未経験からデータ分析への挑戦。専門スキルを磨きながら描く成長曲線。

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2023年、アイフルに新卒で入社した田中 津々菜。現在、データアナリティクス部に所属し、社内各所からの依頼にもとづいたデータ分析業務に従事している。未経験の分野に飛び込み、成長曲線を描く文系出身者が、工夫を重ねてスキルを身につけてきた道のりや、この仕事ならではのやりがいを語る。

社内各所からの依頼にもとづいてデータを分析。感謝を持ちながら業務に励む。

当社が蓄積してきた膨大なデータの分析を通じて、ローン事業や保証事業、グループ会社のサービスなど、すべての与信モデルの構築に関わるデータアナリティクス部。1課の田中は社内各所から依頼を受け、各種データの分析を進めている。

「私は会長や社長、他部署からの依頼に応じてデータ分析に取り組んでいます。たとえば、カードローン業界で新規・追加融資が低迷する原因を探るために、景気などの外部要因や当社施策の影響を調べるなど、テーマはさまざまです。
『今、起きているこの状況について原因を調べて』という依頼があれば、専用端末でデータを加工、集計し、その数値から傾向を導き出して報告書を作るという流れです。1つのタスクにつき、1~3カ月間ほどかかります。
部の規模としては40人ほどが所属し、うち10人ほどがタイやインド出身と国際色が豊かです」

田中はデータ分析に加え、2024年からは部の予算管理も任されている。

「年間予算を設定したり、毎月の経費を経理部や経営企画部と連携したりしています。予算策定の時期になると、その業務に割く時間がかなり増えますね。
午前9時に出社し18時までの定時まで、データ分析や集計、予算関連などの業務について優先順位をつけて進めています。

職場には自身を含め20代の社員が多く、活気がある中で働いているという田中。仕事を進める上で大切にしていることがある。

「一人でできる仕事はないからこそ、周りの人たちに対して感謝の想いを持ち続けたいと思っています。私は日頃から先輩や上司によく質問、相談をするんですが、皆さん、忙しくても手を止めて丁寧に答えてくれるのがありがたくて。部の役員も気さくに話しかけてくれるなど、若手社員が働きやすい環境が整えられていると実感しています」

「新たなことを一から学べる絶好の機会」。未知の世界に飛び込み、挑戦の日々。

大学時代には、外国語学部で韓国語や朝鮮半島の歴史、文化などを学んでいた田中。就職活動では韓国系企業を視野に入れつつも、業界を絞らずに就職先を探していた。

「食品関連やスポーツ用品メーカーなど幅広い業界を見る中で、しだいに『その企業で働いているのがどんな人たちなのか』を重視するようになりました。

そんな折りに出会ったのがアイフルです。同社を含めたいくつかの会社から内定を受けて迷っていたところ、アイフルの人事担当者が他社への就職を否定することなく、私のキャリアプランを親身に考えてくれたんです。その姿勢から社風のよさを感じ、入社を決意しました」


新入社員研修後は、まずお客様応対のコンタクトセンターとカウンセリングセンターで、計1カ月半、業務を体験した。
データアナリティクス部への配属は決まっていたが、現場のことをより深く知るために現場も経験したのだ。

「コンタクトセンターでは、Webで融資を申し込まれたお客様の審査に携わりました。マニュアルが多く、間違いのないように進めるのに精いっぱいでしたが、当社の基本業務を把握する貴重な時間でした」

1か月半の現場研修が終わり、データアナリティクス部へ本配属されることに。

「海外のグループ会社に関する分析業務もあると聞き、得意な語学を生かせると思って希望しました。また、新卒で入社したので、新たなことを一から学べる絶好の機会。専門的なスキルやノウハウを習得して会社に貢献できたらと考え、未経験ながらデータ分析の世界に飛び込みました。

業務に向けては、データ加工後の集計作業に役立つと思い、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)のExcelの資格を取得しました。当社には社員の資格取得をサポートする制度があって、書籍購入や受験の費用が補助されるので私も活用しました」

自らの提案内容が会社の施策に反映され、効果が表れる。味わった大きな達成感

データアナリティクス部に従事して2年目の田中は、データ分析のスペシャリストをめざして成長曲線を描いている。

「当初はデータを加工する際、想定していたデータが出来上がらないことがたびたびありました。先輩がつきっきりで指導して手を加えてくれて、ようやく完成させられるような状態だったんです。

そこから、先輩に教わったことは必ずメモに残し、次からは自己完結できるように心がけました。また、悩み事があればなるべく早い段階で先輩や上司に相談するようにしています。助言を受けることでより多くのことを学ぶことができますし、想定から大きくそれた報告書を作ってしまう事態も避けられます。

一連の取り組みは実を結んで、作業がうまくいかない場合でも原因や解決策を自ら考えて軌道修正できるようになりました。そして、報告書で論理的に結論を示すためにはどのデータをどういう順序で並べるべきかがわかるようになってきて、手応えを感じています」

アイフルにおいて必要不可欠な、データ分析という仕事。そのやりがいについて田中は実感を込めて語る。

「データから傾向を正しく読み取って論理的に要因を突き止め、各現場に貢献できるような提案をする。そんな仕事には、難しさと共にやりがいも感じています。とくに、私が報告書で提案した内容が会社の施策に反映され、実際に効果が表れているとわかった際には大きな達成感があります。

今思えば、入社から間もない時期に経験したお客様対応の業務は、分析の仕事にも生きています。お客様の審査や債権回収の流れ、現場で使われている規定について理解していると、分析する際に要因の予測などがしやすく、報告書の精度もより高まると思っています」

     

社員の挑戦を後押ししてくれるアイフル、そんな企業風土で思い描くキャリアパス

アイフルという舞台で、向上心を持ちながら日々研鑽に励んでいる田中。企業風土についてはこのように捉えている。

「社員が能力や経歴、実績をPRして、希望部署への異動を申請できるFA制度など、社内の制度が充実しています。それだけではなく、社員一人ひとりの挑戦したい意向をくみ取り、実現を後押ししてくれるような風土の会社だと感じています。

たとえば私の場合、海外志向であることをかねてより上長に伝えていたところ、社内の英会話レッスンの受講者に選ばれ、1年間のプログラムでスキルを磨くことができました。さらに、タイにあるグループ会社の視察に同行し、現地の業務について学ぶ機会を得られたんです」

田中は今後チャレンジしたいこととして、アイフルグループの海外事業に関する分析業務を挙げる。

「データ分析についてはまだまだ勉強が必要だと感じていますが、これからより幅広い分野に挑戦していきたいと考えています。私自身、学生時代から外国語を学んできたという背景もあって、海外事業にまつわる分析業務で自分の力を試してみたいです。ゆくゆくは海外事業部の一員として新たな仕事に携わることも、選択肢の1つとしてイメージしています」

今、同じ部署で活躍する先輩社員を目標にしながら、自身のキャリアパスを思い描く田中。

「データアナリティクス部に配属された当初から私を育ててくれた先輩をお手本にしています。知識が豊富なだけではなく、私が理解できるまで丁寧に、徹底的に教えてくれるなど、周囲への気配りが細やかで、部内からの信頼が厚い人です。

そんな先輩のように私も自らを磨いていき、あらゆる人から頼りにされるような人材になりたいと思っています」

     
※記載内容は2024年11月時点のものです

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