

「消費者金融で一度でも借りると危険」というイメージを抱いている方がいるかもしれません。消費者金融からの借入れは、計画的に利用すればお金が必要な場面で活用できるでしょう。
ただし、消費者金融を利用する際は、いくつかの注意点があるため、事前に把握したうえでお金を借りることが大切です。
本記事では、消費者金融からお金を借りるとどうなるのか、一度でも借りると危険というイメージがある理由、安全に利用するためのポイントなどを解説します。
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結論を先に言うと、消費者金融でお金を借りたからといって、特別何かあるわけではありません。
消費者金融は、一般に消費者向けの融資を主体とした事業者を指し、貸金業登録を行ったうえで、その営業にあたっては貸金業法や利息制限法などの法律を遵守しています。
2006年に法改正が実施される以前は、利用者の返済能力に見合っていない過剰な貸付や高金利の貸付がおこなわれることがあり、その結果、多額・多重債務を抱える人が続出したことで社会問題になりました。
法改正によってグレーゾーン金利が存在しなくなったほか、返済能力の調査が義務付けられたため、それぞれの利用者の収入に見合った貸し付けのみがなされるようになりました。
現在の消費者金融を含めた貸金業者は「貸金業登録」を行わなければ貸付業務は行えず、また、貸金業登録を行った事業者は貸金業法の遵守が求められます。
このように、利用者側は、適法に営業している貸金業者を利用していれば、違法な取り立てや高金利などにおびえるような事態になることは一切ありません。ただし、あくまでも借入れであるため、返済計画を立てたうえでの計画的な利用は必要です。
事実、日本信用情報機構の「各種統計データ」によれば、消費者金融を含めた貸金業者のサービスを利用している人数は1,063.2万人(2023年12月末現在)と、多くの方がサービスを利用しています。
(※)出典:金融庁ホームページ「貸金業法のキホン」
消費者金融に関する主な誤解には、以下のような点が挙げられます。
上記のうち、「高利貸し」「強引な取り立て」「反社会的勢力による営業」はいずれも法律で禁止されており、現在貸金業登録を行っている正規の貸金業者においてはこれらの違法行為を行うことはありません。
また、一度でも借りるとブラックリストに載るという事実もありません。
そもそもブラックリストは俗称であり、実際にそのようなリストが存在するわけではありません。いわゆる「ブラックリストに載る」とは、個人の信用情報に事故情報が登録されることを指します。
信用情報とは、カードローンやクレジットカードなどの申込みや契約、支払状況といった個人の金融取引の履歴に関する情報のことです。日本では以下の3つの信用情報機関があり、情報を共有しています。
消費者金融を利用しただけで信用情報に傷がつくと考えている方がいるかもしれませんが、消費者金融を利用すること自体は、ただちに信用情報に悪い影響を与えるものではありません。
ただし、消費者金融を含む金融機関で借入れをして、長期間返済に遅れたり滞納したりすると信用情報に事故情報が登録され、一定の期間記録が残ってしまいます。
事故情報が記録されている間は、ローンやクレジットカードの契約などで不利になるといえます。また、消費者金融をはじめとする貸金業者からの借入れについては総量規制(※)と呼ばれる上限規定があり、原則として貸金業者全体からの借入れの合計額が年収の3分の1を超える借入れはできません。
貸金業者側は信用情報機関を通じて、申込者が借入れている金銭の合計額を把握しているため、過少申告をしてもバレてしまいます。収入に見合った計画的な借入れ・返済を心掛けましょう。
(※)参考:日本貸金業協会ホームページ「お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)」
消費者金融は高利貸しのイメージを持つ方もいますが、金利に関しては利息制限法で上限が決められています。
借入金額 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 年20.0% |
10万円~100万円未満 | 年18.0% |
100万円超 | 年15.0% |
