

【新入社員×教育担当者】OJTを通じて歩むそれぞれのキャリア

新卒入社1年目の社員が多く働くカウンセリングセンターでは、どのような社員教育が行われているのか。
OJT(On the Job Training)制度で指導役を務める入社4年目のYと、共に1年目で教わる立場のK、IがOJTを通じて仕事に慣れる過程や、得た学びを語り合った。
入社後は座学と実務を並行して進め、業務に必要な知識やスキルを身につける

─ 3人とも債権回収を担うカウンセリングセンターの1課の所属ということで、自己紹介をお願いします。
Y:2021年に新卒入社しました。受架電業務、回収の計画立案、お客様に送信するSMSの文面作成を担うほか、係長を補佐するリーダーや新入社員をサポートするメンターとしても活動しています。
K:私は2024年に新卒入社し、お客様の返済相談に応じる受架電が主な仕事です。コンプライアンス担当としての業務もあって、社員から報告された「ヒヤリハット事案」を集計して対策を話し合ったり、コンプライアンス勉強会のテーマを企画したりしています。
I:私も2024年の新卒入社で、同じく受架電を担当しています。また、お客様のご意見を集めて業務改善策を検討しているほか、1課の職場の美化活動も任されています。
─ アイフルのOJT制度について概要を教えてください。
Y:新入社員が実務に携わりながら業務に必要な知識、スキルを身につけていく取り組みです。新卒のほか、キャリア採用や非正規の社員も対象となっており、それぞれのスケジュールで教育を行っています。カウンセリングセンターでは5つの係があり、各係に1人いるリーダーがOJTの指導役を務めるケースが多いです。1人の指導役が2、3人の新入社員を担当し、お客様への対応をロールプレイングで指導したり、業務に関する勉強会を開いたりしています。
─ 新入社員の2人は入社後、どんなプロセスで業務に慣れていったのですか?
K:入社から2週間ほどは、アイフルグループ全体について学ぶ新入社員研修があります。続いて管理推進部主催の座学でセンター内の各部署について学び、途中からは職場で受架電などの実務も並行して進める形で、OJTの指導役の先輩に教わりながら徐々に慣れていきます。
I:現場に出てからは、早く電話対応に慣れることを目指しました。分からないことだらけの中でも、不明点があれば迷わず指導役の先輩に質問し、お客様に対してできる限りスピーディーに、正確にお返事をするように努めてきました。
後輩の指導役を担うことで一人ひとりへの理解が深まり、視野が広がる
─ OJTの指導役として心がけていることはありますか?
Y:3つあって、まずは自分自身が正確、かつ最新の知識を持っておくことです。
次に、相手の理解度を把握すること。一人ひとりの経験や知識レベルに沿った説明をしなければ、相手が理解できずにまた同じ質問をしてくる可能性があります。
最後に、相手が質問や相談をしやすいような雰囲気をつくることですね。私自身が入社当初、不安で周囲によく尋ねていた経験を踏まえてのことで、普段から後輩と頻繁にコミュニケーションをとるようにしています。
─ 指導を受ける側の2人は普段、大切にしていることはありますか?
I:教わった内容はすぐにメモし、見やすい場所にはりつけて頭にたたき込むようにしています。先輩に同じ質問を何度もしてしまうと申し訳ないですし、お互いに時間がもったいないからです。
K:疑問点があればすぐに先輩に質問することです。とくに電話対応中に質問するのをためらっていたらお客様をお待たせしてしまうだけなので、何事も恥ずかしがらずに先輩に尋ね、指示を仰ぐようにしています。
─ OJTを通じて得た気づき、学びを教えてください。
Y:指導役として後輩たちの仕事内容を見ることで、各社員の能力や人柄への理解が深まり、視野が広がったように感じています。
受架電を素早くできる社員もいれば、お客様に丁寧に寄り添う社員、職場の業務改善に向けて積極的に取り組んでいる社員もいます。できない部分を指摘するだけでなく、それぞれの持ち味を褒めながら最大限に引き出し、職場全体としてよりよい仕事ができたらと思っています。
I:あいまいな点を放置しないのが大事だと学びました。あやふやな理解のままお客様に返答し、間違っていた場合は電話をかけ直さなければなりません。そのような事態を防ぐためのOJT制度だと思うので、存分に生かして学んでいきたいです。
K:お客様にも社内の先輩に対しても簡潔に伝えることが重要だと気づきました。丁寧に伝えようとするあまり説明が長引くと、逆にわかりづらくなってしまいます。これはすべてのコミュニケーションに通じる話かもしれません。

