クレジットカードを払えないとどうなる?滞納時のリスクや払えないときの対処法を解説
クレジットカードの利用代金を払えないと、遅延損害金の発生や利用代金の一括請求、財産の差押えなど、さまざまな影響が出る可能性があります。
払えないとどうなるのかを理解したうえで、引落日までにお金を準備できないとわかったら早めに対応することが大切です。
本記事では、クレジットカードを払えない場合に起こり得る事態や払えないときの対処法、払えず困ったときの相談先について解説します。
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クレジットカードの利用代金を払えないとどうなる?
クレジットカードの利用代金は、クレジットカード会社が定める引落日に銀行口座から引落されます。銀行口座の残高不足でクレジットカードの利用代金を払えないと、以下のようなことが起こる可能性があります。
- 利用停止によってクレジットカードが使えなくなる
- 遅延損害金が発生する
- 支払いに関する案内や督促状が届く
- 延滞情報が信用情報機関に記録されて借入審査に影響する
- 強制解約により利用代金を一括請求される
- 財産を差押さえられる
クレジットカードの利用代金を払えないとどうなるのか、以下でそれぞれ詳しく解説します。
①利用停止によってクレジットカードが使えなくなる
クレジットカードの支払いが遅れると、クレジットカード会社によって利用が停止されます。利用が停止されている間、クレジットカードは使えません。
利用が停止されると買い物をするときにクレジットカードで払えないだけでなく、光熱費や携帯電話代、公共料金などを普段クレジットカードで支払っている場合も利用停止中は支払いができなくなります。
利用停止になるタイミングはクレジットカード会社によって異なり、支払遅延が発生した後すぐに利用停止になる場合もあれば、支払日の数日後に利用停止になる場合もあります。
クレジットカードの利用が停止された場合でも、支払いを済ませれば一般的に利用停止が解除されて再びクレジットカードを使えるようになります。
ただし、クレジットカード会社が支払いを確認してから利用停止が解除されるので、支払ってから利用停止が解除されるまで数日かかる場合があります。
②遅延損害金が発生する
支払いが遅れると一般的に遅延損害金が発生します。遅延損害金はクレジットカード会社が定める割合をもとに計算します。
- 遅延損害金=利用金額×年率÷ 365日×延滞日数
クレジットカードの利用代金が払えず遅延損害金が発生すると、本来の支払分に加えて遅延損害金も支払う必要があり負担が重くなります。
遅延損害金は支払いが遅れた日数に応じてかかり、支払いが遅れるほど金額が上がって負担が重くなるので注意が必要です。支払日に払えなかった場合でも、遅延損害金が増えないように少しでも早く支払いを済ませることが大切です。
クレジットカード会社によっては支払日に払えなかった場合でも、すぐには遅延損害金が発生しないこともあるので、払えなかった場合はクレジットカード会社に照会して相談するようにしましょう。
③支払いに関する案内や督促状が届く
支払いをしないままにしていると、クレジットカード会社から支払いに関する案内や督促状が届きます。
一般的に案内や督促状には、支払金額や遅延損害金の額、問い合わせ窓口の連絡先などが記載されています。案内や督促状が届いたら、すぐに連絡して対応するようにしてください。
また同居している家族がいる場合は、クレジットカード会社から案内や督促状が自宅に届くと、支払いができず困っていることを家族に知られる可能性があります。
④延滞情報が信用情報機関に記録されて借入審査に影響する
支払いがされない期間が長くなり、支払日の翌日からおよそ61日以上または3ヶ月以上が経過すると、一般的にその情報が信用情報機関に登録されます。
信用情報機関とは、借入れや返済の状況など各個人の信用情報を登録・管理するための機関です。信用情報機関に登録されている各個人の信用情報は、ほかの金融機関も確認できます。
支払遅延に関する情報が信用情報機関に登録されて、ほかの金融機関も確認できる状態になると、借入れやクレジットカードの作成のために今後審査を受ける際、審査に通りにくくなる可能性があります。
支払遅延に関する記録が信用情報機関に登録された場合、その記録は数年間残るためすぐには消えません。自分の信用情報がどうなっているか、気になる場合は信用情報機関に照会して確認するとよいでしょう。ご自身の信用情報であれば照会・確認が可能です。
⑤強制解約により利用代金を一括請求される
一般的に支払遅延の状態が1ヶ月~数ヶ月続くと、クレジットカードは強制解約になります。
利用代金を払えないまま何日経過すると強制解約になるのかはクレジットカード会社ごとに異なりますが、強制解約になると借入残高を一括で返済しなければいけません。
支払期日を迎えていない利用代金も一括で請求され、リボ払いや分割払いにしている分もまとめて支払う必要があります。
強制解約になったクレジットカードは利用できません。そのクレジットカード会社でクレジットカードを再発行することも難しくなります。
⑥財産を差押さえられる
一括請求にも応じずに支払わないと、クレジットカード会社が訴訟を起こして財産を差押さえられる場合があります。
債権者が債務者の財産を差押さえる場合、裁判所に申立てをすることで動産や不動産、債権などを差押えることが可能です。差押えができる財産には給料や預金も含まれます。
給料を差押さえる場合、差押えが可能な給与額は原則として手取額の4分の1までです(※)。ただし手取額が高額な場合は4分の1を超えた額を差押えることができます。
学生がクレジットカードの利用代金を払えない場合は?