利息制限法の上限金利を超える金利は、超過部分が無効・行政処分の対象です。また、刑事罰の対象になる上限金利を定めた出資法でも、上限金利は年20%とされています。上限金利を超えると、重い刑事罰が課せられます。
つまり、正規の貸金業者では、年20%を超える高利貸しをすることはあり得ません。
なお、上述のとおり、貸金業法では総量規制(※)で利用者の年収の1/3を超える貸し付けを行うことが原則禁止されています。
収入に見合わないお金を高金利で借入れ、返済するために更に高金利でお金を借り入れる、といったような積み重ねで雪だるま式に借金がかさみ利用者が苦しむことを防止するため、金利や貸付額には厳しい規制が行われています。
(※)参考:日本貸金業協会ホームページ「お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)」
貸金業法では、「人を威迫し、その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない」 と明記されています。万が一返済が滞ったとしても、借入れに関する事実を他人に明かすなどの行為によって返済を強要されるようなことはありません。
たとえば、以下の取立行為は貸金業法で禁止されています。
そもそも、期日までにしっかりと返済すれば取り立ての心配をする必要もないので、返済の遅延や滞納はしないように気をつけましょう。
消費者金融として営業するためには貸金業登録が必要ですが、登録条件には反社会的勢力との関わりがないことも含まれています。そのため、正規の貸金業者であればバックに反社会的勢力がいる心配はありません。
ただし違法な業者の場合は反社会的勢力と関わりがある可能性もあるため、絶対に利用しないようにしましょう。
なお、貸金業登録をしている正規の貸金業者は金融庁の公式サイトで確認できるため、不安な方は、事前に確認しておくとよいでしょう。
消費者金融は幅広い方に利用されており、利用目的もさまざまです。以下では、日本貸金業協会「2023年度資金需要者等の借入意識や借入行動等に関する調査」を参考に、消費者金融でお金を借りる方の特徴を紹介します。
借入れしたお金の使いみちの第1位は、趣味・娯楽(レジャー、旅行など)費となっています。食費、家族のための支出、家賃の支払いなど、生活費関連の理由も上位に入っていますが、必ずしもお金に困っているから借りているわけではないようです。
事実、借入れに至った背景では、「将来の臨時収入や収入増加を見込んだ支出の先取り」が最も多く、将来の収入を見越してお金を借りている傾向があります。
借入先として消費者金融を選ぶ方の主な理由は、以下のとおりです。
このように、やむを得ず消費者金融を利用するというより、利便性の高さで消費者金融を借入先として選んでいる傾向があります。
消費者金融のカードローンでお金を借りること自体は問題ありませんが、借入れの際はいくつかの注意点があります。消費者金融のカードローンで借入れを検討している方は、事前に把握しておきましょう。
消費者金融のカードローンは、目的別ローンに比べて金利が高い傾向があります。そのため、自動車の購入や結婚資金など借入れの目的が決まっている場合は、目的別ローンのほうが利息を抑えられるかもしれません。
ご自身のお金の使いみちに応じて借入先を決めるとよいでしょう。
消費者金融のカードローンは、利用限度額の範囲内で借入れと返済を繰り返すことができるため、使い勝手のよさから借入れが習慣化しやすい傾向があります。
借入れが習慣化すると返済期間が長期化するため、その分支払う利息も多くなってしまう点には注意が必要です。
また、消費者金融のカードローンでは、原則リボルビング方式による返済を採用しています。リボルビング方式は毎月ほぼ一定の返済金額となるため、計画的な返済ができる点はメリットですが、月々の返済金額が少ないと元金が減りづらいことも覚えておきましょう。
ただし、消費者金融のカードローンは繰り上げ返済が可能です。早期完済をすればその分支払う利息を抑えられるため、お金に余裕のあるときは多めに返済することも検討しましょう。
消費者金融のカードローンを利用した場合は、信用情報機関に申込情報や利用状況、返済状況などが登録されます。登録された情報は一定期間残りますが、カードローンを利用すること自体は、適切に返済が行われている限り特に問題はありません。
