どうなってる?カード決済の裏側
「アクワイアリング」って知ってますか?
アクワイアリングとは、カード決済において加盟店と契約を結んでカード決済サービスを提供すること。今回は、ライフカードのアクワイアリング業務における営業活動を通じて、カード決済の裏側をご紹介します!
僕たちがナビゲートします!
ライフカード営業第二部の福間と峯です!
今回はクレジットカード決済の仕組みについて、「アクワイアリング」のことについて僕たちがナビゲートします!
左:福間さん(2021年入社)
ライフカードの審査部門にてカード審査業務を経験し、お客様対応をするインフォメーション課へ。その後、アクワイアリング業務を行う営業第二部一課を経て、現在は決済端末の営業を担う二課に所属。
右:峯さん(2022年入社)
入社後は、インフォメーション課にてお客様対応を行う。その後は、ライフカード営業第二部一課に異動し、現在はEC決済における営業活動をメインに担当。
「アクワイアリング」って何のこと?
福間さん
ちょっと前の「note」でイシュイング事業について記事があったよね!同じように「アクワイアリング」のことも知らない人が多いんじゃないかな?
峯さん
たしかに…。今回は僕たちがしっかりと「アクワイアリング」について伝えたいですね!
福間さん
では、さっそく説明していきましょう!!
Q.アクワイアリングって何のこと?
「アクワイアリング(ACQ)」とはクレジットカード決済を導入するお店(加盟店)を開拓し、契約や管理を行うことです!クレジットカード決済を導入したい加盟店と「加盟店契約」を結ぶことで、カード決済を処理できるようにする仕組みを提供しています。
カード発行側の「イシュイング」が「Visa」や「Mastercard」などの国際ブランドとユーザーを結ぶ立ち位置にありますが、アクワイアリングは国際ブランドと加盟店を結びます。
これらを行う会社のことを「アクワイアラ」と言います。
アクワイアリングには、アクワイアラと加盟店が直接契約を締結する「直接加盟店契約」と、その間に決済代行会社が入る「包括代理加盟店契約」があります。
峯さん
ライフカードはカード決済における、イシュイングとアクワイアリングのどちらの事業も行っていますね。
福間さん
イシュイングは、インターチェンジフィー(IRF)やカード年会費が主な収益源という説明でしたね。アクワイアリングの収益源についても説明しましょう。
Q.アクワイアリングの利益はどこ?
アクワイアリング事業の収益は、加盟店手数料と言われる、カード決済を提供する対価として加盟店から受け取る一定の手数料になります。
加盟店手数料は決済金額の2~3%ほどで、アクワイアラは入った手数料からIRFやブランド料を払い、残りが利益となります。
峯さん
1万円の決済でアクワイアラの利益になるのは、たった…20円。アクワイアリングが「薄利多売」と言われる所以ですね…。
福間さん
加えてアクワイアリングは、無料提供を行う端末代の負担や営業コストがかかるため「採算が合わない」とされてきたんですけど…。
ライフカードでは既存システムを見直したり、地方エリアは全国の営業支店と連携して対面営業を強化したりと長期目線で取り組んでいくなかで、少しずつ加盟店数が増加し、ACQ端末の稼働率は9割を超えています。解約率も8%台から 5%台へと改善傾向にあるんですよ!
加盟店数は増加傾向にあり、2025年度3月期のACQ取扱高は前年を上回り1兆円を突破、今期は1.1兆円を目指しています!
10,000円の決済に対して、加盟店手数料 : 3.00% / 仕切り料率 : 2.60% / IRF : 2.40% とした場合の決済フローは下図のような流れになります。
一歩一歩、信頼を積み上げる営業
峯さん
ライフカードにおけるアクワイアリング事業の裏側を紹介しましょう!
福間さん
営業第二部には、ECサイト向けの決済導入を担当する一課と、店頭決済端末の提案を担当する二課があります。
〇営業第二部一課の取り組み
峯さん
一課では、ECサイトにおけるクレジットカード決済導入の営業を担当しています。決済代行会社からご相談があり、決済導入対応の可否や加盟店手数料などの交渉を行ったり、契約する決済代行会社の新規開拓などに取り組んでいます。
Q.1 取引がある決済代行会社はどのくらい?
現在は20社ほどの会社とお取引させていただいています。ライフカードでは「GMOペイメントゲートウェイ」さんや「DGフィナンシャルテクノロジー」さん、さらには「SP.LINKS(旧ソニーペイメント)」さんや「SBペイメントサービス」さんなど、決済代行業界の“トップ4“と言われる企業様と繋がりがあるんです。
Q.2 どんな加盟店がある?
動画配信サービス「U-NEXT」さんをはじめ、コンビニジムの「chocoZAP」さん、電気・ガス・インターネットを提供する「ストエネ」さんなど、皆さんも知っている企業に当社の決済システムを導入させていただいています。
決済代行会社からは、複数のユーザーをつなぐマーケットプレイス型や、BPSP(請求書のカード支払いサービス)と呼ばれる複雑な加盟店スキームについてもよく相談を受けています。ブランドルールに基づいて、プラットフォーム事業者と実際のサービス提供者(店子加盟店)との関係を整理したり、社内の審査部門と調整したり…、加盟店先の形態に合わせて柔軟に対応しています。
Q.3 どんな強みがある?
