- ①残高スライド方式
- ②定額返済方式
- ③定率返済方式
キャッシングリボ払いとは?支払方式の種類と違い、利息額を抑える返済方法を紹介
キャッシングの返済方法のひとつにはリボ払いがあり、採用されているケースが多いです。
現金の借入れができるキャッシングは、急な出費や少しお金が足りないときに便利なサービスですが、利用するのであれば返済方法やリボ払いの特徴を理解しておくことが大切です。
本記事では、キャッシングリボ払いの意味や支払方式、一括返済との違いを解説するほか、総返済額のシミュレーション方法や利息額を抑えるコツも紹介します。
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キャッシングとリボ払いの違い
まずは、キャッシングとリボ払いの違いをしっかりと理解しておきましょう。
キャッシングとリボ払いの違い
- キャッシング:現金の借入れができるサービスの総称
- リボ払い:返済方法のこと
キャッシングとは、カードローンやクレジットカードのキャッシング機能などで現金の借入れをするサービス全般のことです。
ただし、キャッシングの定義は、サービスを提供する金融機関や会社などによって異なります。なお、一般的にはクレジットカードのキャッシング機能を指して用いることが多く、カードローンと区別して使われることもあります。
いっぽう、リボ払い(リボルビング払い)とは、カードローンやクレジットカードなどで採用されている返済方法のひとつで、毎月の返済をほぼ一定の金額に設定できるサービスです。
キャッシングリボ払いとは?
キャッシングリボ払いとは、キャッシングで借入れた金額をリボ払いで返済することです。
クレジットカードのキャッシング機能を利用した際の返済方法として選択できるケースが多いほか、カードローンも原則はリボ払いでの返済になります。
リボ払いは、毎月返済する金額がほぼ一定のため、家計管理がしやすかったり、月々の返済が無理なくできたりする点が大きなメリットです。ただし、設定金額が少額の場合は返済期間が長くなってしまい、利息がかかる期間が長くなって利息を含めた総返済額が増える場合があるため、計画的な利用が大切です。
なお、借入先によって、リボ払いの最低返済金額は異なるため、キャッシングリボ払いを利用する際は、事前に確認しておくようにしましょう。
ショッピングリボ払いとの違い
ショッピングリボ払いとは、クレジットカードを利用して買物をした際にリボ払いで支払う方法です。クレジットカードの支払方法でリボ払いを選択した場合は、毎月ほぼ一定の金額を支払うことで購入代金を支払います。
借りたお金を返済するキャッシングリボ払いとは違い、ショッピングリボ払いでは買い物をしたときの購入代金を支払います。
いっぽうで、キャッシングリボ払いもショッピングリボ払いも、利用金額や件数に関係なく毎月の支払いを一定にできる点は同じです。いずれもリボ払いなので、支払いが完了するまで利息がかかります。
一括返済との違い
一括返済とは、借入残高と利息を全額まとめて返済する方法です。すでに借入れがあってリボ払いや分割払いなどの方法で返済している人が、全額をまとめて返済したいときに選択する返済方法を指します。
キャッシングを利用してリボ払いで返済している場合でも、お金に余裕ができて全額まとめて返済をしたい場合には一括返済を選択できることが一般的です。
途中で一括返済に変更して全額を返済すれば、利息がかかる期間が短くなって負担を軽減できます。
キャッシングリボ払いにおける3つの支払方式
キャッシングリボ払いには大きく3つの支払方式があります。
キャッシングリボ
借入先によって採用されている支払方式は異なりますが、キャッシングリボ払いを利用するのであればそれぞれの特徴や違いを理解しておくことが大切です。
以下ではリボ払いの支払方式の特徴を解説します。
①残高スライド方式
残高スライド方式は、キャッシングの残高に応じて、毎月の返済金額が変動する方式です。
毎月の返済金額は、各金融機関や会社で定められた基準により自動的に決定します。
借入残高が10万円超であれば返済金額は月5,000円、借入残高が10万円以下であれば返済金額は月3,000円など、返済を進めて残高が減れば減るほど、毎月の返済金額が少なくなる点が特徴です。