クレジットカードの利用代金を払えないとどうなるのか、支払いが遅れた場合に起こる可能性があることは社会人でも学生でも基本的に同じです。
前述のとおり、支払いが遅れるとクレジットカードの利用が停止されたり遅延損害金が発生したりする可能性があり、強制解約や財産の差押えが実行される可能性もあります。
学生が支払遅延を起こした場合、親に通知が行って支払遅延を知られることを心配する人もいるかもしれませんが、親が保証人になっていない限り、親に通知が行くことはありません。
またクレジットカードの支払いを滞納した場合でも、奨学金が支給停止になったり、就職活動に影響したりすることはありません。学生がクレジットカードの支払いを滞納しているかどうか、採用活動をしている企業が知ることはできないからです。
ただし、クレジットカードの利用代金を払えず破産手続きをした場合、破産手続き中は弁護士や司法書士など特定の職業には就けなくなります。
クレジットカードの利用代金を払えない場合の対処法
クレジットカードの利用代金を払えないときの対処法は主に以下の4つです。
- 支払日前に支払方法をリボ払いや分割払いに変更する
- クレジットカード会社に連絡して相談する
- 支払いに充てるお金を調達する方法を検討する
- 弁護士に相談して債務整理を検討する
クレジットカードの支払いができず困った場合は、以下で紹介する対処法の内容を確認して早めに対応するようにしてください。
① 支払日前に支払方法をリボ払いや分割払いに変更する
多くの場合、クレジットカードの利用時に1回払いを選択していても、あとからリボ払いや分割払いに変更できます。
支払日にお金を用意できそうにない場合でも、支払日を迎える前にリボ払いや分割払いに変更すれば、1回あたりの返済金額が小さくなって無理なく返済できる場合があります。
一般的に、リボ払いや分割払いに変更できる期限がクレジットカード会社ごとに決まっているので、返済方法を変更する場合は変更期限を確認するようにしましょう。
②クレジットカード会社に連絡して相談する
支払期限までに払えない場合、クレジットカード会社に連絡すれば相談に乗ってもらえる場合があります。
リボ払いや分割払いへの変更時期が過ぎている場合でも変更に応じてもらえる可能性や、ボーナス一括払いへの変更に応じてもらえる可能性もあるので、クレジットカード会社への相談は早めに行うことが大切です。
支払期限に払えず支払遅延を起す前にクレジットカード会社に連絡しておくことで、事態がさらに悪化するのを防ぐことができます。
③ 支払いに充てるお金を調達する方法を検討する
支払日にクレジットカードの利用代金を払えないと思われる場合でも、何らかの方法で支払日までにお金を準備できないか、検討してみましょう。利用代金を払えないときの対処法としては、たとえば以下のような方法が挙げられます。
- 不用品をフリマやネットオークションなどで売って現金化する
- 勤務先に従業員向けの貸付制度や給料前払制度がないか確認する
- 家族に相談してお金を貸してもらう
売ってもよい不用品がないか、勤務先で利用できる制度がないか、まずは確認してみるとよいでしょう。
④ 弁護士に相談して債務整理を検討する
どうしても支払いができない場合には、債務整理を検討することになります。債務整理とは、裁判所へ申立てを行ったり債権者と交渉したりして借金を減額・免除する手続きです。
債務整理にはいくつかの種類があり、任意整理・個人再生・自己破産などがあります。
任意整理とは、債権者と交渉して返済金額の圧縮や返済期間の猶予を目指す手続き、個人再生とは、裁判所に申立てることで持ち家などの資産を保持したまま借金を最大90%減額する手続きです。
自己破産は、裁判所に申立てることで原則すべての借金を免除してもらうことができますが、所有する財産の多くを処分しなければいけません。
任意整理・個人再生・自己破産のうちいずれを選択すべきかは状況によって変わるので、クレジットカードの利用代金を払えないときの対処法として債務整理を検討する場合は、専門家である弁護士に相談するほうがよいでしょう。
