

大学生のなかには、一人暮らしの生活費や資格試験の費用などが一時的に足りずに困っている方もいるのではないでしょうか。
お金が必要になったとき、大学生でも借入れする方法はいくつかあります。それぞれの借入方法で特徴が異なるので、借入目的に合った方法を選ぶことが重要です。
本記事では、大学生がお金を借りる方法9つを紹介します。お金を借りる際の注意点も知ったうえで、慎重に借入れを検討しましょう。
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結論から述べると、大学生がお金を借りることは可能ですが、誰でも借入れできるわけではありません。以下の2点に注意してください。
銀行の教育ローンやクレジットカードのキャッシング、カードローンは、満18歳以上(高校生を除く)または満20歳以上の方を対象としています。ローンによっては、18歳・19歳は申込みできないため、事前の確認が必要です。
また、年齢の条件を満たしていても、収入がない学生はローンを利用できません。ローンで借入れをすると、一般的に長期的な返済となるため、安定した収入を得ている必要があります。
つまり、年齢条件を満たしており、かつアルバイトなどの収入がある大学生なら借入れできる可能性があります。なお、国の教育ローンや奨学金は、学生本人の収入は問われません。
18歳、19歳がローンに申込みする際、収入証明書類の提出が必要な場合があります。収入証明書とは、収入を証明する公的な書類です。
大学生の場合は、一般的にアルバイト先から交付される源泉徴収票(直近の期間のもの)や給与明細書(直近2ヶ月分)を収入証明書類として提出します。
ローンによって提出できる収入証明書類の種類が異なるので、事前に確認しましょう。
大学生がお金を借りる方法はいくつかありますが、金利や利用条件、融資までにかかる時間などが異なります。それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、自分に適した方法を検討しましょう。
奨学金制度は、経済的な理由で修学が難しい方を対象に、学費や生活費を貸与または給付する制度です。主に、独立行政法人日本学生支援機構や地方公共団体の奨学金、学内奨学金があります。
メリット |
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デメリット |
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奨学金のメリットは、利息の負担を抑えられる点です。日本学生支援機構の奨学金の場合、第一種奨学金は無利子、第二種奨学金も低金利で借入れできます。金利は、年3.0%が上限と決まっています。
なお、奨学金を借りる際は、人的保証(連帯保証人・保証人)または機関保証(日本学生支援機構が指定する保証機関による連帯保証)が必要です。
学生ローンは、金融機関が学生を対象に貸付をする担保・保証人不要のローンです。
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多くの学生ローンでは、18歳・19歳でも申込みできます。ただし、利用限度額は低くなるのが一般的です。また、借入れや返済方法が限定されるなど、利便性が高くはない点がデメリットといえます。
教育ローンには、教育一般貸付(国の教育ローン)と民間の金融機関が提供する教育ローンの2つがあります。
このうち、日本政策金融公庫が取扱う教育一般貸付(国の教育ローン)は、高校や大学などの学校に在学する方の保護者を対象に、入学費用や在学費用を貸付する制度です。主に、以下のメリット・デメリットがあります。
メリット |
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デメリット |
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営利を目的としないため、金利が低く設定されています。ただし、所得制限が設けられており、子どもが1人の場合は世帯年収790万円(所得600万円)を超えると利用できません※。
なお、教育一般貸付の利用には、連帯保証人と保証基金のどちらかが必要です。いつでも申込みできますが、審査結果の通知、融資金の入金にそれぞれ10日前後かかるため余裕をもって手続きしましょう。
いっぽう、民間の金融機関が提供する教育ローンは、教育関連の用途に利用できる担保・保証人不要のローンです。
メリット |
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デメリット |
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金利は、奨学金と比べると高めですが、使いみちの決まっていないローンと比べると低めです。
利用する際は、金融機関所定の申込条件を満たす必要があります。金利や使いみちも金融機関によって異なるので、事前に確認しましょう。
(※)一定の要件を満たす場合、世帯年収990万円(所得790万円)まで緩和されます。
