

ローンや事業融資を借換えすれば、金利や毎月の返済金額を軽減できることがあります。返済の負担を少しでも軽減するために、借換えを検討している方もいるかもしれません。
本記事では、借換えとは何か、借換えの種類、借換えのメリット・注意点などを紹介します。
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借換えとは、ほかの金融機関で新たに借入れをして、現在の借入れを清算することです。
具体的な借換えとしては、住宅ローンやカードローンの借換えのほか、事業者向けの融資の借換えなどが挙げられます。
借入先を適切に選ぶことで、金利を下げる、毎月の負担を減らす(返済期間を延ばす)、複数の借入れを一元化するといったことが可能です。
借換えのほかに、ローンの一元化(おまとめローン)というものもあります。ローンの一元化は、複数社での借入れをひとつにまとめるもので、返済管理を楽にできるほか、借換えと同様に毎月の返済金額を減額できるメリットがあります。
ただし、「借換え」と「一元化」は厳密に区別されないことも多く、「一元化」の意味で「借換え」という言葉が使われることもあります。
なお、アイフルでも、複数のお借入れを一元化や借換えができるサービスとして「おまとめMAX」、「かりかえMAX」があり、返済金額・利息の負担を軽減することが可能です。
返済が厳しいときは、借換えのほかに既存融資を条件変更(リスケジュール)する方法もあります。
条件変更(リスケジュール)は、毎月の負担額を減らすなど、金融機関に交渉して返済条件を変更してもらうことです。たとえば、毎月40万円の返済を1年間は毎月20万円に減額してもらうような場合が条件変更に該当します。
ただし、条件変更が受け入れられれば返済負担は軽減できますが、金融機関側からは「返済が苦しいのでは」「業績が悪化しているかもしれない」という見方をされることがあります。結果として新規融資が難しくなる可能性があるため注意が必要です。
いっぽうで借換えは、新規融資を実行して既存融資を返済することです。既存融資の条件変更とは扱いが異なり、借換えの方が今後の新規融資への影響が少ないと考えられます。
借換えの方法としては、主に以下のような種類があります。
それぞれの借換えの概要について以下で見ていきましょう。
銀行では、プロパー融資(保証協会の保証を受けない直接の融資)、信用保証付き融資などの事業融資のほか、住宅ローンや個人向けローンなどの借換えが可能です。
銀行での借換えは、同一銀行内での借換え、他行への借換えの2種類があります。
同一銀行内での借換えでは、より低金利な条件への借換え、複数回の融資の一元化などが可能です。他行への借換えでは、より条件のよい銀行への借換えによる返済負担の軽減、複数の銀行での融資の一元化などができます。
信用保証付き融資は、借換保証制度による借換えができます。
信用保証付き融資は、信用保証協会が保証人となり、万が一事業者が返済できなくなったときに信用保証協会が代位弁済をするものです。
借換保証制度による借換えでは、新たな信用保証付き融資への借換えや毎月の負担額を減額、複数の借入れの一元化などができます。なお、信用保証制度でプロパー融資を借換えることは基本的にできません。
日本政策金融公庫は、中小企業、小規模事業者、農林漁業者などを支援する政策金融機関です。
日本政策金融公庫では、公庫融資借換特例制度により既往公庫融資の借換えが可能です。以下のような方が公庫融資借換特例制度の対象となります(※)。
なお、公庫融資借換特例制度で借換えできるのは、一部例外を除き、日本政策金融公庫での融資に限られます。民間の金融機関での融資は借入れできないので注意してください。
(※)参考:日本政策金融公庫
ビジネスローンやカードローンでの借換えも可能です。
事業向けのビジネスローンは、銀行融資と比べて金利が高く、利用限度額が少ない傾向ですが、審査が早い傾向にあります。そのため融資を急ぐときや少額の融資が必要なときなどに、ビジネスローンが選択肢になります。
カードローンでは、個人向けに借換えローンやおまとめローンがあり、低金利なローンへの借換えや、複数のカードローンの一元化などが可能です。また、クレジットカードのリボ払いをカードローンへ借換えして負担を軽減するケースもあります。
ローンや融資を借換えするメリットを、以下で見ていきましょう。
