クレジットカードのキャッシング枠とは?上限額の確認方法や注意点も解説
キャッシング枠とは、クレジットカードでお金を借入れできる上限額のことです。
クレジットカードは、ショッピング枠のほかにキャッシング枠を付帯させることができます。キャッシングは、上限額の範囲内で何度でも借入れが可能です。
本記事では、キャッシング枠の申込方法、借入れや返済の方法、メリット、注意点をわかりやすく解説します。
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クレジットカードのキャッシング枠とは?
クレジットカードは券種によっては申込みの際に「キャッシング枠」を付帯でき、ATMからクレジットカードを使って借入れができます。
キャッシング枠とは、キャッシングができる上限額のことです。
キャッシング枠の範囲内であれば、返済をすることで何度でも借入れができます。一度に合計で借入れできる金額の上限がキャッシング枠です。
クレジットカードには利用限度額やショッピング枠もある
クレジットカードにはキャッシング枠のほかに、利用限度額やショッピング枠というものもあります。
ショッピング枠とキャッシング枠は、合計で利用限度額までしか利用できません。ショッピング枠とキャッシング枠は合算されず、片方を使いすぎるともう片方の枠が圧迫されることがあるので注意してください。
たとえば、利用限度額100万円、ショッピング枠100万円、キャッシング枠50万円のカードの場合、キャッシングで20万円を利用すると、ショッピング枠で使えるのは80万円までとなります。
キャッシング枠を利用するメリット
クレジットカードのキャッシングには、下記のメリットがあります。
- すぐにお金を借りられる
- ATM以外でもお金を借りられる
- 海外でも借りられる場合がある
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
①すぐにお金を借りられる
キャッシングに必要な審査が終わっていれば、利用限度額の範囲でいつでもお金を借りられます。今すぐお金が必要なときにも役立つでしょう。
なお、お持ちのクレジットカードにキャッシング枠が付帯していない場合は、キャッシング枠を設定するための申込みが必要で、審査に数日~1週間程度かかります。
②ATM以外でもお金を借りられる
クレジットカードのキャッシングで借入れする際、ATMを利用するのが一般的です。しかし、クレジットカードによっては、銀行口座への振込みでも借りられることがあります。
たとえば、光熱費や家賃など引落しの費用が不足しているときは、口座振込による借入れが便利です。現金が必要なときはATM経由の借入れ、引落し用のお金が必要なときは口座振込による借入れと、使い分けることができます。
なお、口座振込による借入れの場合、金融機関によっては翌日反映になるなど、振込時間について注意する必要があります。
③海外でもお金を借りられる場合がある
クレジットカードによっては、海外でもキャッシングを利用できる場合があります。
事前に両替しなくても空港や駅、繁華街などに設置されているATMで現地通貨を受取れるため、日本円の手持ちがないときや、近くに両替所・銀行がないときにも重宝します。
海外で多額の現金を持ち歩くのは危険です。キャッシングを利用すれば、大金を持ち歩く必要がないためリスクを軽減できます。また、海外でキャッシングする際には、利息とATM利用手数料がかかりますが、日本円を両替する際にかかる両替手数料より安い場合があります
キャッシング枠を確認する方法
クレジットカードには、ショッピング枠とキャッシング枠があります。
所有しているクレジットカードにキャッシング枠があるか、キャッシングの利用限度額がいくらかは、下記の方法でかんたんに調べられます。
- クレジットカードの会員ページで確認する
- 契約書で確認する
クレジットカードの会員ページで確認する
クレジットカードの会員ページからキャッシング枠の確認が可能です。キャッシングの利用額や利用残高も会員ページから確認できます。
そのほか、多くのクレジットカードでは、スマホアプリで利用明細やキャッシングの利用残高などの確認が可能です。スマホアプリをインストールしておくと、こまめにキャッシングの利用状況を確認しやすくなります。
