

銀行では、さまざまな個人向けのローン商品を展開しています。たとえば、住宅ローンやマイカーローン、カードローンなどがあり、利用したことがある方もいるのではないでしょうか。
お金を借りるときには、銀行から借りるのが一つの選択肢になります。しかし、銀行でお金を借りる際にはメリットもあるいっぽうで、デメリットもある点に留意しましょう。
本記事では、銀行でお金を借りる方法と各ローンの特徴を紹介します。また、銀行ローンを借りる条件や流れ、信販会社や消費者金融のローンとの違いについても解説します。
アイフルをご検討の方へ
ここからの契約で対象者にもれなく現金1万円プレゼント※
ここからの契約で対象者にもれなく
現金1万円プレゼント※
※諸条件あり
個人が借りられる銀行ローンには、さまざまな種類があります。銀行によっても種類は変わりますが、一般的なローンの種類と特徴は以下をご覧ください。
個人向け銀行ローンの種類 | 特徴 |
---|---|
住宅ローン | 使いみちが住宅の購入や建築費用などに限定されているローン |
マイカーローン | 使いみちが自動車の購入に限定されているローン |
教育ローン | 使いみちが子どもの教育費や学費に限定されているローン |
ブライダルローン | 使いみちが結婚資金に限定されているローン |
ビジネスローン | 使いみちが開業資金や設備投資などの事業資金に限定されているローン |
フリーローン(フリーローン型) | ・使いみちが限定されていないローン ・さまざまな目的で利用できる |
カードローン、ビジネスローン(カードローン型) | ・使いみちが限定されていないローン ・利用限度額まで繰り返し借りられる |
一般的に、お金の使いみちが指定されている住宅ローンやマイカーローンは、適用される金利が低い傾向にあります。
いっぽうで、使いみちが限定されていないフリーローンやカードローン、ビジネスローンなど適用される金利が高い傾向にあります。
銀行ローンを利用するためには、以下の3つの条件を求められることが一般的です。
2022年4月以降、成人年齢は18歳以上に引き下げられました。しかし、銀行ローンの利用条件は従来どおりの20歳以上のままであることが多いです。
また、本人に安定した収入があることも求められます。ただし、ローンによっては、収入が安定している配偶者が同意した場合でも借りられることがあります。
どの銀行でも、ローンの審査基準については公開していません。年齢や収入の条件を満たしていても、審査にとおらないケースがある点は、あらかじめ理解しておきましょう。
銀行によって審査基準は異なるものの、審査に落ちる可能性が高いケースがあります。
申込む際は、以下のいずれにも該当しないように気を付けましょう。
カードローンの審査では、申告した年収や勤務先の名称などを確認し、返済能力を判断しています。収入や雇用状況などをトータルで評価した結果、返済能力が疑問視されると審査に落ちてしまうでしょう。
なお、一般的に審査の過程では「返済負担率」も考慮されるといわれています。返済負担率とは、年間収入に対してローン返済額が占める割合です。
返済負担率が高いほど、家計にゆとりが生まれません。そのため、途中で返済が困難になる可能性が高く、審査に落ちやすくなるでしょう。
なお、返済負担率を低く見せたいがために、年収を多く申告したり借入額を少なく申告したりするのは控えましょう。申込内容に虚偽の情報があると、「信用できない人物である」という印象を与えてしまうためです。
他社から借入れている状態で申込むと、審査に落ちる可能性が高まります。すでに借入れがある状態で、さらに借入れを増やすと、きちんと返済できるのか疑問視されてしまうためです。
ローンの借入状況やローンへの申込履歴も、信用情報のひとつとして記録されています。複数の借入れがある「多重債務状態」だと、審査に悪影響が出ると考えられる点を押さえておきましょう。
信用情報に問題がある状態とは、「金融的な信用がないこと」を意味します。お金を貸す側からすると、あんしんしてお金を貸せないため、審査に落ちてしまうでしょう。
信用情報とは、ローンやクレジットカードの利用に関する、過去から現在までの客観的な取引事実を表す情報です。信用情報機関という機関に情報が登録されており、審査の過程で信用情報はほぼ必ず確認されます。
たとえば、これまでにローンやクレジットカードの返済に遅れた経験があったり、債務整理をした経験があったりする場合は審査に悪影響が出るでしょう。
銀行からお金を借りる流れは、以下のとおりです。
銀行やローンの種類によっては、お金を借りる流れが異なることもあります。とくに審査時間に関してはローンの種類で大きく異なる場合があるため、注意が必要です。