②定額返済方式
定額返済方式は、毎月の返済金額をあらかじめ任意に設定し、一定の金額を返済する方式です。定額返済方式には、元利定額返済方式と元金定額返済方式の2種類の方式があります。
元利定額返済方式とは、借入れた元金に対する返済と借入残高に対する利息の合計額が毎月一定になる返済方式です。たとえば返済金額が4,000円に設定されている場合、いくら借入れをしても月々の返済金額は4,000円になります。
元利定額返済方式では、借入残高にかかわらず毎月一定の金額の返済となるため、支出の管理をしやすい点が特徴です。
いっぽうで、元金定額返済方式の場合は、元金に対する返済金額が毎月一定です。一定額に設定した元金の返済金額とは別に毎月利息がかかります。元金の返済が進むほど毎月かかる利息が減るため、利息を含めた月々の返済金額は返済が進むほど少なくなります。
③定率返済方式
定率返済方式は、借入残高に一定の割合をかけて返済金額を算出する方式で、借入残高に比例して毎月返済する金額も変化するのが特徴です。
たとえば定率5%の場合、借入残高が20万円だと、返済金額は1万円(200,000円×0.05)、借入残高が10万円になると、返済金額は5,000円(100,000円×0.05)になります。
定率返済方式には、元利定率返済方式と元金定率返済方式の2種類の方式があります。
元利定率返済方式とは、借入残高に一定の割合をかけて求めた金額を、元金と利息の返済に充てる返済方式です。元金定率返済方式の場合は、借入残高に一定の割合をかけて求めた金額を元金の返済金額としたうえで、そこに利息を加えた金額を毎月返済します。
キャッシングリボ払いでは利息がいくらかかる?総返済額のシミュレーション方法
キャッシングリボ払いでは利息がかかります。利息を含めた総返済額がいくらになるのか、あらかじめシミュレーションして金額を確認して、計画的に返済を進めることが大切です。
リボ払いの各支払日にかかる利息額は、以下の計算式で求めることができます。
・利息=ご利用残高×契約年率÷365日×ご利用日数(※)
※実質年率とは1年間(365日間)お借入れいただいた場合の利率です。キャッシングローンでは実質年率基準に日割計算したものが借入利息となります。
※借入の当日はご利用日数に含まれません。
※1円未満は切り捨てです。
※うるう年は366日での計算となります。
たとえばキャッシングで30万円や50万円を借入れて、リボ払い(貸付利率18.0%・元利定額返済方式)で返済する場合、返済にかかる月数や毎月の返済金額、利息の総額は以下のようになります。
【借入額が30万円の場合】
支払月数 | 毎月の返済金額 | 利息の総額 | 総返済額(元本+利息) |
---|---|---|---|
6ヶ月 | 5.3万円 | 15,875円 | 315,875円 |
8ヶ月 | 4.1万円 | 20,237円 | 320,237円 |
10ヶ月 | 3.3万円 | 24,974円 | 324,974円 |
12ヶ月 | 2.8万円 | 29,508円 | 329,508円 |
【借入額が50万円の場合】
支払月数 | 毎月の返済金額 | 利息の総額 | 総返済額(元本+利息) |
---|---|---|---|
6ヶ月 | 8.8万円 | 26,539円 | 526,539円 |
8ヶ月 | 6.7万円 | 34,310円 | 534,310円 |
10ヶ月 | 5.5万円 | 41,625円 | 541,625円 |
12ヶ月 | 4.6万円 | 49,876円 | 549,876円 |
表記載の数値は参考値です。実際の利息額や総返済額とは異なる場合があります。
返済までにかかる期間が長くなると毎月の返済金額を低く抑えられますが、利息がかかる期間が長くなる結果、利息がより多くかかって総返済額は増えることがわかります。
リボ払いで返済した場合に総額でいくらかかるのか、シミュレーションサイトを金融機関が提供している場合があるので活用するとよいでしょう。
アイフルの「ご返済シミュレーション(※)」では、借入ご希望金額と貸付利率、ご返済回数を入力することで、毎月の返済金額や利息額を簡単に確認できます。お借入れの際はぜひご活用ください。
※本シミュレーションの結果は、本日をお借入日とした場合の参考値です。目安としてご利用ください。