契約書で確認する
クレジットカードの契約書を確認してみましょう。キャッシング枠があるときは、利用限度額が記載されています。
また、紙の利用明細書を受取っている方であれば、毎月送付される明細書内に記載されていることもあります。
なお、クレジットカードの利用条件は不定期に変わることがあるため、注意が必要です。
契約当時のキャッシング枠は30万円でも、現在は50万円に増えていることもあるかもしれません。最新の情報については、クレジットカードの会員ページで確認しましょう。
キャッシング枠の設定方法
キャッシング枠を設定する方法としては、以下の2つがあります。
- クレジットカード発行時に設定する
- クレジットカードを発行したあとに設定する
クレジットカード発行時に設定する
クレジットカード発行の際にキャッシング枠の設定が可能です。
クレジットカードの申込みフォームの入力(申込書への記入)の際に、キャッシング額の希望額を申請しましょう。審査に通過すると、キャッシング枠が設定されます。
クレジットカードを発行したあとに設定する
発行申込みの際にキャッシング枠を設定しなかった場合も、あとから申込みをしてキャッシング枠を設定できます。
あとからキャッシング枠を設定する場合も、審査が必要です。無事に審査に通過するとキャッシング枠が設定され、手持ちのクレジットカードでキャッシングが利用できるようになります。
キャッシング枠は変更(増額・減額)できる?
クレジットカードのキャッシング枠は、増額・減額ができます。増額・減額ともに、アプリやWEBから申込みできるのが一般的です。
増額の申込みをすると、審査が実施されます。キャッシング枠設定時と同様、日数がかかる場合があるため、余裕をもって申込みしましょう。
増額の申込みをする際、以下のような場合には収入証明書の提出が必要です。
- 50万円を超える金額を希望した場合
- 他社を含む貸金業者からの借入総額が100万円を超える場合
- クレジットカード会社から求められた場合
収入証明書としては、給与明細(直近2ヶ月分)、源泉徴収票(前年分の最新のもの)、確定申告書(前年分の最新のもの)などが利用できます。
審査に通過すれば増額できますが、結果によっては減額、または利用停止される場合もあります。
なお、クレジットカード会社によっては、ショッピングの利用履歴を確認し、延滞トラブルなどが起きていない利用者に対してキャッシング枠の増額を提案するケースもあります。
クレジットカード会社から案内を受けた場合も審査が実施される点には注意してください。
いっぽう、減額の場合は審査が実施されず、手続きをすれば利用限度額が変更されます。ただし、再度増額したいときはあらためて審査を受けなければならないため、慎重に検討しましょう。
キャッシングで借入れする方法
キャッシングは、主に下記の方法で借入れできます。
- ATMからの引き出し
- 銀行口座振込
ATMからの引き出し
ATMからのキャッシングを利用する基本的な手順は、次のとおりです。
- ATMの画面で「お引き出し」などを選択
- ATMにクレジットカードを挿入
- 暗証番号を入力
- 借入額を入力
- カード・利用明細・現金を受取る
ATMでのキャッシングの際には、ATMの利用手数料がかかることがあるので事前に確認をしておきましょう。
銀行口座振込
指定した口座に借入れしたお金を振込んでもらう方法もあります。
口座振込の申込みは、WEBや電話窓口などから可能です。特にWEB申込みでは多くのところで即時での振込みに対応しています。
キャッシングの返済方法
クレジットカードでキャッシングした場合の一般的な返済手段は、口座引落です。クレジットカードによっては、振込み、ATM返済、インターネット返済による臨時返済(繰上返済)にも対応しています。
返済方法は、「一括返済」と「リボルビング払い」の2種類があります。両者の特徴や違いを以下で解説します。
一括返済
毎月の支払日に締日までの利用額を一括して返済する方法です。リボ払いと比べると、毎月の負担額が大きくなることがあります。
なお、リボ払い専用のクレジットカードも一部あり、一括返済が選べない券種もあります。