一課の強みは、契約スピードの速さです!
営業部門と管理部門がしっかり連携して、重要なポイントを見極めながら法的リスクをチェックしているので、審査にかかる時間をグっと短くすることができます。また信用性の高い決済代行会社の紹介ということもあり、ある程度のリスクは承知の上で、ご紹介いただく案件は、攻めの姿勢で契約に臨んでいます。
〇営業第二部二課の取り組み
福間さん
二課は、リアル店舗のサービス提供に向けた営業に取り組んでいます。役割は大きく3つあり、決済端末を置いていただくための加盟店営業、アイフルグループの様々な金融商材を販売する営業支店の支援、端末会社との調整といった業務を行っています。
Q.1 どんな加盟店がある?
繋がりがある加盟店には自動車メーカー・販売の「フォルクスワーゲングループ」さんや「TCB東京中央美容外科」「エミナルクリニック」「レジーナクリニック」「メンズクリア」さんなど大手美容医療クリニックがあります。そのほかにも、飲食店やエステ、美容医療施設など、ライフカードでは約10,000の加盟店とお取引させていただいています。
Q.2 どんな強みがある?
全国にある当社グループの営業支店との連携です!
営業支店の皆さんが営業に集中しやすくなるよう、二課では契約手続きや加盟店の管理サポートも行っています。全国に26店舗ある営業支店の方々と連携して、地方の隅々まで対面営業ができる体制が整っているのは大きなポイントですね。
Q.3 決済端末の特徴は?
ACQ端末の大きな特徴はオールインワン型であることです。タッチ決済やICカード、磁気、接触型のクレジット決済だけでなく、QRコード決済や電子マネーにも対応できて、これ1台でいろんな決済方法が使えます。
他社よりも約1か月早く、「最短2週間」で設置ができ、お店はもちろん、イベント会場や移動販売など、いろんなシーンにおいて、これ1台で完結できます!
現在「レジとの連動性」が抱えている課題にあり、レジによっては、レジとACQ端末とで二重の入力作業が必要なものがあります。次のフェーズとしては、この手間を削減できるよう、端末メーカーさんと一緒に調整を進め、よりシームレスな決済を可能にさせるものにしていきたいと考えています。
提供しているACQ端末。他社では36回払いがほとんどのなか、ライフカードは60回払いまで可能。審査・商品設計に応じて回数や上限を切り替えられます! ※加盟店により異なります。
グループスケールをいかした、クロスセル戦略!
加盟店営業では、個品割賦サービスや後払いサービスを提供しているアイフルグループのAGペイメントサービスとのクロスセルで、特にエステや美容医療業界への営業に注力しています。
その背景には次のような理由が挙げられます!
①高額施術が多いため、分割払いのニーズが高い
②大手の信販会社はリスクを避けてあまり参入していない
このようなビジネスチャンスを背景に、営業や販売支店、審査部門などと連携しながら、お客様の状況を踏まえた料率提案や、92%の承認率と最短2分のスピーディな審査を強みとして、全国各地をカバーして営業を行っています。リスク管理については、過去から培った加盟店審査ノウハウをいかしつつ、万が一倒産した場合には、別の加盟店を紹介して施術を継続出来るような対応も実施しています。
こうした活動を続けた結果、AGペイメントサービスの加盟店数は増加傾向にあり、割賦売掛金残高は今期第2四半期内で1,000億円を突破しました!
▼AGペイメントサービスの加盟店数と口座数の推移(2025年度3月期)
アクワイアリングのこれから
アクワイアリング事業の展望について、営業第二部の今井部長に聞きました!
Q.現在の市況感やライフカードの立ち位置について教えてください。
国内キャッシュレス比率は、10年前は20%にも満たなかったのですが、現在では40%を超え、そのうちの8割以上がクレジットカード決済を占めています。そして、キャッシュレス化の流れは年々勢いを増しており、アクワイアリングビジネスにとっては追い風となっています!
一方、競合するアクワイアラも多く、加盟店手数料をめぐる価格競争は激しさを増しています。そんな中ですが、実は…過去の商習慣や「何となくリスクがありそう」という世間の印象から、これまでクレジットカード決済の導入が進まなかった業種・業態はまだまだ多く存在しているんです。日本国内の適法な商取引でありながら、海外のカード会社がアクワイアリングを担うケースも見られるのも現状です。
ライフカードでは、明確なニーズがあればリスクを恐れずに攻めの姿勢で決済サービスを届けています。
Q.目先の目標を含めて、今後への意気込みを教えてください。
特定の分野では大手カード会社にも引けを取らない実績を築いていて、これまでの信頼の積み重ねもあり、「ライフカードに任せておけば安心」と多くの決済代行会社様から厚い信頼をいただいています。
今後もこの姿勢を大切にしながら、加盟店様はもちろんその先にいるエンドユーザー様の決済体験をより便利で安全なものにしていきます!そして、今期のアクワイアリング取扱高1.1兆円の突破という目先の目標を確実に実現していきたいと考えています!
峯さん
未開拓の業種・業態に果敢にチャレンジしながら、目標に向かって着実に積み重ねていきたいですね!
福間さん
この記事で、さらにライフカードへの理解を深めてもらえたら嬉しいです!
より多くの決済機会をご提供できるよう僕たちも頑張ります!

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