ローンや融資を借換えするメリットを、以下で見ていきましょう。
たとえばアイフルの「おまとめMAX」の場合、以下のようなお借入れの一元化ができます。以下の例の場合、毎月のご返済金額は50,000円-34,000円=16,000円軽減されます。
借換え前
毎月の返済金額 | |
---|---|
A社:30万円を返済中(金利18.0%) | 11,000円 |
B社:60万円を返済中(金利18.0%) | 16,000円 |
C社:90万円を返済中(金利16.0%) | 23,000円 |
3社合計の返済金額 | 50,000円 |
借換え後
毎月の返済金額 | |
---|---|
借換え後(総額180万円、金利15.0%) | 34,000円 |
借換え前後の返済金額が大きく変わらない場合などは、借換えで金利が下がることで利息のお支払いが少なくなる分、返済総額が減らせることがあります。
ただし、借換えで毎月の返済金額を大きく減らした場合、返済期間が長くなり、利息のお支払いが増えることで返済総額が増える可能性もある点は注意してください。
借換えをするときの注意点も、以下で確認していきましょう。
事業融資を借換えする際には、借換え前後の金融機関のそれぞれに対して手数料を支払うことになります。
手数料が高額になる場合、返済金額の軽減以上に負担が大きくなる可能性もあります。借換えによる手数料も含めて、借換えするメリットがあるのかを判断することが重要です。
ほかの金融機関に借換えをすると、借換え元の金融機関からすると裏切られたような印象になることがあり、金融機関との関係が悪化してしまうことがあります。
借換えによって、今後の融資に影響が出る可能性がある点は認識しておく必要があります。
事業者向けの借換えの審査では、一般的に財務状況や返済状況が主な確認項目です。継続的に利益が出ているのか、借りすぎや返済の遅延がなく健全な財務状況かなどがチェックされます。
いっぽうで、個人向けのカードローンの借換えでは、個人の属性情報や信用情報がチェックされます。
属性情報としては、返済能力をはかるために年齢、家族構成、勤務先、年収、職業、収入などの情報が確認されます。信用情報は、信用情報機関を照会してローンやクレジットカードの申込みや返済の記録が確認されることを覚えておきましょう。
アイフルでは、個人向けにおまとめローンを提供中です。
アイフルをはじめて利用する方向けに「かりかえMAX」、アイフルを利用中・利用されたことがある方向けに「おまとめMAX」を提供しています。どちらも複数社のお借入れのおまとめ、または1社でのお借入れの借換えができるおまとめローンです。
「おまとめMAX」「かりかえMAX」では、今よりも低い金利で毎月のご返済負担を軽減することが可能です。また、複数のお借入れを一元化して返済管理を楽にできます。
借換えは貸金業者のほか、銀行ローン、クレジットカードのリボ払いも対象です。約定に基づく1ヶ月に一度の計画的なご返済で、段階的にお借入残高を減らすことができます。
おまとめMAXの借換えのお申込みは、カードなし・郵送物なしのWEB完結で24時間365日誰にも知られず手続きが可能です。
借換えはほかの金融機関で新たに借入れをして現在の借入れを精算することで、金利や毎月の負担額を軽減できます。
借換えの種類は、銀行での借換え、借換保証制度による借換え、日本政策金融公庫の公庫融資借換特例制度による借換え、ノンバンクでのビジネスローンやカードローンによる借換えなどがあります。
借換えの注意点としては、事業融資の借換えは手数料がかかること、借換え元の金融機関と今後取引がしにくくなる可能性があることなどが挙げられます。
ぜひ借換えの特徴や種類、注意点を理解して、返済計画の見直しなどに向けて利用を検討していきましょう。
松崎 観月
大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当し、資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後、CFP認定を取得。現在は金融に関する記事の執筆・監修を行う。
CFP®認定(日本FP協会)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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