クレジットカードの利用代金が払えない場合にやってはいけないこと
支払いができず困った場合、誤った対処法で対応するとかえって問題を大きくしてしまう場合があります。クレジットカードの利用代金を払えない場合でも、以下のことはやってはいけません。
- クレジットカード会社からの連絡や督促の無視
- ショッピング枠を使った現金化
- 違法業者からの借入れ
クレジットカード会社からの連絡や督促の無視
督促を無視して支払遅延の状態が続くと、遅延損害金が膨れ上がったり信用情報機関に情報が登録されたりする可能性があります。
支払いをしないまま放置すれば裁判になって財産を差押さえられる可能性もあるので、クレジットカード会社からの連絡や督促を無視してはいけません。払えない場合は、少しでも早くクレジットカード会社に連絡して相談することが大切です。
ショッピング枠を使った現金化
クレジットカードで買い物をした後に、購入商品を現金化業者などに買取ってもらって現金を得る方法は、一般的にクレジットカードの現金化と呼ばれます。
クレジットカードの現金化によって得た現金を、クレジットカードの支払いに充てることは絶対にやってはいけません。クレジットカードの規約に違反する行為であり、発覚すると規約違反でクレジットカードが強制解約される可能性があります。
クレジットカードで購入した商品をすぐに売却して、得た現金を引落日の支払いに充てると、その引落日には支払遅延にならずに済むかもしれません。しかし、購入した物の代金が引落される次の引落日には支払いに困ることになります。
違法業者からの借入れ
貸付を行っている業者によっては、「審査なし」や「審査が甘い・緩い」といった甘い謳い文句をネット上や広告に掲載している場合があります。
しかし、貸金業を営む業者が貸付を行う場合、審査を行うことが貸金業法で義務付けられています。「審査なし」や「審査が甘い・緩い」などと書かれている場合は違法業者の可能性が高いので注意が必要です。
違法業者から借りると、法外な請求を受けたり、執拗な取立てにあったりしてトラブルに巻き込まれる可能性があります。
クレジットカードの利用代金が払えないと、甘い謳い文句に誘惑されそうになる人もいるかもしれませんが、借入れをする場合は正規の貸金業者から借入れをするようにしてください。
計画的・効率的な返済を進めるためにカードローンの利用も検討しよう
クレジットカードの利用代金を払えそうになくて一時的に困った場合は、審査に通って借入れができれば、カードローンのご利用も検討しましょう。
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※2アイフルをはじめて利用する方で、無担保キャッシングローン(キャッシングローン、SuLaLi、ファーストプレミアムカードローン)を利用する方が利用可能です。
※3ご契約日の翌日から30日間が適用期間となります。お借入れの翌日からではありませんので、ご注意ください。
※4 本シミュレーションの結果は、本日をお借入日とした場合の参考値です。目安としてご利用ください。
クレジットカードを払えないときは早めの行動・相談が大切
クレジットカードを払えないときにどうなるのかは、早めに対応するかどうかで変わる可能性があります。事態を悪化させないためにも、クレジットカードの利用代金を払えないときには早めに対応することが大切です。
支払日を迎える前に返済方法をリボ払いや分割払いに変更したり、クレジットカード会社に連絡して相談したりするなど、払えないときの対処法にはいくつかの方法があります。
支払いが遅れそうな場合は、まずはどのように対応すべきなのか検討するようにしてください。
支払いに困った場合、間違ってもクレジットカードの現金化や違法業者からの借入れはやってはいけません。クレジットカードを利用する際は、支払いに困ることがないよう、計画的に利用するとともに利用金額はこまめに確認するようにしましょう。