お金がない主婦の共通点と生活費が足りなくなった時の対処法
お金がない主婦の共通点
「今月の生活費が苦しい…お金がない」という日常を過ごしている主婦の方には、何かしらのお金にまつわる共通点があるのではないでしょうか。
収入と支出のバランスが取れていない場合もあるかと思いますが、そもそもの生活習慣によりお金が無くなっている可能性も大いにあるので、具体的な原因と解決策について見ていきます。
家計簿をつけていない
1ヶ月にどれだけの生活費がかかっているかを把握できないと、家計の管理が散漫になり、お金がない状態になりやすくなります。
家計簿をつけることで、収入と支出の金額を管理しやすくなるため、お金がない状況を回避することができます。
無計画にお金を使う「浪費」は、主婦の天敵とも言えるでしょう。
節約をする実行力がない
節約しようという意識は持っていても、それを実際の行動に移していなければ意味がありません。
楽観的に構えて節約が後回しになってしまう、あるいは「お金がない」ということに危機感を持っているのに具体的な行動に移せていない場合もあるのではないでしょうか。
毎月1,000円でも節約すれば、積み重ねれば1年で12,000円もの額になります。意識を始めたら、すぐに始めるほうが早く家計は楽になります。
生活水準を周りに合わせている
日常生活の水準を周りに合わせてしまっていると、浪費につながることがあります。
ついつい「友人と同じブランド品を買ってしまう」「SNS映えする食材を用意してしまう」といった例です。
周りにいる「自分よりも所得が高い人」に合わせて身の丈以上の生活をしてしまうと、必要以上のお金が必要になってしまい、生活が苦しくなりがちです。
専業主婦で働きに出ていない
世帯年収で考えるなら、理論上は共働きの方が高くなります。ただし、子育てや家庭の事情により専業主婦という選択肢を取る人も多いのではないでしょうか。
家族との時間を大事にできる、生活環境の整備がきちんとできるというメリットもありますが、共働きの世帯と比較すれば客観的に見て収入は減ってしまいます。
お金がない場合はまず状況整理から
主婦という立場でお金がない状態なのであれば、まず考えるべきは節約です。
仕事をした対価として得る1万円も、節約して手元に残った1万円も、お金としての価値は同等です。
まずは、自身と家庭のお金に関する状況をきちんと把握することから始めましょう。
収入と支出のバランスを確認
働いている主婦でも専業主婦でも、まずは世帯の収入と支出のバランスをきちんと把握する必要があります。そのためにも、家計簿を付けることを習慣づけてみましょう。
毎月の支出をノートにまとめておき、家族や自分の収入から使った分を差し引いて、最終的にお金がどれくらい残るか(あるいは赤字になるか)を確認します。
その上で、削減できる部分がないかを確かめる必要があります。固定費や変動費で節約できる箇所を検討してみてください。
ライフプランを考えてみましょう
自分の人生の将来設計を立てることをライフプランニングといいます。これから先、時間の経過とともにあらゆる面でお金が必要になってきます。
自分が考える将来のライフスタイルを時系列ごとに書いていくことで、どのタイミングでお金がいくら必要になるかを計算します。
ライフプランの作成にあたっては、日本FP協会の提供している便利ツールなどの活用がおすすめです。場合によりファイナンシャルプランナーへの相談も検討してみてください。

子供のいる主婦は教育費用が鍵を握る
「住宅費用」「老後の資金」「子供の教育費」は一般的に人生の3大出費と言われています。この中でも子供がいる主婦の場合は、教育費用をきちんと考える必要があります。
子育てにかかる費用は、どのような進学先を選択するかで変わります。
文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」日本政策金融公庫の令和2年度「教育費負担の実態調査結果」によれば、1年間にかかる学費は進学先によって以下のとおりです。
進学先 | 1年間の学費 |
---|---|
公立幼稚園 | 22.4万円 |
私立幼稚園 | 52.8万円 |
公立小学校 | 32.1万円 |
私立小学校 | 159.9万円 |
公立中学校 | 48.8万円 |
私立中学校 | 140.1万円 |
公立高等学校 | 45.7万円 |
私立高等学校 | 97.0万円 |
国公立大学 | 115,0万円 |
私立大学(文系) | 152.1万円 |
私立大学(理系) | 192.2万円 |
出典:文部科学省|平成30年度子供の学習費調査の結果について/日本政策金融公庫|令和2年度「教育費負担の実態調査結果
