企業のM&Aに携わる!グループ拡大の担い手
企業の成長を支えるための“攻め”の戦略――その一つがM&Aです。
今回は、アイフルグループのM&Aを推進する経営戦略部で活躍されている
三木さんにインタビュー。実際にどんな業務を行っているのか仕事への思いを語っていただくと共に、普段なかなか知ることのできない、M&Aのリアルな仕事をお届けします。こんな風にキャリアを積みたい!会社の推進する業務に携わりたい!あなたのキャリアのヒントが隠れているかもしれません。
ぜひ最後までご覧ください。
ご紹介する社員
<経歴>
2021年にアイフルに入社。入社後はお客様対応部署を経験。
2023年からAGキャピタルに出向し、スタートアップ企業への投資と新規投資先選定業務に従事。2024年からは経営戦略部にてM&A業務に従事。
<経営戦略部>
M&Aを検討する企業の選定や、対象企業の情報収集・調査を担当している。また、M&Aの推進を通じてグループ全体の利益および企業価値の向上を図っている。
M&Aを推進する経営戦略部での業務
ー現在の業務内容を教えてください。
M&A案件の紹介元である仲介会社や金融機関との関係構築や企業調査を担当しております。多くの良質な案件情報が得られるように当社の具体的な買収ニーズ等を伝えるとともに、紹介された案件について調査を行い当社グループの企業価値向上に資するかなどの情報を整理・分析しています。
ーM&Aの流れを教えて下さい。
仲介会社や金融機関から紹介された案件の初期的情報を整理・分析し、「詳細検討」に進めるかの判断をします。「詳細検討」では、Q&A等を通じて様々な企業情報を整理していくとともに、期待されるシナジー効果や条件の妥当性などの検討も進めます。また譲渡希望企業の社長との面談も行い、社長のお人柄や価値観、当社のカルチャーに合うかなどの確認も行っていきます。
「詳細検討」後に各買収候補先は譲渡希望企業に対して意向表明し、うち1社が選ばれます。選ばれた買収候補先は「DD」※を行います。「DD」では社内メンバーだけではなく、弁護士や会計士らの外部専門家も起用し、より詳細な調査・分析を進めていきます。同時に最終契約締結に向けた条件交渉や契約内容の調整を進めていきます。M&A後は想定したシナジー効果の実現やDDで確認された課題等の克服に向けた取組みを譲渡希望企業と協力して進めていきます。こうした一つひとつの段階を経てM&Aが実現します。M&Aは会社にとっての大きな経営判断であり、大変ですがやり甲斐も大きく、M&Aの成功を支える“要”としての誇りを持って取り組んでいます。
※DDとは
「デューデリジェンス(Due Diligence)」の略です。
主に企業買収や投資、契約締結の前に行う詳細な調査や分析のことを言います。対象となる企業や資産の財務状況、法務リスク、事業内容、市場環境などを多角的に検証し、リスクや価値を正確に把握するためのプロセスです。
業務で培うスキルや経験
ー業務の中で得た学びを教えてください
M&Aを実施する際に企業を調査するのですが、膨大な情報の中から必要な情報に素早くたどり着き、不要なものを見極めて整理する力がついたと感じています。要点を的確にまとめて伝える力が自然と身につき、どんな業務やコミュニケーションの場面でも大きく役立っていると実感しています。
ー人とのかかわりの中で培った学びはありますか?
M&Aに携わる中で、経営層と直接接点を持つことも少なくありません。経営層が物事をどのように考え、判断していくのかに触れることができることは大きな学びです。お話しする際はとても緊張しますが、自身の視座を高める貴重な時間となっています。
三木さんの入社から現在までのキャリアストーリー
<2021年~2023年>
ー入社後のジョブローテーションでの経験を教えてください。
入社後、ジョブローテーションを通じて無担保ローンに関する「新規受付業務」「増枠対応業務」「回収業務」に携わりました。実際の業務を通じて、サービスがどのように機能し、収益が生まれているのかその仕組みをしっかりと習得できたと実感しています。
<2023年~2024年>
ーグループ会社、AGキャピタルへ出向された時の様子を教えてください。
投資先の選定から企業調査、投資実行に至るまで、密度の濃い貴重な1年でした。外部との関係構築や、モノ・サービスへの知的好奇心といった、社会人として欠かせないスタンスも、ベンチャーキャピタリストとしての経験を通して学ぶことが出来ました。
AGキャピタルでの経験は、私のスキルの礎となっており、恵まれた環境で仕事ができたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
ーこの3年間を通じてお客様対応から、投資業務まで、ジョブローテによって身に付けたスキルが今後のM&Aに繋がって行くんですね!
三木さんのオフタイム
ー三木さんの同僚や社員メンバーとのかかわりを教えてください。
会社には気の合う同期や先輩が多くて、仕事終わりにふらっとご飯に行って日々のモヤモヤを忘れてリフレッシュできてるなって思います。(笑)
ープライベートの様子も教えてください!
休日は同期や同僚とゴルフに出かけたり、いろいろな場所へ遊びに行ったりしています。そうした時間の中で交わす会話を通じて、他の人の考え方や価値観に触れることができ、自分を見つめ直す良いきっかけになっています。
将来の展望
ー三木さんがアイフルグループで成しえたい目標はありますか?
今の立ち位置は、課長をサポートし、課の円滑な運営や管理を進める課長補佐としての役割を担っており、ゆくゆくは管理職から役員になり、会社や社会に対して今以上に大きな影響を与えられる仕事をしたいと考えています。また、部下や後輩の目標や憧れとなる存在でありたいと思っています。
私の周りにいるメンバーはレベルが高く、多くを学べる環境にいるからこそ、「今」この立場・環境を最大限に活かし努力できることが多くあると感じています。目標に向けて、まずは自身の土台を築くために様々なスキルや知見を吸収し、研鑽を積むこと、そして上席と同じ視座で物事を捉えられるようになることを目指しています。最後に、これらの経験や知識を次の世代へ伝えていけるよう、日々精進してまいります。

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