ファクタリングを装った闇金の特徴は?安全な会社を見極める方法も解説

公開日:2025-11-28
ファクタリングを装った闇金の特徴は?安全な会社を見極める方法も解説

ファクタリングは、「債権の売買契約」にあたる合法的な取引であり、高額な手数料を請求する悪質な業者との取引を除き、基本的には危険性はありません。しかし、ファクタリングを装い、違法な貸付を行う金融業者(闇金)が一部存在します。

本記事では、ファクタリングと闇金業者の違いや特徴、事例・判例を解説します。偽装ファクタリングを見分け、安全に利用するためのポイントも紹介するので、ぜひご覧ください。

ファクタリング

「ファクタリング=闇金」ではない

ファクタリングとは、事業者が保有している売掛金をファクタリング会社に買取ってもらい、期日前に現金化するサービスです。「債権の売買」にあたる取引で、ファクタリング自体に違法性はありません。

ファクタリングを利用すれば、不動産担保や経営者個人による保証に依存することなく資金を調達できるため、中小企業や個人事業主にとって資金繰りを安定させる有効な選択肢となります。

ファクタリングを装った闇金(違法な金融業者)とは

近年、「ファクタリング」を装って違法な貸付を行う金融業者(闇金)の存在が確認されています。こうした手法を「偽装ファクタリング」と呼びます。

正規のファクタリングは、債権の売買契約であり、貸金業(金銭の貸付)には該当しません。しかし、偽装ファクタリングはファクタリングを謳っていますが、実態は「貸金業」に該当するおそれのある取引です。

実質的に貸金業である場合、無登録で貸付を行う業者は闇金であり、貸金業法などの規制対象となります。

実際に偽装ファクタリングの事例が確認されているため、違法な取引に巻き込まれないよう金融庁が注意喚起を行っています。

ファクタリングを装った闇金に見られる特徴

偽装ファクタリングの可能性があるサービスに見られる特徴として、主に以下の5つが挙げられます。

  • 手数料が相場とかけ離れている
  • 契約書類が交付されない
  • 償還請求権付きの契約になっている
  • 分割払いが可能だと謳っている
  • 会社の所在が不明確である

これらの特徴に当てはまる場合は、闇金業者の疑いがあるため、ほかのファクタリング会社を検討する、公的機関の窓口に相談するなどの対応を取りましょう。

手数料が相場とかけ離れている

手数料が相場と比べて高すぎる場合、闇金業者の可能性があります。

ファクタリングは融資ではないため、利息制限法(貸付の際の上限金利を定めた法律)の適用を受けません。闇金業者はこれを悪用し、ファクタリングを装って高額な手数料を請求するケースがあります。

相場と比べて著しく高い手数料を提示された場合は、利用を控えましょう。

なお、ファクタリングの一般的な手数料相場は以下のとおりです。

取引形態 一般的な手数料相場
2社間ファクタリング 8%~18%程度
3社間ファクタリング 2%~9%程度

契約書類が交付されない

契約書類が交付されない、あるいは契約内容の説明が不十分な場合、闇金業者による違法な取引の可能性が疑われます。

正規のファクタリングを利用する際は、取引内容が詳しく記載された「売買契約書の控え」などの交付を受けることが一般的です。

いっぽうで、偽装ファクタリングの場合は、契約書類を交付しなかったり、売買契約ではなく「金銭消費貸借契約」を締結したりするケースがあります。

償還請求権付きの契約になっている

償還請求権が付いた契約は、偽装ファクタリングの疑いがあります。償還請求権とは、売却された売掛債権等が返済不能になった場合に、債権者が元の債権者に返済を請求する権利のことです。

正規のファクタリングは、原則として償還請求権がない契約(ノンリコース契約)を結びます。そのため、売掛金が回収できなくなっても、利用者がファクタリング会社に支払う義務はありません。

いっぽう、償還請求権付きの契約では、売掛金が回収できなくなると利用者に支払義務が発生します。

また、債権が回収できない場合に買戻しを行わせる契約は、「債権の売買」ではなく、「債権を担保とした貸付」とみなされ、偽装ファクタリングに該当する可能性があります。

ただし、必ずしも償還請求権付きのファクタリング契約が違法とは限りません。

分割払いが可能だと謳っている

分割払いに対応しているファクタリングがあれば、闇金業者である可能性が高いため、利用は控えましょう。

ファクタリングは債権の売買であり、融資とは異なります。そのため、回収した売掛金は一括で支払うことが原則であり、分割払いはできません。

分割払いを認めると「貸付」とみなされ、貸金業登録を受けていない業者は違法となります。

会社の所在が不明確である

会社の所在地や事業の実態が不明確な業者はリスクが高いため、利用は避けましょう。

  • 公式サイトに住所が記載されていない
  • 住所を検索しても事務所の実態が確認できない
  • 連絡先や窓口がわからない

このような業者を利用すると、たとえ闇金業者でなくても、トラブルが発生した際に問題解決が困難になる可能性があります。

ファクタリングを装った貸金業の事例・判例

金融庁は、偽装ファクタリングが疑われるケースとして、以下のような事例を公開しています。少しでも怪しいと感じたら、公的窓口などに相談しましょう。

  • 買取代金が売掛金の額に比べて著しく低い
  • 高額な手数料が差し引かれる
  • 契約書に「売買契約」である旨が定められていない
  • 債権を回収できなかった場合に、売主による債権の買戻しや買主による償還請求が行われる契約になっている