幼稚園から大学まで、全て公立に通ったとしても、大学卒業までには約1,000万円が必要になります。
更に、大学では入学費用が国公立で「77.0万円」、私立大学(文系)で「95.1万円」が必要です。
塾やスポーツクラブなどの習い事も検討しているのであれば、その分も考えてライフプランに落とし込む必要があるでしょう。
節約できる箇所を徹底的に探す
お金がない場合、まずは生活費の中でどこを削減できるのかを見極めましょう。
一般的には「固定費」の見直しをすることができれば、家計が楽になる可能性は高いでしょう。
主婦でお金がないと感じている場合、まずは以下で削減できそうな固定費がないか検討してみてください。

①住宅費
戸建、分譲住宅を購入した場合、ほとんどの方は毎月住宅ローンを返済しています。
住宅ローンは銀行により適用金利が異なるため、現在より金利が低い銀行ローンに借り換えることができれば、総返済額と月々の返済額を軽減することができます。
また、変動金利でローンを組んでいる方は、借り換えに際して固定金利に変更することで、安定した返済計画を組み直すことも可能です。
一方、賃貸マンション・アパートなどの賃貸物件にお住まいの方は、毎月の家賃が住宅費にあたります。
家賃の安い物件に引っ越したり、状況に応じて家賃の減額交渉をしたりなどで、固定費の削減に努めてみてはいかがでしょうか。
②車関連の費用
車を所有している人は、車関係の費用も削減可能な固定費として考えられます。ざっと挙げるだけでも下記の費用がかかります。
・ガソリン代
・自動車税
・車検費用
・駐車場代
交通機関が整備されている都心部周辺にお住まいであれば、思い切って自動車の売却も検討してみましょう。
昨今では、自動車が必要になれば、レンタカーやカーシェアリングを利用することで解決を図ることもできます。
③水道光熱費
水道光熱費のうち、電気代やガス代は電力会社・ガス会社を変更することで安くなる可能性があります。「電力とガスを同じ会社にすることでお得になる」など、各社のプランを比較してみましょう。
水道に関しては「節水シャワーヘッドに換える」「お風呂の湯を洗濯に利用する」等、工夫によって節約できます。
④通信費
スマートフォン・携帯電話の料金や、自宅のインターネット回線の料金は、いわゆる通信費と呼ばれます。これらもキャリア変更やプランの見直しをおこなうことで、固定費を削減できる可能性があります。
スマートフォンは通話をしない人であれば「格安SIM」でも問題ない場合がほとんどです。場合によっては半額程度に減らせることもあるため、検討の余地があるのではないでしょうか。
⑤娯楽費
家計簿をつけるようになると、いわゆる娯楽にかかるお金を把握することができます。
趣味やストレス解消にある程度のお金をかけるのは必要としても、その割合があまりにも多い場合には節約を検討しましょう。
外食の回数を減らしたり、欲しい趣味のグッズを1回我慢したりで、多くの額を節約することができます。
⑥被服費・美容代
化粧品や美容室にかかるお金は必須ではあるものの、それまでよりも安くできないかは見直す余地があります。最近では値段が安く使いやすい「プチプラコスメ」などもブームです。
服やアクセサリーについても、高額なブランド品を購入し過ぎていないかを見直してみましょう。
自宅に着ていない服や使っていない化粧品が多い人ほど、購入の姿勢を改めてみてはいかがでしょうか。
主婦として自身の収入を増やせるか検討する
お金がない場合の解決策は、大きく分けると「支出をへらす」か「収入を増やす」かのどちらかです。慢性的に家計が苦しいなら、働いて収入を増やす方法も検討しましょう。
勤務形態を見直す
・1日あたりの働く時間を増やす
・1週間あたりの働く日数を増やす
・パートから契約社員・正社員を目指す
・専業主婦の場合は仕事を始めてみる
自身の生活スタイルに合わせて、上記のような方法で収入増を狙ってみてはいかがでしょうか。
もちろん家事や育児の都合もあるでしょうから、無理のない範囲で検討すべきです。少しでもいいので、収入を増やせるような時間の使い方をしてみてはいかがでしょうか。
クラウドソーシングを使って在宅で稼ぐ

パートやアルバイトのように出社することなく、在宅で仕事をすることもできます。代表的なサービスが「クラウドソーシング」です。
働き手を探す人(クライアント)と働き手(ワーカー)をマッチングさせてくれるサービスで、HPの作成・記事の執筆・イラスト作成などの専門的な仕事からすぐに始められるデータ入力などの作業まで、さまざまな仕事が見つかります。
