借金の一元化とは?メリット・注意点やおまとめローンの選び方を紹介
複数社での借金があり、「返済の負担が厳しい」「管理しきれない」と感じている方もいるかもしれません。複数社での借金は一元化してまとめると、返済の負担を減らすことができます。
本記事では、借金を一元化するメリット・注意点や、借金を一元化できる金融機関、借金を一元化する手続きの流れなどを紹介します。
- 金利は3.0%~17.5%
- カード・郵送物なしでWEB完結可能
- 銀行ローン・リボ払いにも対応
- 総量規制(年収の1/3規制)の例外商品
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借金の一元化とは
借金の一元化は、複数の金融機関からの借入れをひとつにまとめることです。複数の借入れを精算することで借入先を一元化できます。
たとえば、消費者金融や銀行が提供している「おまとめローン(おまとめ専用のローン商品)」を利用すると、借金の一元化が可能です。
借金の一元化と借換えの違い
借金は「一元化」のほかに「借換え」というものもあります。借換えは、より低い金利で別の金融機関から借入れをして現在の借金を清算することです。
借換えは、一般的に1社から1社へ借入先を変えることを意味しますが、実際には複数社から1社への一元化の意味で借換えという言葉が使われることもあります。「借換え」と「一元化」は厳密には意味が異なりますが、区別せずに使われることも多いです。
総量規制の対象外となる
消費者金融のカードローンなど、総量規制の対象となる融資は、原則として、年収の3分の1までの金額までしか貸付けをしてはならないとされています。たとえば、年収300万円の方であれば、100万円までしか借入れができません。
しかし、複数の借金を一元化するおまとめローンは、「顧客に一方的に有利となる借換え」「借入残高を段階的に減少させるための借換え」に該当するため、総量規制の例外貸付けに分類されます。
そのため、借入金額の総量規制は適用されません。金融機関によっては、審査の結果、年収の3分の1を超える金額の借入れが可能な場合もあります。
借金を一元化するメリット
借金を一元化するメリットとしては、以下が挙げられます。
- 返済の管理がしやすくなる
- 金利が下がる可能性がある
- 返済額が減らせる可能性がある
- 多重債務から脱して信用情報の整理につながる
それぞれについて詳しく解説します。
①返済の管理がしやすくなる
複数の金融機関から借入れしていると、それぞれの返済日や返済金額を把握しきれなくなることがあります。返済金額の整理がされていない状態になると、必要以上に焦ってしまうこともあるでしょう。
借金を一元化すれば、返済日や返済先がひとつになり、管理がしやすくなります。毎月の返済日に向けて計画的に返済を進めやすくなるはずです。
②金利が下がる可能性がある
借金を一元化すると、金利が下がる可能性があります。
借入れにかかる金利は、利息制限法で借入金額に応じた上限が決められています。借入額が10万円未満なら20%、10万円~100万円未満なら18%、100万円以上なら15%が金利の上限です。
借金を一元化することで1社に借入額がまとまるので、より低い上限金利が適用され、金利が下げられる可能性があります。
(※)参考:日本貸金業協会ホームページ「お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)」
③返済額が減らせる可能性がある
複数社からの借入れがあると、それぞれの借入先で約定返済額(最低限返済する金額)が設定されるため、毎月返済すべき金額が大きくなることがあります。
借金を一元化すれば、新たな借入先での約定返済額で返済でき、毎月の返済額を減らせる可能性があります。
複数社での借入れで返済負担が厳しくなっていた場合も、毎月の返済額を減らすことができれば、新たな返済計画で着実に返済を進めることができます。
④多重債務から脱して信用情報の整理につながる
信用情報機関のデータベース上では、借入先ごとに利用状況が記録されています。そのため、複数の金融機関から融資を受けている記録がある場合、審査に悪影響が及ぶ可能性があるので注意が必要です。
おまとめローンなどにより借金を1社にまとめれば、信用情報の整理につながります。また、金利が下がり、毎月の返済金額が小さくなることもあり、延滞リスクも減少して、安定的な返済が可能となるでしょう。
借金を一元化するときの注意点
おまとめローンで借金を一元化する場合は、以下の点に注意しましょう。
- 審査に通過する必要がある
- 追加の借入れができない場合がある
- 場合によって利息や金利の負担が増える
それぞれについて詳しく解説します。
①審査に通過する必要がある
おまとめローンなどを利用するためには、金融機関の審査を通過する必要があります。
審査では、返済能力を確認するために「属性情報」や「信用情報」が確認されます。
属性情報は収入や職業・勤務先、家族構成や住居の状況などの申込者の情報のことで、申込みの際に利用者自身で申請します。信用情報は、ローンやクレジットカードの申込みや返済に関する履歴で、信用情報機関に記録されています。
借入件数が多すぎる、過去に延滞がある、収入が不安定などで返済能力が不十分と判断された場合などには、審査に通過できず、借金の一元化ができない場合があります。
②追加の借入れができない場合がある
おまとめローンは借金一元化に特化したローン商品です。
利用限度額の範囲内であれば、繰返し借入れできるカードローンとは異なり、追加融資には対応していません。おまとめローンは、まずは返済を完了させて今ある借金を清算したいと考えている方に適しています。
③返済総額が増えることがある
借金の一元化で毎月の返済額を減らすと、返済期間が長くなることがあります。
返済額を減らすと毎月の負担は軽くなりますが、利息が発生する期間が長くなり、一元化しない場合と比べて返済総額が増えてしまう可能性があります。
なお、返済額を減らす場合も、繰上返済をすると利息の負担は抑えられます。一元化で毎月の返済額を減らす場合も、余裕があるときは繰上返済を検討してみるとよいでしょう。
