“育てる”チームの力。新卒エンジニア育成のリアル
デジタル推進1部4課は、アイフル営業サイト の運用・保守をメインにしているチームです。アイフル営業サイトの運用・保守というのは、営業チャネルを安定的に稼働させる重要な役割を担っています。サイトのトラブル対応だけでなく、営業、マーケティング部門の施策を反映する業務を担当し、コンバージョンやブランド価値の維持・向上に貢献しています。
このデジタル推進部には毎年、新卒エンジニア(経験・未経験者含む)がチームに加わります。今回の記事では、チーム内で「どのように新卒エンジニアを育てているのか?」を詳しくご紹介したいと思います。
教育体制の紹介
l 全体研修後、チームに配属
新卒は毎年、コンタクトセンター(滋賀)での新卒研修後に、デジタル推進部署内で3カ月間のエンジニアスキルを学ぶ全体研修があります。その後、チームに配属され業務に携わります。
l 前年度の新卒が教育担当
OJTは前年度の新卒が教育担当となり、実際に自身が受けた教育を見直し改善、事前にカリキュラムやスケジュールを作成して新卒を迎え、教育を実施します。新卒1名ごとに、教育担当もしくは先輩社員(フォロー)が隣の席に座り、常時教えられるサポート体制を整えています。
―新卒エンジニアの声-
中道さん(2024年 新卒入社)
Q.チームに入る前の不安や期待は?
A.チームに配属される前は、お客様にご迷惑をかけてしまうのではないかと不安もありましたが、多くのお客様が目にする機会があるサイトを担当出来ることは楽しみでもありました。
Q.特に印象に残っていることは?
A.業務姿勢に関してのアドバイスが印象に残っています。「お客様の視点に立ち、お客様が見やすい・使いやすいHPになっているかを常に意識しながら仕事をする」という姿勢は常に大切にしています。
Q.教育担当や先輩社員とのかかわり方は?
A.業務に関しての不明点は、教えてもらう立場ではあるものの、1人のエンジニアとして関わろうと意識していました。単に聞くだけではなく、自分の意見を相手に伝えた上で、教育担当や先輩社員から教えてもらいました。
―教育担当の声-
高橋さん(2023年 新卒入社)
Q.エンジニア育成で大事にしている考え方は?
A.堅苦しくならないよう、「自分が一年先に配属されて学んだことを共有する」というスタンスで関わっていました。
教えることは教えつつ、同じチームで一緒に成長していく仲間として伴走する姿勢を大事にしていました。
Q.コミュニケーション面での工夫は?
A.年齢が近かったこともあり、相談しやすい雰囲気を意識しました。また、1 on 1の時間を設け、その人の性格や傾向を理解した上でアプローチを行うようにしていました。それぞれの強みを活かして、業務を進められるようになったときに、「ちゃんと伝わった」と私自身も実感でき、成長を感じる瞬間でした。
Q.育成で難しかった経験や失敗談は?
A.チーム内の秩序が乱れたり、業務内のインシデントに繋がることがある場合には、もちろん注意や指摘をするのですが、相手との関係を良好に保ちつつ、業務を進めやすい環境を維持するというのは私自身の学びにもなりました。
―先輩社員の声-
平野さん(2023年 中途入社)
Q.エンジニア育成で大事にしている考え方は?
A.私は、Web制作という入口からエンジニアをスタートしています。前職ではHTML・CSS・JavaScriptを用いた実装業務が中心で、いわゆる“コーダー”のポジションでした。デザイナーや他職種の方との連携なども行ってきました。その経験を活かし、技術だけでなく連携や情報整理をとても重視しています。
Q.コミュニケーション面での工夫は?
A.誰かが困っているときに、必要な情報が個人の中だけに閉じている状態はチームとしてはベストではないので、「情報を独り占めしない」ことを意識しています。また、業務の話だけでなく、メンバーの何気ない出来事や楽しかった話を聞くことで人となりや価値観が見えるようになり、相談もしやすくなればいいなと思っています。自分が無趣味なこともあって、趣味を楽しんでいる人の話を聞くのが大好きなのもありますが…(笑)
Q.育成で難しかった経験や失敗談は?
A.HTMLやCSS、JavaScriptといった一見シンプルな技術でも、教えるというのは難しいです。例えば、CSSのレイアウトや「なぜ意図した位置に要素が表示されないのか」といった部分は、経験が浅いと原因の切り分けが難しく、理解にも時間がかかります。また、JavaScriptでも、イベントの流れや非同期処理など、概念としてつまずきやすいポイントが多いです。新卒メンバーには、「どう書くか」だけでなく「なぜそうなるのか」を丁寧に言語化する必要があり、自分自身も改めて基礎を見直す機会になっています。
次の世代から次の世代へと
年々、教育もチームでアップデートを重ね、より良い教育に変化しています。私が入社した時は、2人で営業サイトを保守・運用していましたが、次世代へと教育のバトンを渡し続けていき、エンジニアもたくさん増え、大きなチームになりました。
自身の業務と教育の両立が大変ですが、もっと効率の良い運用方法やチーム体制をつくり、教育の時間を十分に確保していきたいと思います。
まとめ
教育をしっかり行うことが、今後の“チームの強さ“を左右します。教育には時間と労力がかかりますが、一人ひとりと真摯に向き合うことが、チームが強くなる一番の近道だと思います。誰かを教えることは、自分の学びのアウトプットであり、それによって自分自身も成長できます。これからのエンジニアに求められるスキルはAIを道具として使いこなし、プロンプト設計やAIレビューの活用など新しい技術を駆使することです。また、AIの出力を鵜呑みにせず批判的に検証し、正しい方向に導く力も必要です。教育も時代にあった新しいものにアップデートを行いながら、学び続ける強いチームを目指していきます。

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