お金を借りることを検討している方は必見！審査に通らない理由について詳しく解説
「お金を借りたい」とお考えになっても、誰でも借りることができるわけではありません。ご融資を受けるためには、貸す側（消費者金融、銀行など）の審査に通過する必要があります。
本記事では、お金を借りるための審査に通らない理由や、審査に通るためのポイントについて詳しく解説するので、「これから申込む予定だけれども、果たして審査に通るのだろうか」という不安をお持ちの方や、「すでに申込んだけれども、審査に通らなかった」という事情がある方は、ぜひ参考にしてください。
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お金を借りたいのに審査に通らない理由
お金を借りたくても審査に通らない場合は、いくつかの理由が考えられます。 考えられる主な理由について、解説します。
①記載内容や提出書類に不備がある
氏名や住所、電話番号、勤務先の情報などを間違って記載/入力してしまうと、本人確認書類の内容と食い違いが生じ、審査に通過できなくなる可能性があります。
また、記載内容や入力内容に問題がなくても、「有効期限が過ぎた書類を提出している」など、提出した書類に不備があるケースがあるのでご注意ください。
②すでに他社から借入れしている
消費者金融など、貸金業者からお金をお借入れする際には、貸金業法に基づく総量規制が適用されます。総量規制とは、年収の3分の1を超える金額の貸付けを原則禁止するルールです。
そのため、すでに他社から大きな金額をお借入れしている方は、審査に通過できなかったり、希望額よりも少ない借入金額になったりする場合があります。
ちなみに、貸金業法ではなく「銀行法」によって規制を受ける銀行は、総量規制の適用外です。ただし、無制限にお借入れできるわけではありません。自主的に総量規制に類似した基準を設けている場合もあるのでご注意ください。
③収入が不安定または無収入
審査においては、「安定的（継続的）な収入があるかどうか」がチェックされます。収入がなかったり低かったりする方は返済能力がないと判断され、審査に通過できません。
年間所得が高くても、フリーランスなどの働き方をしていて月ごとにばらつきがある場合は、安定収入と見なされない可能性があります。
④ご融資できる条件を満たしていない
金融機関ごとに（あるいは、ローン商品の種類ごとに）、「年齢の上限・下限」「外国籍の場合は、永住権があること（永住権を確認できる在留カードや特別永住者証明書を提出できること）」など、ご融資の条件が設定されています。
条件を満たしていない方がお申込みをしても、当然、審査には通過できません。なお、民法の改正により、2022年4月1日に成年年齢が20歳から18歳に引下げられましたが、2023年4月時点でも18歳・19歳にはご融資をしない金融機関が存在するのでご注意ください。
⑤過去に他社のローンで延滞したことがある
他社のカードローンの延滞履歴など（異動情報）は、内容によっては、契約終了から5年程度、信用情報期間のデータべース上に登録される場合があります。
延滞などの事実が登録されている状態では、審査に通過できない可能性があるので注意しましょう。
⑥短期間に複数の金融機関にお申込みをした
金融機関にお借入れのお申込みをすると信用情報機関への照会が実施され、その際に「照会された」という事実が登録され、一定期間記録が残ります。
「短期間に複数の金融機関にお申込みをした記録」が残っている状態では、「他社から断られるような事情があるのかもしれない」という印象を金融機関に与えてしまい、審査に何らかの影響が及ぶかもしれません。
⑦審査の際に連絡が取れない
金融機関によっては、審査の際に、申込内容のチェック（「申込用紙または申込画面に記載/入力した企業に、本当に在籍・勤務しているかどうか」の確認など）のために電話をかけてくるケースがあります。
何らかの事情で、電話に出ることができなかった場合、審査に通過できなくなる可能性があるので注意しましょう。
審査なしでお金を借りることは可能？
貸金業法13条1項では、「貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合には、顧客等の収入又は収益その他の資力、信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない」と定められています。
貸金業者は審査を省略すると貸金業法13条1項に違反してしまうことに加え、「総量規制」を遵守するという観点からも、「借入希望者の年収」や「他社からの借入金額」をチェックしなければならないため、審査不要でお借入れできるカードローンは存在しません。
ちなみに、貸金業法が適用されない銀行のカードローンでも、借入希望者に対して、警察への照会を伴う審査が実施されています。
お金を借りる際の審査に通るための対処法
次に、「申込時のちょっとした心がけで回避できる場合」と「根本的に審査に通過できない要素が存在し、それを解消する必要がある場合」の2つのケースに分けて、審査に通るための対処法をご紹介します。
①申込時に不備なく記載・入力し、在籍確認にも対応する
まず、記載内容や入力内容、提出書類に不備がないようにご注意ください。電話による在籍確認に対応できない方は、書類のみでの審査を実施している金融機関をお選びください。
また、金融機関の公式サイトなどで、ご自身が申込条件を満たしているかどうかを確認することも大切です。満たしていない場合は、別の金融機関を探しましょう。
②審査に通らない要素を解消する
「すでに他社から大きな金額のお借入れをしている」という場合は、総量規制のルールに抵触しないように、副業、兼業をしたり転職をしたりして収入を増やすこともご検討ください。
収入が増えれば、その分、借りることが可能な金額も大きくなります。無職、無収入の方は、就職活動を行いましょう。
なお、年間所得が高く総量規制のルールをクリアできていても、毎月の収入に波があり不安定な場合は、審査で不利になる可能性があります。安定的な収入を得られる職業に転職することも視野に入れましょう。
「過去に他社のローンで延滞したことがある」「短期間に複数の金融機関にお申込みをした」といった場合は、信用情報機関に登録されている情報が消えるのを待つしかありません。
信用情報機関に開示請求をすることも可能です。
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お金を借りる予定がある方は、審査に通りやすくなるための対策を
どの金融機関でも、ご融資のお申込みをする際には、必ず審査が実施されます。ただし、誰でも通過できるわけではありません。本記事を参考に、審査に通らない理由を把握したうえで適切な対策を講じれば、お金を借りやすくなるでしょう。
なお、SNSなどで「審査不要」とアピールしている書込みを見かけても、違法の可能性があるので接触を避けてください。
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