

アイフル開催インターンシップのリアル ~デザイン部門編~

実施内容
今回の課題は「Z世代を対象としてライフカード学生専用カードの*LPメインビジュアル作成してください」というものでした。5日間という短いスケジュールの中で、*ユーザーインサイトを探り、流行の調査やコンセプトの作成を行いました。ユーザーの深層的な欲求をそれぞれが考えたビジュアルを使って表現し、最終日に発表しています。
~スケジュール~
1日目:ターゲット分析とコンセプトワード制作
2日目:イメージボード、コンセプト制作
3~4日目:メインビジュアル制作
5日目:発表と全体フィードバック
1日目はインサイトについての講義を受け、ターゲットであるZ世代についてメンバー全員で流行を深掘りします。YouTubeやTikTokなどのSNSから流行を探り、Z世代の深層的な欲求を言語化したものをもとに、ビジュアル作成の軸となるコンセプトワードを作成しました。
2日目は、初日に作成したコンセプトワードに沿って、実際に作り上げたいイメージをスクラップし、制作物を明確にしました。イメージボードを作成することで、ビジュアルの方向性がより明確になったと思います。
3日目からはビジュアルの制作に専念しました。制作物がフィードバックを受けるたびにどんどん良いデザインに進化していくのを見て、学生の吸収力と対応力に非常に驚きました。デザイン面だけでなく、思考力も高く、学生ならではの若い感性が発揮される中で、わたしたちも何度もハッとさせられるようなシーンがありました。
*インサイトとは消費者の行動やニーズに影響を与える隠れた心理や要因のこと
* LP(ランディングページ)とはユーザーのアクションを誘導することに特化した商品・サービスの紹介ページのこと

それぞれが考えたメインビジュアル
最終日には、実際に作成したメインビジュアルについて、多くの社員の前で発表を行いました。離れた東京分室の社員も画面越しで見守りました!
ターゲットの分析はグループで行いましたが、キーとなるZ世代の欲求については、それぞれが独自の定義をしていました。また、学生向けライフカードには、海外での利用時にキャッシュバックを受けられる特典があり、その「強み」とそれぞれが定義した「Z世代の欲求」を掛け合わせたメインビジュアルをプレゼンテーションしました。よく考えられた細かいビジュアルのポイントに感嘆の声が上がる場面も!
発表後はそれぞれプレゼンテーション方法やビジュアルについてフィードバックが行われました。
(参加者が考えたメインビジュアル)

おわりに
今回の参加者の皆さんから次のような声が寄せられました。
「インサイトから考えるのは初めてでした。これまではターゲット情報が初めから絞られていたため、今回の経験は非常に貴重でした。」
「会社のイメージとして、金融系でお堅いイメージがあったが、インターン前に会社説明会があり、会社やビジネスモデルの説明聞くことができ安心しました。また、執務室はとても暖かい雰囲気で社内掲載のポスターなど、面白く柔らかいデザインが多かったことに驚きました。」
「交通費や宿泊費の手当もあり遠方からでも参加することが出来ました。学びも多く、何より楽しかったので後輩にもぜひ勧めたいです。」
「柔軟な会社であることを知り、その時代に合った様々なことを深堀りして提案することができると思いました。」
このインターンシップでは、ユーザーの深層的な欲求に応えるデザインを追求し、インサイトを基にしっかりと考え抜きました。
作品創りではなくビジネスデザイナーとして、深く洞察しビジュアル制作をするよい機会になったと思います!