申込体験を変えるUI改善

キャッシングローン申込フォームのUIを刷新し、お客様にとっての使いやすさを徹底的に追求しました。

お客様の声やフォーム上の離脱データをもとに、改善と検証を繰返すことで、申込完了までの流れをスムーズにし、コンバージョン率(CVR)の向上を実現しました。

お客様が離脱するフォームの課題

ホームページからの申込件数が思うように伸びず、フォームへアクセス後に途中離脱し、申込完了に至らないことが課題でした。

特にスマホユーザーにとって、フォームの入力項目が多く操作しづらいことが申込完了を妨げている可能性がありました。

不要項目の見直しとUIの最適化

現場部門と社内のプロダクトオーナーの部署が連携し、フォームの見直しを実施。「フォームの項目数が多く、圧迫感を与えてしまっているのではないか」という仮説のもと、不要な入力項目の削減を進めました。

社内エンジニアが改修を担当し、改善内容の実装をスピーディーに実現。また、社内のデータ部門と連携し、離脱ポイントや入力中断率などを定量的に測定。PDCAサイクルを短期間でまわすことで、ユーザーの行動データに基づいた判断が可能となりました。

コンバージョン率大幅改善の成果

フォームの項目削減とUI改善を実施した結果、コンバージョン率(CVR)は34.2%から49.7%へと大きく改善しました。特に優良顧客は最低限の入力項目で審査できるようにしたことで、ユーザーのストレス軽減が効果として現れたと分析しています。

また、申込完了までの所要時間も短縮され、お客様にとってスムーズな申込体験を提供できるようになりました。

申込みフォーム画面の変更前と変更後

ユーザー起点の改善を他領域にも

申込フォームの改善で得られた知見と成果を活かし、他の申込みや手続きのフォームにも同様のアプローチを展開していく予定です。ユーザーの行動データや現場の声を引き続き分析し、お客様にとってわかりやすく使いやすい導線設計を追求していきます。

今後も快適な顧客体験を提供することに留まらず、CVRの向上を目指し、継続的な改善と検証を実施していきます。