キャッシングは、クレジットカードのキャッシング機能を利用して借入れができるサービスです。
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キャッシング枠が設定済みのクレジットカードを持っていれば、すぐに借入れできるのがメリットです。ただし、キャッシング枠がカードに設定されていない場合は申込みや審査が必要となり、日数がかかります。また、審査に通らなければ利用できません。
クレジットカードによっては、キャッシング枠がショッピング枠に含まれています。この場合、キャッシング枠で借入れをするとショッピング枠を圧迫するため注意が必要です。
カードローンは、利用限度額の範囲内で自由に借入れできる担保・保証人不要のローンです。大きく消費者金融カードローンと銀行カードローンに分けられます。
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消費者金融カードローンは最短即日融資に対応しており、急ぎの出費にも対応可能です。複数の借入れや返済方法から選べる、利用できるATMが多いなど、利便性にも優れています。ただし、使いみちが決まっていないローンと比べると金利が高めです。
銀行に定期預金がある場合は、自動貸付けでお金を借りる方法があります。自動貸付けは、口座残高を超える払い戻しがあり、残高不足になったときに不足分が自動的に融資されるものです。
自動貸付けの機能がある場合、普通預金の口座からお金を引き出すだけで借入れが可能です。残高不足まで引き出すと、自動的に融資が受けられます。
たとえば、ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けの場合は、担保定額貯金または担保定期貯金を担保に預入金額の90%以内(300万円まで)の借入れが可能です。
メリット |
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デメリット |
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銀行の自動貸付けは、いつもの銀行口座で手間なく借入れできることがメリットです。1.0%未満などの低金利に設定されている点も魅力となります。
返済は、普通預金(ゆうちょ銀行は通常貯金)の口座に、借入れ分の金額を預入れすることで、自動的に返済できます。
スマホ決済サービスの提供元が、電子マネー残高として借入れができるローンサービスを提供している場合があります。使い慣れたスマホ決済サービスの残高として、借入れができます。
メリット |
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デメリット |
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質屋では、ブランド品、宝飾品、貴金属などを担保に、その場で品物の査定を受けてお金を借りることができます。品物を担保にするため、審査不要で借入れが可能です。
期日までに、借入れした金額と利息(質料)を支払えば、質屋に預けた品物は返却されます。期日までに返済しなかった場合、預けた品物は質流れとなり、所有権は質屋に移ります。
メリット |
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デメリット |
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家族や友人に頼んでお金を借りるのも方法のひとつです。相手との信頼関係が前提となるため、誠意をもって相談をして、お金を借りられた場合は期日を明確にして、確実に返済をしましょう。
金額や返済期日は借用書として残しておくと、返済に向けた姿勢が伝わりやすく、お金を貸してくれた相手にも安心感を与えることができます。
メリット |
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デメリット |
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借入れで一時的に金欠を乗り切ることができますが、その後の返済に苦労してしまう可能性も少なくありません。お金を借りる場合には、返済のためにお金をつくる方法まで想定をしておくと、無理なく返済しやすくなります。
大学生でお金がないときにお金をつくる具体的な方法は、以下が挙げられます。
アルバイトをはじめて、定期的な収入をつくることはまず検討したい方法です。計画的に返済が進めやすく、月々の出費より多くの金額を稼げば、慢性的な金欠も解決できます。
また、最近では空き時間にお金を稼げるスキマバイトのアプリも多数あります。特に借入れの金額が少額であれば、ちょっとした待ち時間などに少しずつお金を稼いで返済するのも方法のひとつです。
常に金欠が続いている場合は、日々のお金の使い方を見直して、出費を抑えることにも目を向けていきましょう。食費を抑えるなら、自炊がまず定番の方法です。そのほか、通信費、電気・ガス料金、保険料などの固定費の契約も見直してみましょう。