また、金融庁のホームページでは、ファクタリングではなく「貸金業」に該当すると判断された判例も公表されています。以下はその一例です。

売掛金を回収できなかった場合に、売主が債権額以上の金額をファクタリング会社に支払う旨の公正証書が作成されていたなど、ファクタリング会社が不払いのリスクを負担していなかった(東京高裁令和3年7月1日判決)(※)

契約上はノンリコースの規定が設けられていたが、取引先にファクタリングの利用が知られると事業の継続が困難になるため、売主がどうしても債権を買い戻さざるを得ない状況にあったことをファクタリング会社も認識していたことなどから、事実上は売掛金を担保とする融資だと判断された(札幌高裁令和4年7月7日判決)(※)

なお、貸金業に該当するかどうかは個別に判断されます。

闇金の疑いがある場合の相談窓口

ファクタリングを利用する際に、少しでも怪しい点や不安な点がある場合は、トラブルに巻き込まれる前に公的機関の窓口や専門家に相談することが重要です。

利用できる主な窓口を紹介します。

相談窓口 概要
金融サービス利用者相談室(金融庁) 金融サービスのトラブルなどに関してアドバイス(他機関の紹介や論点の整理など)を受けられる
#9110番(警察相談専用電話) 犯罪などに該当するかわからないが、警察に相談したいことがある場合に利用できる
貸金業相談・紛争解決センター(日本貸金業協会) 貸金業務に関連する借入れや返済の相談などを受付けている
消費者ホットライン(全国の消費生活センター) 商品やサービスなど消費生活全般に関する電話相談を受付けている

安全なファクタリング会社を見極めるポイント

ファクタリングは、正規の業者を利用すれば、急な資金需要にも対応できる有効な手段です。安全なファクタリング会社を見極めるために、以下のポイントを押さえましょう。

  • 契約書を細部まで確認する
  • 手数料が高額でないか確認する
  • 信頼できるファクタリング会社を選ぶ

契約書を細部まで確認する

ファクタリングを利用する際は、契約書の内容を細部まで確認したうえで契約を結びましょう。確認すべき主な項目は以下のとおりです。

  • 契約の種類
  • 償還請求権の有無
  • 手数料
  • 債権の金額
  • 契約の解除条件
  • 損害賠償・違約金
  • 債権譲渡登記の有無など

違法業者のなかには、「金銭消費貸借契約」を締結させるケースもあるため、「債権譲渡(売買)契約」である旨が明記されているかを確認することが大切です。また、契約内容に不明点がある場合は、必ず確認してから手続きを進めましょう。

手数料が高額でないか確認する

闇金業者は、ファクタリングの手数料と称して高額な利息を請求することがあります。ファクタリングを利用する際は、複数の業者を比較し、手数料が相場と比べて著しく高額でないか確認しましょう。

闇金業者と契約してしまうと、高額な利息によりかえって資金繰りが厳しくなり、事業運営に支障をきたす可能性が高くなります。

信頼できるファクタリング会社を選ぶ

ファクタリングを安全に利用するには、信頼できるファクタリング会社を選ぶことが重要です。安全なサービスに見られる主な特徴は以下のとおりです。

  • 会社情報が明確に記載されている
  • 利用事例や実績が紹介されている
  • 質問に対して丁寧に対応してくれる
  • 問合せ窓口が用意されている
  • ファクタリングの協会団体に加入している

AGビジネスサポートは、一般社団法人オンライン型ファクタリング協会に加盟しており、協会のガイドラインに基づいて健全なファクタリングサービスを提供しています。

ファクタリングの相談はアイフルグループ「AGビジネスサポート」へ

アイフルのグループ会社「AGビジネスサポート」が提供する売掛債権ファクタリングは、最短即日の資金化が可能です。一般社団法人オンライン型ファクタリング協会のガイドラインを遵守し、あんしんして利用いただける体制を整えています。

また、売掛金の売買であるため、売掛先に重点をおいた査定を行っており、赤字決算の方や開業間もない方も申込みいただけます。

電話での問合せ・相談窓口も用意しているので、不安な点がある方はぜひ一度AGビジネスサポートにご相談ください。

闇金業者を見極めて安全なファクタリングの利用を

ファクタリングは、売掛金を活用した資金調達手段であり、法的に問題はありません。しかし、闇金業者による偽装ファクタリングの事例も報告されているため、ファクタリングと闇金の違いを理解し、安全なサービスを見極めることが重要です。

信頼できるファクタリング会社を選び、契約書の内容や手数料を確認したうえで契約を結びましょう。

AGビジネスサポートの売掛債権ファクタリングは、WEBから申込みでき、来店不要で手続きが可能です。資金繰りにお悩みの事業者さまは、ぜひご検討ください。

ファクタリング
竹下 昌成

この記事の監修者

竹下 昌成

竹下FP事務所代表、㈱メディエス代表取締役、TAC専任講師。兵庫県西宮市在住、昭和46年生まれ。立教大学卒業後、池田泉州銀行、日本GE、タマホームなどを経て現職。タマホームFPとして600件超のFP相談実績あり。サラリーマン投資家として不動産賃貸業をスタート、それだけで生活できるようになったので卒サラ。現在は大家業をメインに講師や執筆活動、相談業務でのんびりと過ごしています。得意分野は不動産投資や住宅購入など。お気軽にご相談ください。

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貸付条件を確認し、借りすぎに注意しましょう。

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更新日:2025-11-28