ローンに申込むときには、本人確認書類や収入証明書類などの提出が求められます。基本的に本人確認書類は必須で、借入金額によっては収入証明書も必要です。
ローンの種類や銀行、借入金額によっても異なるため、事前に確認して準備しておきましょう。
次に、申込書に必要事項を記入して提出します。申込書は店舗でも受取れますが、郵送で取り寄せられるケースや、公式ホームページからダウンロードできるケースもあります。
また、申込フォームに記入して、オンラインで申込めるものもあります。オンラインであれば郵送や窓口に行く手間がかからないため、スムーズに審査に進められるでしょう。
申込書や提出書類に不備がないことが銀行で確認されると、審査に進みます。
なお、審査の過程では原則として在籍確認が実施されます。在籍確認とは、申込者が申込書に記載した勤務先に勤務しているのかを確認することです。「本当に勤務しており、安定した収入を得ているかどうか」を把握するために実施されます。
勤務先に電話をかけて在籍確認を実施する銀行もあるため、在籍確認の手段を事前に確認しておきましょう。
審査に通過した場合は、ローン契約を締結します。
銀行によっては、オンラインでの契約に対応しています。オンラインでローン契約ができると、紙の契約書類を郵送で受取る必要がないため、スムーズに手続きが完了するでしょう。
なお、申込額と実際にローンで借りられる金額は異なることがあります。審査によっては申込額よりも借りられる金額が少なくなることもあるため、確認しておきましょう。
無事契約が締結されたら、定められた利用限度額の範囲内でお金を借りられるようになります。なお、融資の方法は、ローンの種類や銀行によって異なります。
たとえば、カードローンでは振込みによる融資やATM経由の融資など、複数の手段が用意されているケースがありますが、住宅ローンは直接銀行口座に振込まれることが一般的です。
銀行ローンのなかでも、比較的自由度の高い使い方ができるローンが銀行カードローンです。契約時に利用限度額を決め、利用限度額の範囲内で繰り返し借入れることができます。
なお、カードローンは、銀行だけでなく信販会社や消費者金融でも取り扱っている商品です。カードローンを提供している銀行と信販会社、消費者金融の違いや、どのような方に向いているのかも解説します。
銀行カードローンは、銀行法に則って貸付けされるローンです。他の金融機関に比べて金利は低めですが、審査時間はやや長めです。ただし、銀行によっては最短当日に審査結果が分かるところもあるため、銀行カードローンで借入れたい場合は確認してみましょう。
銀行カードローンに申込むときは、運転免許証などの本人確認書類の提出を求められます。また、50万円を超える借入れを希望するときは、源泉徴収票や確定申告書などの収入証明書の提出が必要になることが一般的です。
信販会社でも、カードローンを提供していることがあります。また、信販会社が提供しているクレジットカードに付帯されたキャッシング機能により、カードローンと同じく利用限度額まで繰り返し借入れが可能な場合があります。
信販会社が提供しているカードローンやクレジットカードのキャッシングは、いずれも貸金業法に則った貸付けを実施している点が特徴です。また、信販会社のキャッシングは他の金融機関に比べて金利が高く、利用限度額が低めに設定されていることが多いです。
そのため、キャッシング目的でクレジットカードに申込むのではなく、あくまでもショッピング機能がメインで、少額の借入れが必要になったときにキャッシングを利用するような使い方が想定されています。
なお、審査時間については信販会社によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
消費者金融は、主に個人向けの融資に特化したサービスを提供している業者のことです。消費者金融のカードローンは、他の金融機関に比べて金利は高めですが、審査時間が短い傾向があるため、申込んだその日に借りられる即日融資に対応している業者も少なくありません。
なお、消費者金融では貸金業法に則った貸付を実施しているため、総量規制(※)に基づき原則として年収の3分の1を超える金額を借入れができません。
基本的に提出書類として本人確認書類が必要ですが、50万円を超える借入金額を希望するときや他社を含めて100万円以上を借入れるときは収入証明書の提出が求められます。スムーズに借入れするためにも、申込む前に提出書類を確認しておきましょう。
銀行・信販系・消費者金融の特徴を踏まえて、銀行ローンのメリットを紹介します。
