成長性の高いベンチャー企業を後押し!AGキャピタル

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当社グループの1つである「AGキャピタル株式会社」は、コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)※としてベンチャー企業への投資事業を行っている会社です。
今回は、AGキャピタルの鮫島卓会長にインタビューし、事業や会社の魅力などについて聞きました。
 
※事業会社がベンチャー企業へ行う投資活動。

プロフィール

鮫島 卓さん
1981年、リース事業を行う東京センチュリーリース株式会社(現:東京センチュリー株式会社)に新卒入社し、支店営業を10年経験。ベンチャーキャピタル事業に関心を抱き、1991年国際キャピタル株式会社(現:AGキャピタル)に入社。回収業務、ベンチャー投資業務を担当し、2008年にチーフキャピタリストから代表取締役社長に就任。2022年、会長就任。

CVCとして、託されたミッション

AGキャピタルのコーポレートサイト

AGキャピタルは、ベンチャー企業への投資を行い、経営に関与することで企業価値の向上を図り、そのリターンを狙うベンチャーキャピタル事業(VC)※を運営しています。前身の「国際キャピタル株式会社」が2004年にグループインし、同年に「ニュー・フロンティア・パートナーズ株式会社」、2016年に「AGキャピタル」へと社名が変更されました。2016年からのAGキャピタルとしての投資実績だけでも、90社を超える企業に投資を実施してきました。

私たちのミッションは主に2つあります。1つは、当然ながら投資に対する着実なリターンを回収して利益を得ること。もう1つは、グループシナジーを創出することです。
投資はお金を渡すわけですからリスクを常に考慮していますが、投資した金額の何倍ものリターンを目指すために、ヒト・モノ・コトなど、あらゆる視点でその企業を見つめ成功へ導くための考えを巡らせないといけません。VCは複雑さと“深み“のある事業だと思いますね。

※成長の可能性が高いスタートアップ企業や新興企業に投資を行い、その企業成長を支援し、将来的なリターン(株式の売却等)を狙う投資事業。

信用を土台にした、スピーディーな投資検討

私はこの業界にいて多くの経営者の方々にお会いしてきましたが、会社の特性というのは経営者の資質が直接表れると感じています。年齢に関係なく、その方がどんな環境で過ごし、何を考え、実践してきたのか…、それらが将来の事業性や信用性を測るうえで重要なポイントだと思っており、経営者を知ることが会社を知る上で最も重要になります。
また、当社ではこれまで築かれた人脈などを活かし、企業としての成長性があり信頼にたる多くの起業家をご紹介いただいています。ステージやチケットサイズ※にもよりますが出資に至る検討期間は一般的に約半年から1年掛かるところ、早くて1か月ほどで結論に至ることもあります。

ビジネスの土台は信用ですが、多額のお金が動くキャピタル事業はよりシビアな世界です。その中でも投資側である当社は業界内でも顔が広いうえ、アイフルグループの一員として活動を行っているというアドバンテージは大きいのではないかと思います。

※投資一回あたりの金額のこと。

     

グループシナジーとキャピタルゲインを生み出す

出資検討の段階で、グループシナジーを創るために先方とアイフルグループの関係部署とで新規事業及び協業の可能性について議論いただきます。双方にとって利益のある協業関係を構築することが目的です。

その事例として、2018年に出資した法人向けクレジットカード事業を手掛けるUPSIDER株式会社は、当社からの出資を通してライフカードと協業を開始し、大きく事業を成長させました。ライフカードが持つクレジットカードのBINコード※1の提供という形でシナジーを創り、双方にとって利益のある協業関係を構築することが出来ました。
他にもAGキャピタルが紹介した法人・個人事業主向けのSaaS型クラウドサービスを提供するfreee株式会社とは、ライフカードと提携した「freeeカード」をリリース。順調に事業を成長させ、ライフカード等から多額の出資をしていた事から、IPO※2を通じて当社グループも多くのリターンを獲得しました。

※1カードの発行機関やブランドを示す、クレジットカード番号やデビットカード番号の先頭にある6桁(もしくは8桁)の数字。
※2未上場企業が初めて株式を公開し、証券取引所に上場すること。

     

M&A先のソーシングにも貢献

投資先のソーシング活動は、グループとして積極的に取り組むM&Aにも活かされています。CVCとしての投資が良いのか、M&Aを通してグループ入りすることが双方にとって良いのか、常に最適解を考えています。私たちは「グループシナジー」という視点を欠かさず、全体を俯瞰して戦略を練ることを意識して日々の業務に取り組んでいます。

仕事は大変なことも多いからこそ、「明るく楽しく」を大切にしています。
楽しくなければ努力も成長もできないですからね。楽しさは成長の源。そして、楽しい環境はみんなで作るものです。
だからこそ風通しの良さは全員で心がけていて、気兼ねなく話しかけられる雰囲気づくりを大事にしています。
AGキャピタルは少数精鋭の組織で、経済・ビジネスの観点から企業を捉えるのが仕事。コスト意識をはじめ、人・モノ・カネなどのさまざまな視点でビジネス思考を磨くことができ、若手から活躍できるチャンスがあります。

   

中計達成に向けて、AGキャピタルの役割

IPOや各業界の市場動向も絡むため計画的に進まないとも多々ありますが、しっかりとリターンを回収しながら、シナジーを創り出してミッションの達成に向けて、今後も着実に歩を進めていきたいと思います。
そして中期経営計画において、AGキャピタルは2つの基本方針の1つ「M&A」に大きく関わっています。案件の調達に絡んでいく会社として、私たちもグループに貢献していきたいですね。

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※記載内容は2025年6月時点のものです

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