カードローンの金利はどうやって決まる？知っておくべき利息の仕組みと計算方法を紹介
「金利」とは、借入金額に対する利息の割合をパーセンテージで示したものです。カードローンを提供する各金融機関は、法律で決められた上限を超えない範囲で金利を設定しています。また、審査に応じて適用される金利が決まるため、利用者によって異なります。
本記事では、カードローンの金利の仕組みと決まり方を解説します。借入れの前に知っておくべき利息の計算方法も説明するので、参考にしてください。
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- 目次
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カードローンの金利の仕組み
カードローンを利用したときの利息額は、金利、借入金額、利用期間によって決まります。
なるべく返済の負担を抑えて借入れするためには、金利の意味と決まり方を理解しておくことが大切です。
金利は借入金額に対する利息の割合
「金利」とは、お金を借りたときに発生する手数料の割合を「○％」とパーセンテージで表したものです。カードローンの「金利」は、一般的に年利（年単位の利率）を示しています。
カードローンによっては、「利率」や「実質年率」と記載されている場合もありますが、いずれも「金利」を指します。
「実質年率」とは、手数料や保証料などの諸費用を含めた実質的な金利（年利）のことです。諸費用を含めた実質年率を記載することは、「不当景品類及び不当表示防止法」で義務付けられています。
金利と利息の違い
「利息」は、借入れをしたときに元金に加えて貸主に支払う手数料です。その利息の割合を示したものが「金利」です。
たとえば、100,000円を金利年18.0%で借りた場合、1年後に支払う利息は18,000円です（100,000円×18.0％）。
なお、「利息」と似た言葉に「利子」がありますが、どちらもお金を借りたときに発生するお金を指しており、使い分けに明確な基準はありません。多くのカードローンでは「利息」が使われているようです。
カードローンの金利はご契約内容に応じて決まる
カードローンの金利は各金融機関が法律の範囲内で設定するため、カードローンによって異なります。「年3.0％～18.0％」というように幅をもたせて設定されているのが一般的です。
金利は、ご契約内容や審査結果に応じて適用されるため、利用者によって違いがあります。一般的に、利用限度額が大きいほど金利は低くなります。なお、利用限度額は利用者ごとに設定された借入可能な上限額です。
金利は利息制限法で上限が決められている
カードローンの金利は各金融機関が設定しますが、利息制限法によって上限が決められています（※）。法律で定められている上限金利は、借入金額に応じて年15.0％～20.0％です。
| 借入金額 | 上限金利 |
|---|---|
| 10万円未満 | 年20.0％ |
| 10万円～100万円未満 | 年18.0％ |
| 100万円以上 | 年15.0％ |
カードローンを提供する金融機関は、利息制限法の上限を超える金利での貸付はできません。利息制限法の上限を超える金利で貸付すると、超過した部分は無効となります。この場合、債務者は上限を超えた分の利息を支払う必要はありません。
また、上限金利を定めている法律には、「出資法」もあります。出資法の上限金利は年20.0％であり、これを超える金利での貸付は刑事罰の対象となります（※）。
（※）出典：日本貸金業協会「上限金利について」カードローン利用時の利息計算方法
カードローンで借入れをすると、借りたお金に利息を加えて返済する必要があります。利息の求め方を理解し、計画的にカードローンを利用しましょう。以下で利息の計算方法を解説します。
利息の計算式
カードローンの利息は、借入残高や金利、利用日数に応じて決まります。
【利息の計算方法】
利息=借入残高×金利（年利）÷365日×利用日数（うるう年は366日で計算）（※）
たとえば、100,000円を金利年18.0％で60日間借りた場合の利息は、以下のように算出されます。
100,000円×18.0％÷365日×60日間＝2,958円
利息額は、金利が高いほど大きくなります。また、利息は日ごとに発生し、利用日数が長くなるほど大きな額になる仕組みです。
（※）借入の当日はご利用日数に含まれません。
（※）1円未満は切り捨てです。
（※）うるう年は366日での計算となります。
シミュレーションツール
各金融機関が提供しているシミュレーションを利用すれば、利息額や返済金額を把握でき計画的な返済につながります。
アイフルの「ご返済シミュレーション」では、3つのシミュレーションを用意しており、毎月の「返済金額」「返済回数」「借入可能額」の3つを試算できます（※）。詳細な「返済金額表」も確認できるので、ぜひご活用ください。
（※）本シミュレーションの結果は、本日をお借入日とした場合の参考値です。目安としてご利用ください。
カードローンの利息を抑える方法
カードローンの返済負担を少しでも減らしたい方は、以下のポイントをおさえましょう。
- 無利息期間を利用する
- 繰上返済をする
- おまとめローンを利用する
①無利息期間を利用する
無利息期間サービスのあるカードローンを選べば、利息負担を軽減できる可能性があります。無利息期間サービスとは、定められた期間内は金利0円でカードローンを利用できるサービスです。