借金を一元化できる金融機関の種類
借金を一元化できる金融機関としては、消費者金融、銀行、労働金庫などが挙げられます。融資までの日数、金利、融資限度額を比較すると次のとおりです。
消費者金融 | 銀行 | 労働金庫 | |
---|---|---|---|
融資までの日数 | 最短即日 | 最短3営業日など | 1週間以上 |
金利 | 3~18%程度 | 2~15%程度 | 5~7%程度 |
融資限度額 | ~800万円程度 | ~1,000万円程度 | ~1,000万円程度 |
消費者金融のおまとめローンは、融資までの日数が早いのがメリットです。最短即日での融資に対応するところもあります。
銀行のおまとめローンは消費者金融と比べると日数がかかりますが、消費者金融と比べて金利が抑えられる場合があります。
労働金庫は銀行と比べても、低い金利で利用できる傾向にあるのが特徴です。ただし、居住地の労働金庫しか利用できない、団体会員しか利用できない場合があるなど制約も多く、融資までに時間がかかります。
借金を一元化できる!おまとめローンの選び方
おまとめローンを選ぶ際に確認しておきたいポイントとしては、以下が挙げられます。
- 金利・限度額を確認する
- 利用できる返済方法を確認する
- 返済シミュレーションを確認する
金利・限度額などの基本的な情報のほか、返済に向けて利用できる返済方法や、具体的な返済シミュレーションを確認しておきましょう。
アイフルでの毎月の返済額や返済期間は「ご返済シミュレーション(※)」で確認できます。
(※)本シミュレーションの結果は、本日をお借入日とした場合の参考値です。目安としてご利用ください。
おまとめローンで借金を一元化する流れ
アイフルでは、以下に示す2種類のおまとめローン商品を提供しています。
以下は、アイフルのおまとめローンを利用して借金を一元化するまでの流れです。
- オンライン申込フォームに必要事項を入力
- 本人確認書類や収入証明書の提出
- 審査の実施
- 契約の締結
- 他社からのお借入れをご返済後、アイフルのローンに一元化
ステップごとに詳しく解説します。
①オンライン申込フォームに必要事項を入力
まず、アイフル公式サイト上の「おまとめローン オンライン申込」で必要事項(氏名、生年月日、性別、連絡先電話番号、年収など)を入力しましょう。24時間365日、お申込みを受付けしています。
なお、お電話でのお申込みも可能です。WEB上での手続きが苦手な方は、平日10:00~18:00の時間帯に、0120-008-127にお電話でお申込みください。
②本人確認書類や収入証明書の提出
次に、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を提出しましょう。アイフルでは、本人確認書類に記載されている住所が、現在の住所と異なる場合は、現住所が記載されている書類を追加で提出していただきます。
なお、希望する金額によっては源泉徴収票や給与明細書などの収入証明書類の提出が必要となる場合があります(※)。
(※)給与明細書は直近2ヶ月分が必要になります。住民税の記載がある場合、直近1か月分のみで可となることもあります。また、賞与支給のある方は、1年以内(夏・冬・各々)の賞与明細書も、給与明細書と合わせて提出します。
③審査の実施
必要事項の入力や本人確認書類などの提出が完了すると、申込内容に基づいて審査が実施されます。審査に通過したら電話やメールで通知が届きます。
④契約の締結
おまとめMAXをお申込みの場合、審査に通過した旨の通知が届いたら、WEBもしくはスマホアプリから会員ログインし、「契約締結(おまとめローン)」のアイコンからご契約となります。
かりかえMAXをお申込みの場合、審査通過後に、お近くの無人店舗でご契約の締結に進みましょう。公式サイトでは、地図上から店舗を検索できる機能を提供しています。また近くに店舗がない場合は、郵送でのご契約も可能です。
⑤他社からのお借入れをご返済後、アイフルのローンに一元化
ご契約の締結により、他社借入分がご返済されたうえで、アイフルのおまとめローンに一元化されます。
ご返済は1ヶ月に1回です。約定に基づく計画的なご返済をして、段階的に借入残高を減らしましょう。
アイフルのおまとめローンでも借金を一元化できる
アイフルでは、はじめての方向けに「かりかえMAX」、アイフルを利用中・利用されたことがある方向けに「おまとめMAX」を提供しています。
どちらも複数社の借金を一元化できるおまとめローンです。
「かりかえMAX」「おまとめMAX」では、今よりも低い金利で毎月のご返済負担を軽減することが可能です。複数の借金を一元化して返済管理を楽にできます。
おまとめは貸金業者のほか、銀行ローン、クレジットカードのリボ払いも対象です。1ヶ月に一度の計画的なご返済で、段階的に借金の残高を減らすことができます。
おまとめMAXの借換えのお申込みは、カードなし・郵送物なしのWEB完結で24時間365日誰にも知られず手続きが可能です。
複数の借入れは一元化して返済負担を減らそう
おまとめローンで、複数社の借金は一元化できます。借金を一元化すれば、金利や返済額を軽減できる可能性があるほか、返済の負担を減らせます。
おまとめローンで借金を一元化するときの注意点としては、審査があること、追加の借入れができないこと、返済期間が延びると返済総額が増える可能性があることなどが挙げられます。ぜひ借金を一元化して計画的に返済を進めていきましょう。
アイフルでは、おまとめローンとして「かりかえMAX」「おまとめMAX」を提供中です。金利や返済額が軽減できるおまとめローンを探している方は、ぜひアイフルのおまとめローンをご検討ください。
この記事の監修者:
飯田 道子
(いいだ みちこ)
プロフィール:
金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。趣味が高じてスキーやスキューバーダイビングのインストラクターも経験。現在は、数秘&カラーの上級トレーナーとしての顔を持ち、カラーセラピストとしても活動している。
資格情報:
1級FP技能士・CFP・海外生活ジャーナリスト