リボルビング払い
リボルビング払い(リボ払い)は、毎月決められた一定の金額を返済する方法です。一定額の返済となるため、毎月の支払額を管理しやすいメリットがあります。
また、一度に返済する金額が小さいため、毎月の返済負担も抑えられます。ただし、リボ払いは返済が長引き、利息負担が大きくなる傾向があります。
キャッシング枠をお申込み・利用する際の注意点
キャッシング枠を利用する前に、下記のポイントを確認しておきましょう。
- キャッシング枠は総量規制の対象
- キャッシングするとショッピング利用枠も減る
- 利息が発生する
- 延滞すると遅延損害賠償金が発生する
- 返済方法・返済方式を確認しておく
①キャッシング枠は総量規制の対象
クレジットカードのキャッシング枠は総量規制の対象です。
総量規制とは、貸付額(クレジットカードの場合はキャッシング枠の利用限度額)が年収の3分の1を超えないように制限する制度です。キャッシング枠の申込みをするときは、年収の3分の1以下になるように申込額を調整しましょう。
また、総量規制は1社ではなく貸金業者からの借入れの合計に対して適用されます。複数の貸金業者から借入れしている場合は、その金額も含めて年収の3分の1以下でなければならないため、注意してください。
なお、この年収は税金や保険料が引かれた手取り額ではなく、額面の総支給額を採用することが一般的です。
②利息が発生する
キャッシングでお金を借りた翌日から利息が発生します。
利息は借入額と金利、借入日数で計算されます。早く返済すると利息を抑えられますが、逆に延滞してしまうと利息が増え、総返済額が大きくなる点に注意が必要です。
③延滞すると遅延損害金が発生する
キャッシング返済に遅れてしまった場合、遅延損害金が発生します。遅延損害金は、返済に遅れたときに生じる利息です。
遅延損害金は支払日の翌日から1日ごとに発生するため、延滞が発生した場合は、できるだけ早く返済するようにしましょう。一般的に、遅延損害金の利率はキャッシングで借入れする際の通常の金利よりも高く設定されています。
借入れが必要ならアイフルのカードローンも選択肢
お金を借りるなら、クレジットカードのキャッシングのほかに、カードローンを利用する方法もあります。
カードローンは、クレジットカードのキャッシングと比較すると金利が抑えられることがあり、利用限度額が高めの傾向のためまとまった金額の借入れにも対応しやすいメリットがあります。
アイフルのカードローンは、申込み後、最短18分(※1)で審査結果の連絡があり、即日融資が可能です。利用限度額は1~800万円(※2)(その他の貸付条件はこちら)で審査結果によっては、クレジットカードよりも高額な融資にも対応が可能です。
また、アイフルでは、カードレスでアプリを使っての振込や、コンビニATMからの入出金にも対応しているので、カードを持ちたくない方はカードレスも可能です。
なお、はじめての方は「最大30日分利息0円サービス(※3)(※4)」でのお借入れが可能です。無利息期間内でのご返済なら利息0円で利用できます。急な出費に対応したいと考えている方はぜひアイフルの即日融資をご検討ください。
(※1)お申込み時間帯や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
(※2)アイフルの利用限度額が50万円超、または他社を含めた借入れ金額が100万円を超える場合は源泉徴収票など収入を証明する書類の提出が必要となります。
(※3)アイフルをはじめて利用する方で、無担保キャッシングローン(キャッシングローン、SuLaLi、ファーストプレミアムカードローン)を利用する方が利用可能です。
(※4)ご契約日の翌日から30日間が適用期間となります。お借入れの翌日からではありませんので、ご注意ください。
キャッシング枠は金利や使い方に注意して活用しよう
急な支出に備えるためにも、キャッシング枠があると便利です。ただし、クレジットカードのキャッシング枠は利用限度額が低めに設定される傾向があります。借入れに特化したサービスの利用をお考えの方は、カードローンもご検討ください。
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