たとえば、無利息期間が「ご契約日の翌日から30日間」の場合、ご契約日の翌日から30日間の間に返済すれば利息がかからないため、借入金額や利用期間によっては利息の負担を抑えられます。
なお、無利息期間が始まるタイミングには「ご契約日の翌日」と「初回借入日の翌日」の2つがあります。
「ご契約日の翌日」から始まる場合、借入残高があるかどうかにかかわらずご契約日の翌日から無利息期間が消費されるため、お申込みのタイミングに注意しましょう。
②繰上返済をする
カードローンでは、毎月の返済日に決められた金額を返済する「約定返済」に加えて、随時「繰上返済」もできます。
繰上返済とは、余裕がある時など任意のタイミングで余分に返済することです。月々の返済方法が振込みの場合は、返済日に最低返済金額に上乗せする形で好きな金額を返済できるケースが多く存在します。月々の返済方法が口座引落の場合や、返済日以外の日に余分に返済をしたい場合は、借入先の専用ATMやお振込みで繰上返済できるケースが一般的です。
多く返済した分は元金に充てられるため返済期間を短縮でき、約定返済だけをするときと比べて利息を効率よく減らせます。
ただ、利息を抑えるために過度な繰上返済をすると家計を圧迫してしまうため、無理のない範囲で返済ください。
また、繰上返済をする際、残高と利息に加えて振込手数料などがかかる場合があります。繰上返済の際に手数料がかかると、その分利息軽減効果が小さくなってしまうため、なるべく手数料がかからない方法で繰上返済することが大切です。
③おまとめローンを利用する
おまとめローンとは、複数社からの借入れを1社にまとめるローンです。
借入れを1つにまとめれば、たくさんの会社から少額ずつ借入れするよりも利用限度額が高くなりやすく、金利が下がる可能性があります。金利が下がれば、返済期間によっては利息負担の軽減が可能です。
ただし、おまとめローンにはいくつか注意点もあります。
- 借入れが1社のみになるとは限らない
- 金利が下がる場合でも返済総額が少なくなるとは限らない
- 追加のお借入れはできない
おまとめローンを利用しても、すべての借入れを1つにまとめられるとは限りません。おまとめローンによってまとめられる借入れの範囲が異なるため、事前に確認しましょう。
なお、アイフルのおまとめローン「おまとめMAX」「かりかえMAX」では、貸金業者からのお借入れだけでなく銀行ローンやクレジットカードのリボ払いもおまとめできます。
また、おまとめローンを検討する際は、金利が下がっても返済総額が減るとは限らない点に注意しましょう。毎月の返済金額が下がったとしても返済期間が長引けば、延びた期間分の利息が発生するため、返済総額が大きくなる可能性もあります。
さらに、おまとめローンは返済専用のローンであり、基本的に追加の借入れができません。
はじめてアイフルをご利用の方向けの「最大30日間利息0円サービス」がある
アイフルでは、ご契約がはじめての方向けに「最大30日間利息0円サービス（※1）（※2）」をご用意しています。
「ご契約日の翌日から30日間」の無利息期間内にご返済いただくと、利息がかかりません。無利息期間内であれば、一度ご完済いただいてからの再度のお借入れ分も無利息の対象です。
また、アイフルでは、毎月の約定返済に加えてご契約で決められた返済金額以上の繰上返済もできます。多くご返済いただいた分は元金に充てられ、返済期間を短縮できます。
インターネット返済なら、繰上返済時の手数料もかかりません。平日・土日にかかわらず手数料無料で利用できるため、まとまった金額の繰上返済が難しい場合は少額ずつご返済いただけます。
さらにアイフルでは、お申込み前にご融資が可能かどうかを診断できる「1秒診断」を提供しています。かんたんな項目の入力で診断できるため、ぜひご利用ください。
（※1）アイフルをはじめて利用する方で、無担保キャッシングローン(キャッシングローン、SuLaLi、ファーストプレミアムカードローン)を利用する方が利用可能です。
（※2）ご契約日の翌日から30日間が適用期間となります。お借入れの翌日からではありませんので、ご注意ください。
まとめ
カードローンの金利とは、借入れした際に発生する利息の割合です。利息制限法の上限金利は借入金額に応じて年15.0%～20.0%、出資法の上限金利は借入金額にかかわらず年20.0％と決められています。
無利息期間や繰上返済を活用し、利息の負担を抑えながら計画的に借入れしましょう。
アイフルでは、ご契約がはじめての方に「最大30日間利息0円サービス（※1）（※2）」を用意しており、ご契約日の翌日から30日間利息0円でご利用いただけます。
（※1）アイフルをはじめて利用する方で、無担保キャッシングローン(キャッシングローン、SuLaLi、ファーストプレミアムカードローン)を利用する方が利用可能です。
（※2）ご契約日の翌日から30日間が適用期間となります。お借入れの翌日からではありませんので、ご注意ください。
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この記事の監修者：
飯田 道子
（いいだ みちこ）
プロフィール：
金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。趣味が高じてスキーやスキューバーダイビングのインストラクターも経験。現在は、数秘＆カラーの上級トレーナーとしての顔を持ち、カラーセラピストとしても活動している。
資格情報：
1級FP技能士・CFP・海外生活ジャーナリスト
