メガバンクとの提携を実現する、創業50年の信頼
金融志望の学生の多くは、大手銀行や地銀を就職活動先としていることが多いが、アイフルからも銀行出向している社員がいることは意外と知られていない。
2019年に新卒入社、1年間はお客様対応部署と保証事業を推進する保証推進課の業務を経験したのち、入社2年目で銀行出向へ抜擢された松田に、銀行出向の魅力をインタビューした。
※保証事業:「安全性」「成長性」「効率性」が高いアイフルグループの与信ノウハウを活かし、提携先金融機関が販売するローン商品を利用されるお客さまの債務保証をおこなう事業。(※2024年3月末時点での提携金融機関数はアイフルで156行、ライフカードで157行)
アイフルから銀行出向への抜擢
- 出向者として抜擢されたときの気持ちについて教えてください。
銀行への出向は、山口銀行を経て現在2度目になりますが、初めて銀行出向が決まった時と2度目のみずほ銀行出向とでは気持ちが大きく異なりました。
最初、銀行出向を知らされた時は、まだ入社1年しか経ってない時だったので「上手くやっていけるのだろうか」という不安な気持ちが大きかったですね。
〈銀行様とアイフルの立場関係はあるのか〉〈アイフル社員は銀行の中でアウェイなのではないか〉〈入社2年目の若手が来ることに対し銀行側はどう感じるのだろうか〉といった様々な考えが頭を巡りました。
ただ一方では、入社2年目の自分を出向させてくれ期待されている、ということの嬉しさや、アイフルでは経験できない貴重な経験ができるという前向きな気持ちもありました。
いざ出向してみると、アイフルのチームがあり、過去の先輩方が既に土壌作りをしてくれており、「アイフル社員の居場所」というものがありました。
銀行様との関係性も、上下関係といった感じはありません。提携自体、お互いにプラスになることですので、アイフル社員のことも快く受け入れていただき、同じ方向を目指し日々業務に取り組めています。
- 山口銀行で3年間業務したのち、みずほ銀行への出向。2度目の出向を知らされた時はどんな気持ちでしたか?
アイフルがみずほ銀行と提携を開始することは知っていましたが、他人事だったので「まさか自分が」と驚きの気持ちが大きかったです。
ただ、山口銀行での経験があったため、抵抗は無く、自分にできることは何だろうと考えたことを覚えています。
なにより、アイフルに在籍しながらメガバンクで仕事ができるということは貴重な経験だと思うので、プラスに捉え頑張ろう!という期待の気持ちが大きかったです。
出向先でのご自身の役割
- 現在の出向先でどのような仕事をしていますか?
最初の半年間は、保証業務のスタート時に運営が回るように事前準備を行いました。
提携開始ということで導線が全くない状態でしたので、審査データのやり取り方法や契約書の作成等、細かい手続きやルールをすべて一から作り上げていきました。
現在は主に、申込のあった案件の管理や、契約率向上に向けた施策実施をしています。
それに加え、みずほ銀行の既存のローン商品への提案も行っています。
今は、自社の売り上げにどのように繋げるかという目線で仕事をしていますが、ゆくゆくはアイフルのノウハウや自身の知識を活かし、みずほ銀行全体という広い視点で数字を見れるようになりたいと思っています。
苦労して乗り越えたこと
-出向4年間を振り返って、苦労して乗り越えたことはありますか?
山口銀行に出向したばかりの時は、売上に苦労しました。出向がはじめてということもあり、最初の半年は全然数字が出せず、目標数値に対し未達が続きました。半期で1.8億円という目標に対し、半期で6000万円ほどしか結果が残せなかったことも…。なんとか試行錯誤し、最終的には、半期で4億円ほどの売上が出せるまで成長しました。
-はじめと比べ約6.5倍の売上。どういったことを工夫、意識していたのでしょうか?
歴の長い方や先輩をよく見て知識を蓄えること、その中で自分自身の武器、特化できるものを見つけるということは日々意識していましたね。
色んな商品の知識を増やし、お客様に幅広く案内できるということを武器にしました。
また、これまで他の方がやってこなかった「管理業務」や「支店との調整」といった業務を進んでやり、自分の新しい武器にしていくということも自分の中で大事にしています。
周りの人から「松田に聞いておけば間違いないだろう」と頼ってもらえる存在になりたいと思っています。
出向先でも意識しているアイフルのカルチャーや考え方
- アイフルの魅力的なカルチャーを教えてください。
アイフルは「お客様目線」というカルチャーが強いと感じます。
同僚や先輩を見ていても、お客様にとって本当に為になることは何か、お客様の立場に立って考え、とことんお客様と向き合う姿勢を感じます。
こういったお客様一人ひとりを大切にする精神は、アイフルの大切にすべきカルチャーだと実感しています。今後も変わらず、自分の中で大切にしていきたいと思っています。
― その中で守りたいアイフルのカルチャーをどのように出向先での業務に活かしているか教えてください。
一番はお客様なので、契約することでお客様にどんなメリットがあり、どうなるかをとことん考え、お客様一人ひとりに合わせた最適な商品を提案するようにしています。
また、きちんとお客様に伝わるよう、年齢や特性に合わせ、分かりやすいように話すということも意識しています。
銀行出向で感じる自己成長
― 出向先で学んだことや成長を感じたことを教えてください。
自分自身で考えて動く、ということが身についたように感じます。自分自身で吸収していく必要がある環境に身を置くことで、指示される前に考え能動的に行動する癖が付き、普段の業務でPDCAを回せるようになったと感じます。
銀行出向を経てさらなる高みへ
― 今後の抱負をお願いします。
「アイフルの在籍1年、銀行出向が5年目」という自分のような経歴の人はあまりいないため、それが強みになると感じています。アイフル以外の組織も知っているからこそ、広い目線で物事を考えることが出来ます。今後、アイフルに戻っても、これまでの自身の経験を武器にしていきたいです。