アイフルグループのブランドを担う若手に聞く。アイフルCM制作の現場。
「そこに愛はあるんか」
アイフルと聞けばまっさきに浮かぶフレーズではないだろうか。テレビやSNSなどで目にする機会も少なくない。このCM担当部署である宣伝部では、若手社員が中心メンバーとして制作に携わっている。今回は、CM制作の現場や戦略について、中心メンバーのひとりであるMに話を伺った。
入社時は広告宣伝とは関係のない部署を経験
現在、宣伝部の中心メンバーとしてCM制作など、いわゆる認知広告に関する業務を行っているM。新卒社員として入社後、全く別の部署経験を経て今に至るという。
「入社後の2年間はジョブローテーションとして、新規受付や営業などのお客様と関わる部署に所属していました。その後、LPやバナー広告などをデザインする部署を経て、現在の宣伝課に異動しました。 デザイン部門で業務をしていた頃は、デザイナーとしてキャリアを積みたいと考えていましたが、同時にCM制作への憧れも持っていました。そこへ、デザイン基礎を学んだキャリアを生かした宣伝課への異動を告げられたのです。新たな挑戦を楽しみながら、スキルアップしたいという気持ちでいっぱいになりました。」
アイフル宣伝部について
「CM制作だけが宣伝部の業務ではない。」宣伝部の業務は奥が深いとMは話す。
「宣伝部では、テレビCMやWeb広告を通じて、ユーザーとのコミュニケーションを図り、ブランド力の向上や新規のお客様獲得に努めています。
主な業務分担として、「認知」・「獲得」・「分析」の3つにチームが分かれており、私は「認知」分野のチームに所属しています。長期的な目線でアイフルのブランドイメージを訴求するCMの制作や、Xで行っているキャンペーン施策、SNSによる広告配信などを担当しています。
「宣伝」といえばCMのイメージが強いと思いますが、新規顧客の獲得に即効性があり、数字として評価しやすいアフィリエイトやリスティングなどのWeb広告、アイフルHPへお客様が直接アクセスする環境を整えるSEO施策もあります。 宣伝と一言で言っても、各チームが推進している施策ごとに効果が生じるターゲットやタイミング、評価の手法が異なってくるのです。そこに、この仕事のおもしろさや難しさ、奥深さを感じます。」
CM制作を担当してみて分かったこと
無事にCMが放送されるまでが勝負だとMは言う。
「CM制作での私のポジションは、電通社やセプテーニ社などの広告代理店との調整、社内調整全般です。法務部門を巻き込んだチェックや、HPの改修、PRTIMESなどでのプレスリリースの対応もあり、厳格なスケジュールを滞りなく進めなければならない重圧も感じます。
計画通り進捗できず、さまざまな媒体でのリリースタイミングがずれてしまうと、話題を集めることが難しくなってしまうので、チャンスを逃さない為にも、適切な進捗管理を行うよう常に意識しています。滞りなく進めていくために最も重要なことは、十分なコミュニケーションを取ることだと、これまでの経験から学びました。」
その中でも、アイフルCMの“唯一無二の世界観”には、こだわりをもって関わるようにしていると話す。
「アイフルCMの世界観やストーリーはクリエイターの山崎 隆明さんにお願いしています。いくつかの案を候補としていただき、社内選定する際に山崎さんとも意見交換するのですが、前提として、山崎さんの世界観を理解したうえで、会話ができるよう努めています。」
若手ながらCM制作に関する大手企業との調整を任されているM。ともに困難を乗り越えている取引先と関わり続けることで、ある意識が根付いたという。
「常に感謝の気持ちがあります。社外には、私が宣伝部に配属される前からアイフルの担当をなさっている方がたくさんいらっしゃいます。多くの知識や情報を教えていただけるだけでなく、思ったことや考えていることについて意見交換できる関係性も築いてくださっており、常に感謝の気持ちが溢れてきます。 また、経営陣からCM制作は宣伝部に一任されており、責任の重さを感じつつも、感謝の念とともに業務に取り組んでいます。」
最後にM自身の今後について語ってもらった。
「『認知』チームにおける業務は、CM制作だけでなく、分析や戦略立案まで多岐にわたります。クリエイティブな業務と企画に携わることができる広告分野を、今後も極めていきたいです。」