キャッシングリボ払いで利息を抑えるコツ
キャッシングを利用する場合、利息がいくらかかるのか気になる方も多いでしょう。キャッシングリボ払いを利用する際に総返済額を抑えるポイントを紹介するので、参考にしてください。
金利の低いキャッシングサービスを選ぶ
キャッシングは利息が発生するため、借入れをした金額に利息分を加えた金額を返済する必要があります。
利息を抑えるためには、できるだけ低金利でキャッシングできる商品を選ぶのがおすすめです。
一般的に、消費者金融カードローンやクレジットカードのキャッシングより、銀行カードローンのほうが金利は低めに設定されているため、利息を抑える点のみを考えるのであれば、銀行カードローンを選ぶのもよいかもしれません。
利息として支払う金額をシミュレーションで把握する
金融機関によって、キャッシングリボ払いの支払方式が異なる場合があります。
返済方式により、毎月の返済金額や利息として支払う金額が変動するため、事前に確認しましょう。返済金額のうち、利息として支払う金額が多いと、借入残高が減りにくいです。
各社が提供するシミュレーションを活用して、総返済額や毎月の元金充当・利息充当金額を確認して比較しましょう。
余裕があるときは繰上返済や一括返済を検討する
お金に余裕があるときは、繰上返済を検討するのがおすすめです。
カードローンやクレジットカードのキャッシングは、本来支払う金額より多く返済したり、返済日の前に繰上げて返済ができたりします。繰上返済をすれば返済期間が短くなり、利息も抑えることができるでしょう。
また、キャッシングは一括返済も可能なため、無理のない範囲で一括返済ができるのであれば、一度完済してしまうのも選択肢のひとつです。
繰上返済や一括返済の方法は借入先によって異なるため、利息を少しでも抑えたい方は確認してみましょう。
返済の延滞を起こさない
カードローンやクレジットカードのキャッシングは、返済日に遅れてしまうと、翌日から支払いが完了するまで遅延損害金が発生します。
遅延損害金が発生すると、本来支払わなくてもよい金額を支払うことになるため、返済日にしっかりと支払いを済ませられるように心がけましょう。
無利息サービスを活用する
総返済額を抑えるためには、極力利息を支払わないことが大切です。消費者金融のカードローンは無利息期間を設けている場合もあり、サービスを活用することで利息を大幅に抑えられる可能性があります。
もしも期間内に完済ができれば、利息をかけずに借入れも可能です。消費者金融によって無利息期間の有無や期間の長さは異なるので、事前に確認してみましょう。
キャッシングリボ払いを利用する際の注意点
キャッシングリボ払いを利用する際は、いくつか注意しなければいけないことがあります。以下、キャッシング利用時の注意点を紹介するので、確認しておきましょう。
返済期間が長くなりやすい
キャッシングをリボ払いで返済する場合、月々の返済金額の負担が少ない反面、元金は減りにくいです。そのため、リボ払いの金額が少額だと、返済期間が長期になることもあるため注意しましょう。
たとえば返済金額が5,000円の定額返済方式で200,000円の借入れをした場合、普通に返済すると、利息分を考慮しなくても、40ヶ月必要です。実際には、利息分が上乗せされるため、返済期間はより長くなります。
総返済額が多くなってしまう傾向がある
キャッシングで現金の借入れをする場合は、借入金額に応じた金利をかけて利息が発生します。
金利は借入先や借入金額によって異なりますが、リボ払いで返済期間が長くなれば、その分支払う利息は多くなってしまうため、総返済額も多くなってしまう点に注意しましょう。
サービスによっては借入れた金額が把握しにくいケースもあります。
借入れた金額や借入残高などを把握していなければ、返済期間が長く総返済額も多くなってしまいやすいです。可能であれば繰上返済も利用して返済管理を適切に行いましょう。
金融機関によっては返済シミュレーションができるサイトやツールを提供している場合があるため、事前に総返済額を確認しておくことをおすすめします。
アイフルでも「ご返済シミュレーション(※)」を提供しているため、お借入れの際はぜひご活用ください(※)。
- ※本シミュレーションの結果は、本日をお借入日とした場合の参考値です。目安としてご利用ください。