銀行ローンは、信販系や消費者金融に比べて金利が低いというメリットがあります。それぞれ適用金利の目安を比較すると、以下のとおりです。
適用金利の目安 | |
---|---|
銀行ローン | 1.5%~15.0%程度 |
信販系 | 15.0%~18.0%程度 |
消費者金融系 | 3.0%~18.0%程度 |
金利が低いということは、利息と総返済額を抑えられることを意味します。借入れコストを抑えられるため、できるだけ経済的な負担を抑えたいという方に向いているでしょう。
銀行ローンは、信販系や消費者金融に比べて、一般的に利用限度額が大きい傾向にあります。
利用限度額の目安 | |
---|---|
銀行ローン | 10万円~1,000万円程度 |
信販系 | 1万円~100万円程度 |
消費者金融系 | 1万円~800万円程度 |
銀行にもよるものの、最大で1,000万円の融資にも対応しています。高額な融資を必要としており、借入希望額が大きい場合は銀行ローンの利用を検討するとよいでしょう。
銀行ローンにはメリットがあるいっぽうで、いくつかのデメリットもあります。メリットだけでなくデメリットも把握し、ご自身に向いているかどうかの判断に役立ててみてください。
銀行ローンは、信販系や消費者金融系ローンよりも審査が厳しい傾向にあります。銀行ローンは金利が低い傾向にあるため、低金利を維持するためには確実に返済してくれるかどうかを、慎重に審査を行う必要があるためです。
また、銀行ローンは借入限度額が大きく、長期的な借入れとなるケースがあります。貸し倒れとなるリスクを正確に評価するためにも、より厳密に返済能力を確認する必要があるのです。
低金利は魅力的であるいっぽうで、審査に落ちる可能性は十分に考えられるでしょう。収入や雇用形態が不安定な場合、審査に通らないことがあるため注意が必要です。
銀行ローンは審査に時間がかかるため、一般的に最短即日融資に対応していません。反社会的勢力との関係排除のために警察庁データベースの照会が必要となり、この照会には時間がかかります。
また、「保証会社による保証を受けられること」を利用条件としている場合は、銀行だけでなく保証会社による審査も行われます。これにより、審査に時間がかかってしまうのです。
銀行ローンでは、最短でもお金を借りられるのは翌営業日になるでしょう。「その日のうちにお金を借りたい」というニーズには応えられない点には注意が必要です。
できるだけ早くお金を借りたい場合は、信販系や消費者金融系ローンへ申込むとよいでしょう。
消費者金融のローンは、申込んだその日に借りられることもあるため、とくに急遽お金が必要になった方などには利便性が高いサービスといえます。お急ぎの方は、即日融資に対応しているか確認してから申込むようにしてください。
アイフルでは、お申込みから最短18分(※1)で審査が完了し、最短即日融資に対応しています。WEBからのお申込みにも対応しており、24時間いつでも申込むことが可能です。
また、「最大30日間利息0円サービス(※2)(※3)」を提供しており、条件を満たす方はご契約の翌日から最大30日間、利息なしでのお借入れが可能です。お急ぎの方や利息を抑えてローンを利用したい方もぜひチェックしてみてください。
(※1)お申込み時間帯や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
(※2)アイフルとはじめて契約する方で、キャッシングローンを利用する方が対象です。
(※3)ご契約日の翌日から30日間が適用期間となります。お借入れの翌日からではありませんので、ご注意ください。
銀行ではさまざまな個人向けローンを提供しています。銀行カードローンは低金利でお金を借りられるメリットがあるいっぽうで、審査が厳しかったり、最短即日融資ができなかったりする傾向がある点に注意が必要です。
個人がお金を借りる方法は、銀行のローンだけではありません。信販会社のカードローンや、クレジットカードのキャッシング、消費者金融のカードローンなども選択肢となります。
借入れの目的や金額、時間的な余裕があるかなどによって適切なローンは異なります。申込みの前に、各ローンの上限金利や審査時間、借入方法、返済方法などを確認し、ご自身にあったローンを選ぶようにしましょう。
飯田 道子
(いいだ みちこ)
金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。趣味が高じてスキーやスキューバーダイビングのインストラクターも経験。現在は、数秘&カラーの上級トレーナーとしての顔を持ち、カラーセラピストとしても活動している。
1級FP技能士・CFP・海外生活ジャーナリスト
アイフルを
ご検討中のお客様