自身の強みを生かした仕事を継続的に受けることができれば、主婦としての収入も安定してきます。
アンケートサイトやポイントサイトで稼ぐ
専業主婦として家庭を守りながら、少しでも収入を得るなら「アンケートサイト」「ポイントサイト」を利用する方法もあります。
アンケートサイトは、アプリに届いたアンケートに回答することで、ポイントが貰えるシステムです。

アンケートの種類や質問ボリュームによって2~100円程度で、さまざまな報酬が設定されます。継続していくことで単価上昇の見込があるのも魅力の1つです。
また、ポイントサイトは「サイトにログインする」「指定のCMを観る」などの行動でポイントがもらえるシステムです。
ポイントサイトを通じてクレジットカードを作成することで、大きなポイントを貰えることもあります。
いずれの方法も、毎月稼げるのは数百円~数千円程度と多くはありません。その代わり、少しの隙間時間で取り組めるほか、慣れてくると単価が高くなることもあります。
生活費が足りなくなったときの対処法
不用品を売却してお金に換える
「お金が必要だけど働くことができない」という場合には、自宅にある不用品を売ってお金に替えるのも1つの手段です。
身の回りのブランド品、漫画、CDなどを以下の方法で売却してお金に換えられます。
・街中のリサイクルショップ
・質屋
・オークションサイト
・フリマアプリ
できるだけ早くお金が必要であれば、街中のリサイクルショップや質屋に品物を持ち込みましょう。その場で鑑定が始まり、30分程度で現金に換えられます。
店に移動できない場合も、出張買取を依頼すれば自宅にいながら利用可能です。
お金が必要になるまでに時間があるなら「フリマアプリ」「オークションサイト」が便利です。いずれも購入者と直接取引できるため、リサイクルショップよりも高値で売却できる可能性があります。
一時的にクレジットカードで決済をする
どうしても支払いできない場合、クレジットカードで支払ってしまうこともできます。
今すぐにお金はなくても、実質的にクレジットカード会社に返済するのは翌月以降になることで急場を凌げます。
しかし「いつ、いくらが引き落とされるか」ということを把握しておく必要があります。クレジットカードの支払いと当月の生活費が一気に必要になることは注意しておきましょう。
カードローンで一時的に足りないお金を補う
一時的に必要なお金を補う方法としてもう1つ挙げられるのがカードローンです。カードローンを提供しているのは大きく分けて「銀行」「消費者金融」ですが、消費者金融なら最短即日での融資が可能です。
例えばアイフルのカードローンでは、審査は最短30分、最短即日融資が可能なので、急ぎでお金が必要な人に向いています。また、初めてアイフルを利用する人は最大30日間の無利息期間を使うことができます。
ただし、自身に収入がない専業主婦の人は、アイフルのカードローンを利用することはできません。
※初回ご契約の翌日から30日間利息ゼロです。無利息期間経過後は、通常利息(実質年率3.0%~18.0%)が適用されます。「金利0円の対象条件」当社が不適当と判断した場合は、サービスの対象外となる場合もあります。「金利0円の適用期間」ご利用開始日により、金利0円の適用期間は異なります。
自治体に相談をして国の制度を利用する
自治体では、生活困窮者のための制度を用意しています。代表的な制度が「緊急小口資金」です。
融資上限は20万円で、据置期間1年のあと2年以内に返済する形です。利息の支払いが不要なため、申込条件に合致すれば積極的に検討しましょう。
子どもの教育費で苦しい場合は奨学金を検討する
子どもの教育費は、大学卒業までに1,000万円以上のお金がかかることは珍しくありません。特に大学では入学費用と学費が大きな負担になります。家庭で用意が難しい場合、奨学金を検討しましょう。
日本学生支援機構の奨学金なら「給付型」「貸与型」に分かれており、成績優秀であれば家庭の環境次第で給付型の奨学金を受け取れる可能性があります。
給付型なら借金ではないため、返済は不要です。
主婦でお金がない場合は状況に応じて適した判断を
主婦の方で日々のお金に困っている場合、まず「家計簿をつけて無駄を見つける」「固定費の見直しを行う」といった基本的な対策が大切です。
時間があれば「アルバイトを始める」「雇用形態を見直す」などの方法で収入を増やすこともできます。
それでもお金を用意できない場合は、一時的に急場を凌ぐ方法を考えましょう。
消費者金融カードローンであれば即日融資が可能なため、「今すぐにお金が必要」というケースでも融資を受けられます。
消費者金融を検討する場合は、最短即日融資や優先審査も可能なアイフルをご検討ください。