする場合、年収の3分の1を超える借入れがあると新たな借入れはできませんが、おまとめローンであれば総量規制の対象外なので申込みが可能です。

ただし、例外貸付の場合は、借入金額が総借入残高に加算されます。総借入残高が総量規制の基準を超えた場合は、例外貸付や除外貸付などを除いて借入れはできなくなります。

(※)参考:日本貸金業協会「お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)」

おまとめローンを利用していると他社借入できないことも

おまとめローンの契約内容は商品によって異なりますが、おまとめローン利用中の他社借入を禁止する旨が契約に明記されている場合、他社から借りることはできません。

他社借入が禁止されていない場合は、一般的な借入れと同様、他社の審査に申込んで通れば借入れが可能です。

ただし、他社から借入れをしたい場合でも、おまとめローンの借入残高が多い場合は返済能力が低いとみなされ、審査が通りにくくなる可能性があります。

他社解約なしのおまとめローンでも他社からの追加借入は控える

おまとめローンの条件に他社解約が含まれていない場合、おまとめローンに申込んだ後も他社から借りることが可能な場合があります。

しかし、おまとめローンはそもそも返済を進めることを目的として契約するものなので、他社解約なしのおまとめローンであっても、他社からの追加借入は控えて返済を進めることが大切です。

おまとめローンに申込む際には、総返済金額や返済期間をあらかじめシミュレーションして確認し、無理なく確実に返済を進められるように返済計画を立てましょう。

お借入れを一元化したい場合はアイフルの「おまとめMAX」を検討しよう

現在複数のお借入れがあり、おまとめローンの利用を検討している方は、アイフルの「おまとめMAX」をご検討ください。「おまとめMAX」は、既にアイフルのローン商品を利用している方、あるいは今までにアイフルのローン商品を利用したことがある方向けの商品です。

「おまとめMAX」では貸金業者のローンだけでなく銀行ローンやクレジットカードのリボ払いもおまとめの対象で、他社解約なしで利用できます。

WEBから24時間365日いつでもお申込みでき、WEB契約・カード発行なしを選択すればカードや郵送物なしでスムーズなお借入れが可能です。

なお、アイフルのご利用がはじめての方は「かりかえMAX」にお申込みいただけます。

おまとめローンは他社解約の有無や申込条件をよく確認して利用しよう

おまとめローンの申込条件や契約内容は、取扱っている金融機関によって異なります。他社解約が条件の商品もあれば、他社解約なしで契約できる商品もあるので、商品の内容をよく確認してから申込むようにしましょう。

ただし、おまとめローン利用中の他社借入ができない場合や、ひとつにまとめることができる借入れの種類が限定されている場合があります。おまとめローンを利用することで追加借入や他社借入ができなくなっても問題ないか、ご自身の借入れはすべておまとめの対象になるのかどうか、確認するようにしてください。

おまとめローンをうまく活用すれば返済を計画的に進められる場合があるので、複数の借入れがある方はおまとめローンの活用を検討してみるとよいでしょう。

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この記事の監修者:

松崎 観月

プロフィール:

大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当し、資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後、CFP認定を取得。現在は金融に関する記事の執筆・監修を行う。

資格情報:

CFP®認定(日本FP協会)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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