退職、パートを経て正社員として昇進。法人営業と育児を両立させる充実のキャリア

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東日本営業部 東京支店で支店長補佐を務める村山 祐子。一度アイフルを退職した後、パート勤務を経て正社員に復帰し、2024年4月には支店長補佐に昇進した。法人営業の最前線で活躍して社内表彰を受けた村山が、アイフルに戻ってきた理由や働きがい、そして3人の育児との両立で築くキャリアについて語る。

グループ各社の商材を扱う法人営業。支店長補佐として部下の育成にも力を注ぐ


アイフルグループ各社の商材を中心に扱い、法人営業を展開する東京支店。9人の社員で構成され、支店長補佐の村山も営業の第一線に立っている。

「私が対応しているのは主に美容医療やエステ業界のお客様です。クレジットカードを使わず、ローンを組んで分割払いにすることでサービスを受けられる個品割賦の商材をはじめ、クレジットカードの決済端末や後払い決済サービスなどをご案内しています」

その一方で、支店長補佐である村山にとっては部下の育成も大切な仕事だ。

「法人営業の経験が浅い社員には、私たちの商談に同席して学んでもらっています。しばらくしたら、今度はその社員の商談に私たちが同席し、適宜フィードバックする形です。マニュアル通りにいかないのが営業の仕事なので、実務を重ねる中でスキルを身につけるのが成長の近道だと思います」

毎朝9時に出社し、おおむね午後6時半までには退勤するという日々。業務に追われながらも「風通しのいい職場づくりに努めている」と話す。

「職場では常日頃、誰もが気軽に相談できるような雰囲気をつくろうと心がけています。普段子育てをしているからか、困っている様子の人がいるとすぐに気づくので、なるべく自分から声をかけるようにしています。このような価値観を持つに至ったのは、過去にくじけそうになったとき、何度も同僚に救われたからです。アイフルの良好な人間関係のおかげで仕事を続けてこられたので、私も誰かを助けられる存在になりたいと思っています」

パートとして再出発。さらに「新たなステージでキャリアを築きたい」と正社員に

村山とアイフルとの接点は1999年にさかのぼる。当時、別の金融業の会社から転職してきたのだった。

「金融業界で身につけた知識やノウハウを生かせる転職先を探していたところ、アイフルに出会いました。上場企業で、住宅補助などの福利厚生が充実しているので信頼できる会社だと感じたんです。入社後は支店の営業職として主に個人のお客様に対応し、借り入れをされているお客様への増額提案や、不動産担保ローンの営業などを担っていました」

入社から11年がたった2010年、当時2児の母だった村山は子育てに力を注ぎたいと考え、退職を決断。しかし3年後、再びアイフルに戻り、パートとして再出発した。

「退職後は自宅付近の職場でパートとして働いていたんですが、職場と自宅が近すぎて仕事と育児・家事の切り替えがうまくできずにいました。そんな折、元同僚にアイフルへの復帰を勧められて心が動いたんです。10年以上勤めていた会社なので業務内容はおおむね把握していましたし、午後5時までのパート勤務なら、子どもを保育園に迎えにいくこともできるなと。面接を受けた上でアイフルに戻りました」

再び支店で働き始めた村山は、契約書作成や窓口対応などの営業サポートに従事。時には自ら営業活動に加わることもあった中で、2022年には正社員に移行した。

「支店長と部長に勧められたのがきっかけです。3人目の子どもがまだ小学生だったので悩みましたが、給与面を考慮したほか、『新たなステージでキャリアを築いていきたい』という想いが湧いてきたので正社員に復帰することを決意しました」

正社員になって1年4カ月後の2024年4月。村山は東京支店への異動とともに支店長補佐に昇進した。

一人のお客様との出会いが転機に。仕事がうまく回り始め、社内で表彰される

印象深いエピソードとして村山が思い出すのは、パート時代の2019年。業務内容が個人から法人のお客様への営業に変わり、壁に直面したと振り返る。

「当社の全支店の営業が、アイフルグループの商材を中心に扱う法人営業に切り替わりました。それまで電話を通じて個人のお客様に対応していた私は、大手企業の社長との商談などは未経験。同僚たちも同じ状況なので、誰にも相談できずに半年以上悩み続けました。

転機となったのは、ある美容クリニックのコンサルティング会社の社長との出会いです。緊張しながらも私なりに想いを込めて医療ローンをご案内したところ、社長から取り次ぎやバックマージンのご提案を受け、結果的に新たなビジネスモデルを構築できました。のちに社長から『村山さんの熱意に負けたよ』と言われ、うれしかったですね」

これを機に仕事がうまく回り始めたという村山。活躍は社内で評判になり、アイフルグループで活躍した社員に贈られるアイフル・ベストプレーヤー賞の1部門「ハートウォーミング・エピソード賞」を受けた。

「もっとも心温まる対応をした社員が選ばれる賞です。美容クリニックのコンサルティング会社の社長に向けた商談の内容や、今でもいい関係を続けさせていただいていることが評価されたようです。商談では一方的に商材を押しつけるのではなく、お客様が真に求めているものや内なる想いを会話からくみ取り、適切な商材をご提案するように心がけてきました。受賞によって、『子育てをしながら仕事もまだまだ頑張っていいんだ』とあらためて教えられたように思います」

今では大学生と高校生、中学生の3人を育てる村山。こんな考え方で仕事との両立を図っていると言う。

「育児・家事のストレスは仕事で発散できて、その逆もしかりです。私にとってはどちらかだけではダメで、両方があるからうまく生活できていると感じています」

     

頑張りや成果をしっかりと評価してくれる会社で、女性社員たちの手本になりたい

一度退職してパートから再出発し、正社員、そして昇進とさまざまなステージに立ってきた村山。アイフルの企業風土をこう捉えている。

「挑戦のしがいがある会社だと思います。また、パートの立場からも上層部に業務改善の提案などができ、それが実現することもあるので、風通しのよさを感じますね」

当社で働く魅力については、自らの経験を絡め「子育て中かどうかや性別に関係なく、キャリアを築いていけること」と口にする。

「一人ひとりの頑張りや成果をしっかりと評価してくれる会社です。そして、営業活動を通じて社外の方々とやりとりする機会が多く、業界の動向や世の中の情勢に関して知識を広げることができます。一人の人間としてステップアップできていると実感する日々です」

自身の今後にも目を向けて「営業に携わる人材が増えていく中で、可能であれば社員教育を担っていきたい」と話す。

「今は支店ごとに教育していて、その教育内容にはややばらつきがあります。これから一律に質の高い教育を提供するような部署ができたら、教える側として関わってみたいですね。また会社全体をより深く知るため、総務などの業務にも携わっていけないかと想いを巡らせています」

多様な経験を糧として、女性社員たちのロールモデルになることをめざしている村山。

「女性が結婚や出産の有無にかかわらずキャリアを築いていけるということを、身をもって証明していきたいです。私自身がお客様や同僚から頼りにされる存在になることで、女性社員たちの活躍をいっそう後押ししていきたいと思っています」

     
※記載内容は2024年11月時点のものです

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