OJT制度がもたらす副産物

─ 皆さんが日頃感じている、OJT制度の魅力を教えてください。
I:どんな些細な質問もしやすく、また先輩もその都度親身になって答えてくれるという雰囲気が出来上がっているのは、OJT制度があるからだと実感しています。そのおかげで、私も業務に関するあらゆる不安が解消されました。仮にこの制度がなければ、あいまいな認識のまま自己完結して間違った方向に進みかねないので、やはり必要な制度だと思っています。
K:OJTの指導役の先輩に質問したり雑談したりする機会があることで、コミュニケーションの頻度がかなり増えるので、私自身、職場で孤独を感じずに済んでいます。そしてもちろん、業務のスムーズな遂行にもつながっています。
Y:指導する側としては、後輩たちに日々教えることで自分自身が学び直し、より成長できるのが魅力です。
また、指導したことで後輩から感謝の言葉をもらったり、過去に教えた後輩がその後さまざまな部署で活躍する姿を見たりすると、とても嬉しくて私自身のエネルギーになるんです。これも、OJT制度の副産物なのかもしれません。
─ OJT制度に関して今後、期待することはありますか?
Y:今でも十分に手厚い制度だとは思いますが、全社的に見ると、教育の仕組みや内容は部署によって少し差があるのかもしれません。これからはどの部署やグループ会社でも、新入社員や異動してきた社員がいっそう安心して働ける体制が整えられていくことに期待したいですし、自分も何かしらの貢献ができれば嬉しいです。
そしてOJTを通じて成長した社員は、新しくやってくる新入社員に対して、恩返しのつもりで寄り添い、丁寧に指導していく。そんなよい流れが生まれていったらいいなと思っています。
社員教育や福利厚生が充実し、風通しのよいアイフルで共にチャレンジを

─ OJTで学んだことを生かし、今後挑戦したいことはありますか?
Y:指導役として一人ひとりにきめ細かく教育する役割は私の性格に合っていて、やりがいを感じています。これからどんな仕事に関わるとしても、社員それぞれに向き合って指導していくような役割を率先して担い、後輩たちに頼りにされる存在になりたいとイメージしています。
K:今はまだ新人ですが、来年には後輩たちが入社してきます。これまで必死になってインプットしてきた知識やノウハウを、今度は後輩たちに向けてアウトプットすることで、バトンを繋いでいけたらと思っています。
I:後輩から質問された際には優しく教えられるような先輩社員になりたいですね。私自身がこれまで先輩から丁寧な指導を受け、多くの場面で助けてもらったからです。
そして将来的には、お客様に対応する業務以外を行う部署や、グループ会社も含めて幅広く経験を積み、社会人として視野を広げられたらと考えています。
─アイフルに関心を持っている学生や内定者に向けてメッセージをお願いします。
Y:入社後は本社研修や各部署の研修など手厚い教育制度があり、不安を払拭して大きく羽ばたいていけるような環境が整っています。そんな状況で皆さんが着実にスキルアップし、ゆくゆくは一緒にさまざまな分野でチャレンジしていけたら嬉しいですね。
K:金融業の会社ということで堅いイメージを持っている人がいるかもしれませんが、実際は社員一人ひとりが明るくて、風通しのよさを感じています。社員教育や福利厚生が充実していることも、ぜひ安心材料として捉えてもらえたらと思います。
I:福利厚生で言えば、入社1年目から有給休暇が使いやすいことも働きやすさにつながっています。入社時に10日、2年目以降は年に20日付与されて全社的に取得率が高く、私も申請したものはすべて認められています。
新天地で社会人としての一歩を踏み出すことは誰にとっても不安なものですが、先輩たちがサポートしてくれるので安心してアイフルに飛び込んできてください。