

利息に関わる言葉として「実質年率」というものがあります。ローンなどを借入れした際は、借入れした日数分だけ実質年率による利息が発生します。
実質年率とはどのようなものなのか、金利とはどう違うのか気になっている方もいるかもしれません。本記事では、実質年率とはなにか、金利・アドオン金利との違い、実質年率による利息の計算方法などを紹介します。
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実質年率とは、利息だけでなく手数料などの諸経費を含めて計算した年率のことです。
実質年率の計算には、借入金額に対する利息、借入れの際にかかる事務手数料、管理費、保証料などが含まれます。元金に対してこれらの合計の支払いが年間でどれくらいになるかの割合を、実質年率は表しています。
たとえば、100万円を借入れして、利息が10万円、事務手数料などの諸費用が2万円の場合は、実質年率は(10万円+2万円)÷100万円×100=12%となります。
金利は、借入れした元金に対する利息の割合のことです。
金利には年利(1年間での金利)、月利(1ヶ月での金利)、日歩(1日での金利)などがあり、カードローンの金利は一般的に年利のことを指しています。
利息に加えて手数料などの諸経費が含まれるかが、実質年率と金利の違いです。金利の場合は、手数料などの諸経費は含まれません。
なお、カードローンの場合は、手数料や保証料などの費用がかからないことが多く、この場合は金利=実質年率となります。
アドオン金利は、元金が減らずに一定のままとして利息を計算する方法(アドオン方式)のときに用いる利率のことです。
借入残高が減少することを含めて計算される実質年率と比較すると、同じ利息の負担に対してアドオン年利は低めになります。
割賦販売法では、実際の金利(実質年率)より低い利率で借入れできる誤解を与えることから、アドオン金利の表示を禁止し、実質年率のみの表示が義務付けられています。さらに、貸金業法により借入金額に応じて以下の上限金利が定められています。
アドオン金利による計算例を見ていきましょう。たとえば、5万円を借りて毎月一定額を返済する場合、以下の条件であれば、利息は1万円(5万円×20%)、毎回の返済額は5千円(6万円÷12回)となります。
なお、実質年率での利息は、毎月返済する場合、利息=借入残高×実質年率÷365日(うるう年は366日)×利用日数となります。実質年率での利息計算はアドオン金利と比べて複雑ですが、アドオン年利で表記した場合と比べると実質年率は数字が大きくなります。
たとえば、アドオン20.0%を実質年率に換算すると35.07%に相当します。
カードローンの場合は、手数料や保証料などの費用がかからないことが多く、この場合は金利=実質年率となります。実質年率で利息を求めるときの計算式は、次のとおりです。
実質年率15.0%と18.0%のそれぞれの場合について、利息の計算例を見ていきましょう。
(※)実質年率とは借入金額の利息に諸経費を加えて計算した実質上の金利です。
(※)借入の当日はご利用日数に含まれません。
(※)1円未満は切り捨てです。
(※)うるう年は366日での計算となります。
アイフルで返済回数12回/24回/36回で返済するときの、毎月の返済額などのシミュレーションは次のとおりです。返済期間が短いほど、利息の負担は抑えられます。
借入金額 | 返済期間 | 返済回数 | 毎月の返済額 | 返済総額 |
---|---|---|---|---|
60万円 | 1年 | 12回 | 56,000円 | 658,556円 |
2年 | 24回 | 30,000円 | 718,091円 | |
3年 | 36回 | 22,000円 | 776,667円 |
アイフルで返済回数12回/24回/36回で返済するときの、毎月の返済額などのシミュレーションは次のとおりです。返済期間が短いほど、利息の負担は抑えられます。
借入金額 | 返済期間 | 返済回数 | 毎月の返済額 | 返済総額 |
---|---|---|---|---|
60万円 | 1年 | 12回 | 55,000円 | 648,723円 |
2年 | 24回 | 30,000円 | 694,278円 | |
3年 | 36回 | 21,000円 | 746,376円 |
カードローンの実質年率の目安は次のとおりです。
借入先 | 金利の目安 |
---|---|
消費者金融カードローン | 3.0%~18.0%程度 |
銀行カードローン | 1.5%~15.0%程度 |
(参考)クレジットカードのキャッシング | 15.0%~18.0%程度 |
カードローンやクレジットカードのキャッシングの金利は、利息制限法により以下の上限があり、この範囲内で金利が設定されます。
実質年率による利息負担を軽減する方法としては、以下が挙げられます。
繰上返済とは、毎月決められた返済額以上を支払う方法です。毎月6,000円ずつ返済している場合、金銭的に余裕がある月に返済額を1万円上乗せして返済するイメージです。
利息は、借入れをした日数分だけ発生します。ボーナスや臨時収入などで余裕があるときに繰上返済して返済期間を短縮できれば、トータルでの利息負担を少なく抑えられます。
複数の借入れで返済の負担が大きくなっているときは借換えを検討しましょう。借換えで返済先を一元化できれば、実質年率が低減できる可能性があります。
また、借入先の一元化によって、毎月の最低返済額が少なくなり、負担が抑えられることがあります。
カードローンによっては、はじめて利用する方などに対して無利息期間が設定されていることがあります。
無利息期間中に返済すれば、利息負担なしで借入れも可能です。利息を抑えてカードローンで借入れしたい場合は、無利息期間の有無や条件に注目しておきましょう。
アイフルは最短即日融資(※1)に対応しており、はじめて利用する方なら「最大30日間利息0円サービス(※2)(※3)」が適用されます。期間内にできるだけご返済すれば利息を抑えることができるほか、ご完済すれば利息をかけずにお借入れも可能です。
なお、お客さまのご都合にあわせて以下の返済方法が選択できます。
インターネットでのご返済は、スマホアプリ/会員ページから24時間365日、手数料0円でご返済が可能です。
ATMでのご返済は、提携先ATMからアイフルカードでご返済する方法のほか、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATMからスマホアプリによるカードレスでのご返済も可能です。
また、アイフルでは「ご返済シミュレーション(※4)」を提供しています。お借入れの希望金額と貸付利率、返済回数を入力するだけで完済日や返済総額を確認できるため、アイフルをご利用の際は、ぜひご活用ください。
(※1)お申込みの時間帯により翌日以降になる場合があります。
(※2)アイフルをはじめて利用する方でキャッシングローンを利用する方が対象です。
(※3)ご契約日の翌日から30日間が適用期間となります。お借入れの翌日からではありませんので、ご注意ください。
(※4)本シミュレーションの結果は、本日をお借入日とした場合の参考値です。目安としてご利用ください。
実質年率は、手数料などの諸経費を含めて計算した実質の年率のことです。実質年率による利息は、「利息=借入残高×実質年率÷365(うるう年は365日)×利用日数」で計算できます。
金利は、借入れした元金に対する利息の割合のことで、手数料などの諸経費が含まれないことが実質年率との違いです。
実質年率による利息負担を軽減するためには、繰上返済、借換えによる一元化、無利息期間のあるカードローンの利用などが挙げられます。ぜひ実質年率の意味や計算を知って、計画的に借入れ・返済をしましょう。
飯田 道子
(いいだ みちこ)
金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。趣味が高じてスキーやスキューバーダイビングのインストラクターも経験。現在は、数秘&カラーの上級トレーナーとしての顔を持ち、カラーセラピストとしても活動している。
1級FP技能士・CFP・海外生活ジャーナリスト
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