ポイ活は、お買物やポイントサイトでポイントを稼ぐ活動のことです。特にポイントサイトのポイ活は、アンケートに答えるなど案件をこなしてポイントを稼ぎ、貯めたポイントを電子マネーや現金に交換できます。
スマホですきま時間にお金が稼げるのがポイ活のメリットです。ただし、金額は少額になることが多く、大きな金額が必要な場合はアルバイトなどを検討したいところです。
大学生が学費や生活費を借りたいとき、奨学金制度や教育ローン、カードローンなどが役立ちます。
しかし、正しい知識を持っていないと、返済ができなくなる可能性もあります。大学生がお金を借りる際は、以下の注意点を知っておきましょう。
2022年4月に成人年齢が引き下げられ、18歳・19歳でも親の同意なくローンの契約ができるようになりました。
未成年者が親の同意を得ずローンの契約をした場合、「未成年者取消権」によって取り消すことができますが、成人すると取り消しはできません。
計画的な返済のためにも安易な利用は避け、本当に必要なのかを考えたうえで申込みをしましょう。また、借入れの際は、必要な金額だけを借りることが大切です。
借入れをすると、借りたお金に加えて利息を支払う必要があります。利息とは、借主が貸主に対して支払う手数料です。その利息の割合を示したものを「金利」と言います。金利や利用残高、利用日数に応じて、利息の額が決まる仕組みです。
利息の計算式 = 利用残高 × 金利(契約年率) ÷ 365日 × 利用日数(※)
必要以上に借りたり返済が長引いたりすると、返済できなくなる可能性があります。金利と利息の仕組みを理解したうえで借入れしましょう。
(※)借入の当日はご利用日数に含まれません。
(※)1円未満は切り捨てです。
(※)うるう年は366日での計算となります。
ローンの返済が遅れると、返済日の翌日から通常の利息に代わって遅延損害金が発生します。遅延損害金は、通常の金利よりも高くなる場合が多いため注意が必要です。
また、返済の延滞が長期にわたると信用情報機関にその履歴が登録され、他のローンやクレジットカードの審査に影響を与える可能性もあります。
借入残高や次回返済金額、返済日、利息額などの借入状況をこまめに把握し、遅延しないように返済しましょう。
アイフルのカードローンは、満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方であればお申込みが可能です。18歳・19歳の方にはお申込みいただけませんのでご注意ください。
WEBやスマホから24時間お申込みでき、ご契約まで来店不要で手続きが可能です。即日融資にも対応し、最短18分(※1)で審査結果が受取れます。
また、アイフルは、スマホアプリによるカードレスでのお借入れに対応しています。全国のセブン銀行/ローソン銀行ATMからスマホアプリでお借入れが可能です。
そのほか、はじめての方は、「最大30日間利息0円サービス(※2)(※3)」でのお借入れが可能です。無利息期間内でのご返済なら利息0円で利用できます。
アルバイトなどの収入がある満20歳以上の学生で、アイフルに興味をお持ちの方は、「1秒診断(※4)」をご活用ください。かんたんな項目をご入力いただくと、その場でご融資が可能かどうか診断できます。
「ご返済シミュレーション(※5)」を行い、計画的にご利用ください。
(※1)お申込みの時間帯により翌日以降になる場合があります。
(※2)アイフルをはじめて利用する方で、無担保キャッシングローン(キャッシングローン、SuLaLi、ファーストプレミアムカードローン)を利用する方が利用可能です。
(※3)ご契約日の翌日から30日間が適用期間となります。お借入れの翌日からではありませんので、ご注意ください。
(※4)診断の結果は、入力いただいた情報に基づく簡易なものとなります。実際の審査では、当社規定によりご希望にそえない場合もありますのでご了承ください。
(※5)本シミュレーションの結果は、本日をお借入日とした場合の参考値です。目安としてご利用ください。
大学生がお金を借りる方法には、奨学金や教育ローン、クレジットカードのキャッシング、カードローン、銀行の自動貸付け、スマホ決済のローンなどがあります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、目的に合った方法を選びましょう。
安易に借入れをすると、利息が大きくなり、返済ができなくなるリスクもあります。本当に借入れが必要なのかを検討したうえで、計画的に借入れを進めていきましょう。
飯田 道子
(いいだ みちこ)
金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。趣味が高じてスキーやスキューバーダイビングのインストラクターも経験。現在は、数秘&カラーの上級トレーナーとしての顔を持ち、カラーセラピストとしても活動している。
1級FP技能士・CFP・海外生活ジャーナリスト
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