ただし、長期の返済遅延や滞納をしてしまうと、異動情報として登録されるため、注意が必要です。消費者金融のカードローンを利用する際は、しっかりと返済するように心がけましょう。
消費者金融のカードローンを利用したからといって、消費者金融のカードローンを利用したことのみを理由に他のローンを組めなくなることはありません。
ただし、カードローンに限らず、ローン審査は他社の借り入れ・返済状況のほか、総合的な属性情報等を根拠に行われるため、商品によっては審査に影響がある可能性は否定できません。
消費者金融に危険性はありませんが、計画的に利用することが大切です。以下、消費者金融のカードローンを安全に利用するためのポイントを紹介します。
お金を借りる場合は、浪費、ギャンブルなどのために軽い気持ちで借りないことが大切です。何のためにお金を借りるか、本当に借入れが必要か、収入の範囲内で返済できるかなど、お金を借りる前に再確認することで、必要以上の借入れを防ぐことができます。
また、借金返済のための借入れをしないことも重要です。借金返済のための借入れは、そもそも収支のバランスが崩れてしまっているため、多重債務に陥っているといえます。現在の支出を見直し、新たな借入れの前に着実に返済を行うようにしましょう。
消費者金融を利用する際は、貸金業登録している正規の貸金業者か確認することが大切です。違法業者を利用してしまうと、トラブルになるため、どんな理由があっても利用してはなりません。
特に、「ブラックOK」「借金で困っている方」「借金ではないので大丈夫」などの謳い文句を掲げているのは違法業者のため、注意が必要です。
また、近年は給与の買い取りを謳う給与ファクタリングとなどとよばれるサービスも登場しています。「給与ファクタリング」は実際にはファクタリングとは異なる貸付の仕組みであるため、これを行うには貸金業登録が必要です。こちらに関しても十分注意しましょう。
消費者金融のカードローンを安全に利用するためには、借入れ前に利息や返済総額を計算して、無理のない返済計画を立てておくことが大切です。
利息はご自身でも計算できますが、多くの消費者金融では返済シミュレーションを提供しているので、返済計画を立てる際の目安として活用することをおすすめします。
返済シミュレーションを利用すれば、利息や返済総額、返済回数などを自動で算出してくれるため、計画を立てるときにとても便利です。
アイフルでも「ご返済シミュレーション(※)」が可能なため、ぜひご活用ください。
(※)本シミュレーションの結果は、本日をお借入日とした場合の参考値です。目安としてご利用ください。
返済期日は消費者金融ごとに異なるため、遅延や滞納をしないように返済期日を確認してスケジュール管理をすることが大切です。
長期間の遅延や滞納は信用情報に事故情報として登録されてしまうため、新たなローンの契約やクレジットカードの作成などに悪影響を与える可能性が高くなります。一度事故情報が登録されてしまうと、一定期間は消えないため注意しましょう。
また、返済が遅れると本来の返済日から遅れた日数分の遅延損害金が発生するため、余計な支出にもなってしまいます。
なお、事故情報として登録される点や遅延損害金が発生する点は、消費者金融にかかわらず銀行などほかの金融機関も同じです。
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消費者金融は、法律を遵守して業務を行っているため、無理のない返済計画を立てて計画的に利用すれば安全です。
返済シミュレーションを提供している消費者金融も多いので、事前に活用して、しっかりと返済計画を立てましょう。
また、お金に余裕のあるときは、多めに返済することで利息を抑えられるので、状況に合わせて繰り上げ返済も検討してください。
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飯田 道子
(いいだ みちこ)
金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。趣味が高じてスキーやスキューバーダイビングのインストラクターも経験。現在は、数秘&カラーの上級トレーナーとしての顔を持ち、カラーセラピストとしても活動している。
1級FP技能士・CFP・海外生活ジャーナリスト
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