目指せアワード受賞!?統合報告書制作のウラ話
今回はアイフルグループ統合報告書のご紹介、第二弾として制作のウラ話や前回ご紹介しきれなかったおすすめコンテンツを、ぽっぽくん・IR担当の対談形式でお届けします!
制作の背景
—なぜ、統合報告書を制作することになったのでしょうか?
芦刈:2022年に人的資本の開示が義務化されるなど、投資家や株主からの情報開示ニーズが高まり、財務情報だけではなく非財務情報を含んだ開示資料、いわゆる「統合報告書」を発行する上場企業が年々増加しています。
アイフルグループも統合報告書を発行する必要があると考え、検討していました。あとは、昨年に中期経営計画を公表したのもきっかけの1つです。
ハリウナー:それまでは「アニュアルレポート」を発行していましたが、財務情報が中心の内容でした。これまでのアイフルグループは、非財務情報をあまり重要視していなかったと思います。
—制作の本格始動に至るまではどんな経緯がありましたか?
芦刈:私がIR課に着任した2023年には、まだ統合報告書の発行が正式に決まっていなかったのですが、課題として認識はしていました。
そんなときに、社長とアナリストのIR面談に同席しました。アナリストから「アイフルのコーポレートサイト見ました。すごくいいですね。社員も楽しそうだし、会社の良さが伝わる。これがまさに統合報告書ですよ。他社が作っている統合報告書は、形式張っていてよく分からない」という話があり、社長も「統合報告書もこんな感じで作りたい」と同意されていました。
コーポレートサイトが統合報告書?社員の楽しそうが伝わる?あれ、統合報告書ってなんだっけ・・・と、私だけポカーンってしていました(笑)
ハリウナー:社長とアナリストの会話をヒントに、「社員を通してアイフルグループのイマが伝わる」をテーマとして、2024年にアニュアルレポートを発行しました。これが予想以上に評判がよく、2025年版はこれを基に統合報告書を作ろうと考えていました。
—制作にあたって、苦労したことなどエピソードはありますか?
芦刈:日本経済新聞社主催の日経統合報告書アワードという、優れた統合報告書を表彰するアワードがあるんですが、昨年末に社長から「初参加で初受賞できたらすごい。受賞を狙って。」との話があったんです。IR課のメンバーみんなでザワついていました(笑)
ハリウナー:初受賞かーってなったよね(笑)
正攻法でいっぱい文章を詰め込むよりも、まずはアイフルグループってどんなグループだろう、楽しそうな会社だなって思って欲しいな、そんなことを考えるようになりました。いろんな会社の統合報告書を読んで、面白いデザインやユニークな内容の会社をいっぱい調べました。
芦刈:デザイン推しにしようとか、写真をいっぱい載せようとかね。結果、社長メッセージもマンガにしちゃったし(笑)ただ、あとでマンガは大変だとデザインチームに言われて、ほんとごめんなさいって思いました。
ハリウナー:結構、アグレッシブだったよね。まぁ大丈夫、やってみようの精神(笑)
芦刈:実際の作成にあたってはプロジェクトを組んで、関連部署にも協力してもらいました。当初は各コンテンツの草案を各部にお願いする予定だったのですが、IRも各部も手探りの状態でなかなかスケジュール通りに草案ができないなど、かなり大変でした。
ハリウナー:大変でした・・・。ただ、「期日だけは守る」と決めていたので、間に合わないコンテンツなどはIR主導で作成しました。あとは、日本語版が完成したらそれを基に英語版も制作するので、期限の後倒しは本当に厳しかったです。
ちなみに英語版は114Pと、日本語版(78P)よりページ数が多くなり大変でしたが、翻訳含めてIRのメンバーと協力して、なんとか間に合わせることができました。
公開後のリアクション
—公開した後、外部からの反応はありましたか?
ハリウナー:定期的にIR面談をさせていただいているアナリストの方々からは好評の声が多く、嬉しかったです。
<公開後の声>
・文章だけよりも社長の考えが良く伝わった、マンガありだなと感じた。
・全体的に社員の写真が多く、楽しくやっているイケてる会社感が伝わった。
・エンジニアやデザイナーが増えることで内製化できる、をまさに統合報告書で示した。
・アイフルだけの強みを価値創造プロセスで示せればもっと良い。
・今後も定点観測で見られる構成が望ましいので、来年もぜひ取り組んで欲しい。
芦刈:多くの人が読んで、お褒めの言葉や改善点を伝えてくれるので、非常にありがたいです。
アイフルグループはIT・デザインの内製化を進めており、IRとしてはその点をアナリスト・投資家に説明しています。この統合報告書は企画・構成、デザイン、翻訳など、まさに自分たちで作りあげたもので、この統合報告書で内製化を示したというお褒めの言葉は素直に嬉しかったです。
あとは、「コンサルに頼むべきでは?プロの意見を聞くべきではないか」という厳しい意見も社内からいただきました。でも、出来上がったときには素晴らしいと褒めてくれたので良かったです(笑)
ハリウナー:私は子供たちからも「すごーい、ママが作ったのー?」とリアクションされるぐらい好評でした。とくに社長メッセージをはじめとしたマンガ形式のページは読みやすいと評判が良かったです。私の写真も掲載されているので、「ウォーリーをさがせ!」じゃないですけど、ママをさがしてみて~みたいなこともやりました(笑)
芦刈:ちなみに私もIR課メンバーとして小さく写っているので、興味があれば探してみてください(笑)
【読者必見!】注目コンテンツ
—それぞれ読者におすすめしたいコンテンツを教えてください。
芦刈:冒頭3P目の「社長メッセージ」です。
ここは読者にとって、最初に目を通す、かつ一番気になるところでもあり、すごく大切なページです。どのような会社にしたいのか、そのために取り組んでいきたいことといった社長の考えが示されています。デザインチームを持っているアイフルグループの強みも活かせるし、何よりこのページだけは最初からマンガにするって決めてたので(笑)
ハリウナー:私は統合報告書49P目の「外国籍社員による座談会」です。
外国籍の社員がアイフルグループで働いて、職場環境の雰囲気や疑問など、赤裸々な意見を掲載しています。京都や東京で勤務している方々を繋ぎ、私自身がインタビュアーとして座談会を開催しました。IR資料としては、こういった外国籍社員が登場するようなものは初めての試みであり、外部から見た会社の印象や、入社前後のギャップを伝えることができたのではないかと思います。
芦刈:また、16Pから24Pの「事業別概要」は各部門へインタビューしています。その部署で働いている人のリアルな取組や声を通じて、どんな事業をしているかが皆さんに伝わったら嬉しいです。
さいごに
—来年の統合報告書の制作方針はもう決まっていますか?
芦刈:統合報告書アワードの結果のこともあるので、明確にはまだ決めていません。ただ、来年は更に良いものを作りたいと思っています。今年もたくさんの社員に出演してもらいましたが、来年は100人、200人とさらにたくさんの社員に出演して貰えたらいいなと思っています。
ハリウナー:そうですねー。大変だったけど、無事にリリースできてよかったです。来年は何を企画しようか、またアイフルグループっぽさを伝えられるものが作りたいですね。
今回は、IR担当者から直接聞いたウラ話をお届けしましたが、いかがでしたか?
次回は、デザインチームによるデザインのこだわりについてご紹介する予定です。お楽しみに!

STORIES一覧