クレジットカードの場合はショッピング枠を圧迫してしまう可能性がある
クレジットカードのキャッシング機能を利用する場合は、ショッピング枠を圧迫してしまう可能性がある点に注意が必要です。
クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があり、それぞれ役割が異なります。
- ショッピング枠:お買物で利用できる上限金額
- キャッシング枠:現金の借入れができる上限金額
クレジットカード会社によって異なりますが、ショッピング枠にキャッシング枠が含まれている場合もあり、その場合は、キャッシングの借入残高が増えるほど、ショッピング枠の金額は少なくなります。
たとえばショッピング枠50万円にキャッシング枠20万円が含まれている場合、キャッシングで20万円まで借入れをしてしまうと、お買物で利用できるのは30万円です。
キャッシングリボ払いは、返済金額が少額になる傾向があるため、返済が思った以上に進まないことがあります。場合によってはショッピングで利用できる金額が減少してしまい、お会計のときにカードが使えない状況になることも考えられます。
なお、クレジットカードによっては、ショッピング枠とキャッシング枠が別に設定されていることもあるため、保有する際は事前に確認しておくとよいでしょう。
キャッシングの返済方法はあとからリボ払いに変更できる?
キャッシングを利用して一括払いを選択したものの、支払いが難しくなってしまい、リボ払いに変更して月々の返済金額を減らしたいという場合があります。
途中で返済方法を変更できるかどうかは、金融機関によって異なります。一括払いからリボ払いに変更できることも多いので、リボ払いに変更したい場合はキャッシングを利用した金融機関の規定を確認してみるとよいでしょう。
一括払いからリボ払いへの変更が可能な場合、電話やネット、スマホアプリなどで手続きをすればリボ払いに変更できることが多くなっています。
アイフルはキャッシングの利息負担を軽減可能
アイフルは、はじめて利用する方であれば「最大30日間利息0円サービス(※1)(※2)」を利用できるため、期間内で完済すれば利息を抑えてのお借入れが可能です。
ご契約日の翌日から30日以内であれば、何度お借入れしても無利息の対象となるため、一度ご完済後に再度お借入れが必要な場合も、利息負担を軽減可能です。
また、アイフルでは「ご返済シミュレーション(※3)」も提供しており、お借入れのご希望金額と貸付利率、ご返済回数を入力するだけで完済日やご返済総額を確認できます。
繰上返済や一括返済にも対応しているため、ぜひ計画的にご活用ください。
- ※1アイフルをはじめて利用する方で、無担保キャッシングローン(キャッシングローン、SuLaLi、ファーストプレミアムカードローン)を利用する方が利用可能です。
- ※2ご契約日の翌日から30日間が適用期間となります。お借入れの翌日からではありませんので、ご注意ください。
- ※3本シミュレーションの結果は、本日をお借入日とした場合の参考値です。目安としてご利用ください。
キャッシングリボ払いの特徴を理解して計画的に利用しよう
キャッシングリボ払いは、キャッシングで借入れをした金額をリボ払いで返済することです。
リボ払いには主に3つの支払方式があり、いずれの支払方式を採用しているかは借入先によって異なります。キャッシングリボ払いで現金を借入れる際は、支払方式の特徴や違いを理解して、計画的に利用することが大切です。
借入れをするときは、金融機関が提供するシミュレーションサイトを活用して利息額や総返済額をあらかじめ確認して、無理なく返済ができるかどうか、確認するようにしましょう。
アイフルでは「最大30日間利息0円サービス(※1)(※2)」を提供しているほか、繰上返済や一括返済にも対応しているため、お金に余裕のあるときに、まとめてご返済も可能です。
現金のお借入れを考えている方は、アイフルの利用をご検討ください。
※1アイフルをはじめて利用する方で、無担保キャッシングローン(キャッシングローン、SuLaLi、ファーストプレミアムカードローン)を利用する方が利用可能です。
※2ご契約日の翌日から30日間が適用期間となります。お借入れの翌日からではありませんので、ご注意ください。